自分は、節電には自信があったのだが、ワットチェッカーを買ったら、無駄な電力が年間148kwh(3404円)もあることが分かった。というわけで、東京電力に電気料金としてくれてやるよりも、節電機器を買う事にした。
ワットチェッカーは、計ってしまうとあとは使わないので図書館でタダで借りれるようにしてほしい。まぁワットチェッカーの値段以上に節電が出来る事が分かったので、別にいいのだが...ちなみに全国の図書館は2800館ほどある。そこに1館あたり30台入れるとして、2540円のワットチェッカーを全国に配布すると2億1336万円程度である。節電するのならば、この程度の予算、つけてもいいと思うのだが...
- ワットチェッカー(TAP-TST8:2540円)
早速PC周りを測ってみた。
PC関連
1.Mac mini(early 2009)
- 稼働率( 3%):18.0w(無線LAN起動時:20w)
- 稼働率(100%):36.0w(無線LAN起動時:38w)
- 無線LAN消費電力: 2.0w(無線LANをオフにすると2w減る)
- スリープ : 1.4w
- 電源OFF : 0.8w
2.モニタ EIZO L557(17インチ)
3.ネットワーク機器(処理負荷にかかわらず一定の消費電力)
- ADSLモデム : 7.2w(NEC製)
- 4ポートハブ : 1.8w
- 合計 : 9.0w
4.アクティブスピーカー:Logicool R15 2w×2)
5.iPadの充電アダプター
6.スイッチタップ
AV機器
1.液晶テレビ
・シャープ:LC20E7 2010年製:蛍光バックライト/20インチ
- 明るさ(最低):26.0w(仕様:55.0wに対し、設定で53%節電できている)
- 電源OFF : 0.0w(計測できない)
・東芝:22RE1 2010年製:LEDバックライト/22インチ
- 明るさ(低い):26.0w(仕様:61.0wに対し、設定で57%節電できている)
- 電源OFF : 0.0w(計測できない)
照明
私の部屋
1.間接照明:20.0w → 4.0w化(夜間照明)
2.通常照明:14.4w/23.0w(暗い/明るい)
水槽
1.ライト :25.0w → 16.0w → 9.0w(要電気工事:3年で元が取れる)
2.フィルタ:10.8w → 4.0w(3年で元が取れる)
電力の無駄(年間148kWh:3404円)
1.照明の無駄(20w→4w:年間47kWh節電/1081円節約)
- 間接照明
- 16wの節約(20w→4w)
- 夜間の間接照明(白い天井に照明を向けて反射させている)として使っていた照明器具が20wと高い消費電力であることが分かり、4w程度のLED電球に取り替える予定。自分は、夜は暗い照明でないと疲れてしまうのでそうしている。これで16wの節約
- 購入予定の機器
- ヤザワ:ブラケットライト(E17:1320円)+LED電球(250lm/4.3w:1330円)
2.水槽の無駄(35.8w→13w:年間101kWh節電/2323円節約)
- 水槽の照明(1日12時間使用)
- 16wの節約(25w→9w)
- さらに水槽の照明にも無駄があり、蛍光灯を1本しか使っていないのに25wも消費していることが分かった。安定器が7w程度、電力を消費していることが分かる。これもLEDに取り替える予定、LEDに取り替えることで9w節約。水槽の照明は1日12時間使っているので、9wでも大きい。安定器を取り外して、さらに7w節約(要電気工事)
- 水槽のフィルタ(1日12時間使用)
- 6.8wの節約(10.8w→4w)
- 消費電力10.8w(50Hz)の奴 NISSO スライドフィルタ600
- 本当は生物濾過をしようとしたのだが、思いの外、植物の成長が遅く、金魚が2匹も死んでしまったので、ろ過装置を起動させることにした。消費電力を計って分かったことは、照明の無駄を省けば、ろ過装置を動かしても、節電できることが分かった。現在のフィルターはスイッチタップを介して夜は止めて半日駆動にしている。(夜は、金魚も水流がない方がよく眠れると思う)うちの水槽は60cmなのだが購入予定のフィルターは45cmタイプのものを使う。15cm分は生物濾過で対応したい。この上のランクだと消費電力が8wになってしまって節電が大してできない。(長時間使用する機器は1ワット刻みで節電する)
- 水槽の場合
- 従来:照明(25.0w)+フィルタ(10.8w)=35.8w×12時間×365日
=156.8kWh
- 将来:照明( 9.0w)+フィルタ( 4.0w)=13.0w×12時間×365日
= 56.0kWh
- LED照明(9.0w)+フィルタ(4.0w:45cm水槽用)にすることで、13wにすることを検討している。これによって、64%節電になる。フィルターを使わず、蛍光灯照明のみの25wと比べても13wは48%節電になる。コストはLED蛍光管(9.0w)が3000円程度し、ろ過装置(4.0w)が4000円するので、合計7000円と高い出費だが、このプランだと、年間157kWh消費する水槽関連の電力消費が56kWhとなり、年間101kwh節電(2323円)できるので、3年程度で元が取れる。驚いたのは、一生懸命、節電していたつもりなのに、年間101kWhも無駄があったという事。それも、フィルタを使った状態で出来るのは驚きだった。
自分の家は、月平均160kWh使っているのだが、この節電プランによって、月148kWhに出来そうだ。梅雨があけたら暑くなってくると思うので、エアコンの節電についても検討する。ワットチェッカーを使うと分かるのは、ハッキリと数字でわかるので、今何をどれくらい使っているのか明確になることだ。そうすると、こまめに電源を切るようになる。あと、テレビは設定で仕様に対し、50%以上節電できるとか、そういう仕様に書かれていない電力消費が分かることがワットチェッカーを使うメリットといえる。