1.2004年から地球は地震の活動期に入った
- 世界中でM6以上の地震が2004年から増えている。
- 地球は地震の活動期に入った。スマトラ沖地震が起きてから、世界中でM6以上の地震が急激に増えています。日本でも、2004年を境に大きな地震が増えているのです。しかも、それは大飯原発の耐震性能を超えているのです。
2.原発の耐震性能を超える地震が2004年以降立て続けに起きている
- 2004年以降の日本の巨大地震
- 新潟県中越地震 :2516ガル(2004年)
- 岩手・宮城内陸地震:4022ガル(2008年:観測史上最高/世界最大)
- 東日本大震災 :2933ガル(2011年)
- 問題は、この地震の規模が原発の耐震性能を超えている事である。
- 福島第一原発 : 600ガル(設計基準:実際には460ガルで壊れた)
- ストレステスト : 700ガル(近年の地震に対し、あまりにも過小な基準)
- 大飯原発 :1260ガル(3〜4号機 耐震性能)
3.過去に学ばない野田政権
- つまり、2004年の新潟県中越地震の時に壊れた柏崎刈羽原発事故の時に観測された2516ガルという地震動の大きさが日本の全ての原発の耐震性能を超えている事実をもって、全ての原発を停止し廃炉するべきだった。もし、それができていれば、東日本大震災の時にこのような事態にはならなかった。問題は、現在の政府が2004年の時と同じ過ちを犯そうとしていることです。耐震性能の足りない原発を動かそうとしているのです。それがどういう意味を持つかは、福島第一原発事故を見れば分かります。
4.原発再稼働がもたらす最悪の事態
- 十分な強度がなければ、当然、壊れます。そうなればどうなるかは現実が示しています。
- 福島第一原発3号機爆発
- しかも、大飯原発の場合は、被害は福島の10倍以上になることが予想されます。というのは、福島第一原発の時には90%の放射性物質は海に落ちました。しかし、大飯原発では違います。そのほとんどが日本の本州に落ちるのです。
- 風下には、9000万人もの人がいて、沢山の人が被曝することでしょう。同時に土地も海も汚染され、漁業も農業も破綻し、食料が自国で調達できなくなります。しかも、工業地帯に放射性物質が降り積もりますから、ほとんどの工業製品が売り物にならなくなり、外貨も調達できなくなる。つまり、確実に日本の経済は破綻します。このように想定されるリスクから言って、経済のためというのならば、原発を止めるべきなのです。
5.原発再稼働よりも節電や産業転換こそするべき
- 日本は火力発電と水力発電の出力が十分にあるので、原発はすぐに停止できる。今、日本がするべきなのは、全国規模の節電です。その節電も単なる我慢ではなく、LEDや断熱ガラスなどの技術を使った節電や、鉄が要らない技術(鉄筋の要らない新しいコンクリート)や、それを代替する技術(プラスチックを高強度化する技術)を用いることで、電力をあまり必要としない社会を作ることです。その技術のいくつかを紹介しましょう。
- LEDによる節電で900億kWh節電
- 日本の消費電力の16%(1506億kwh)が照明に使われています。
- 家庭部門: 382億 kWh
- 業務部門: 891億 kWh
- 産業部門: 233億 kWh
- 合計 :1506億 kWh
- LEDは、蛍光灯と発光効率(100lm/w)はだいたい同じですが、大抵の照明は、照明の直下180度程度を照らせば良いのですが、蛍光灯は、360度照らしてしまいます。つまり、使わない方向にも光を出してしまっているのです。これにより、50%の光が無駄になっています。さらに蛍光灯は発光するのに安定器というものが必要で、これが蛍光灯の電力消費を30%程度あげています。これを比較しますと、以下のようになります。
消費電力 | 安定器 | 合計 | |
蛍光灯 | 18W | 5W | 23W |
LED | 9W | なし | 9W |
- LEDは光を無駄な方向に照らさないので、半分の光量でよく、蛍光灯のように安定器も必要ないので39%程度の電力で同等の照明効果が得られます。つまり、現行技術でも6割程度節電できるのです。その節電効果は、1506億kWh×61%=919億kWhにもなります。つまり、LEDを普及させるだけで日本の10%の電力を節電できるのです。
- 鉄鋼を超える強度を保つシート状汎用プラスチック
- 整列したナノ結晶をダイヤモンド同等強度を持つひも状分子が結ぶ
- http://moriyama.com/node/2010/04/20/2581
- CO2エコストラクチャー(寿命1000年のコンクリート、強度も2倍)
- 鉄筋のいらない軽くて硬いコンクリート
- ・通常コンクリート :55kN
- ・CO2エコストラクチャー:95kN
- コンクリートは強度を増すために鉄筋が必要だけれども、このコンクリートは硬くて軽いので、その鉄筋が要らない。しかも二酸化炭素を充填して作るので大気中の二酸化炭素が減るのだ。
- 発電効率40%以上の集光型太陽電池(テストをした後、量産する体制に入るという)
- 1wあたり1ドルを切るコストで導入できるということは、日本の年間日照量(1000時間)で計算すると4円/kWh以下という事である。(20年間)
- 鉄鋼産業は困るけれども日本は困らない。むしろ、電力を沢山必要としない社会を作れば、エネルギーの節約となり、同時に自然エネルギーを普及させることで、エネルギー自給率を高め、内需経済ベースで日本は十分やっていける。原子力がないと日本が困ることはない、ウランは有限な資源であり、その内、尽きる。核燃料サイクル技術も破綻しているし、核廃棄物の処理もちゃんとできない。だから、原子力はどっちにしろ捨てなければいけない技術です。よって、そういうものがなくてもやっていける技術を確立するべきであり、同時に、それは、すでに日本にはあるのだ。つまり、原発など日本にはいらない無用の長物なのです。日本は、原子力がないから困るのではない、原子力があるからこそ困るのです。(現実を直視するべきです)
6.原発再稼働という、この愚かな決定を覆そう
- こんな問題の多いものは早くやめて、新しい国を作りましょう。そのために今日、6月29日午後6:00から首相官邸前デモがあります。来れる方は来てください。
- 6月8日:4000人 → 6月15日:11000人 → 6月22日:45000人
6月29日のお天気(国会議事堂 WeatherNews:国会議事堂前)
原発再稼働許すな!首相官邸前抗議/緊急拡散ツイートキャンペーン
日付 :毎週金曜日(いつもそうだから)次は6月29日(金)
時間 :午後6時より(8時に終了)
天気 :Tenki,jp:東京の天気予報
ブログ :http://twitnonukes.blogspot.jp/
ツイッター:https://twitter.com/#!/twitnonukes
場所 :首相官邸前(国会記者会館前)
交通 :千代田線:国会議事堂前駅 出口3番
南北線 :溜池山王駅
大阪:
【日時】毎週金曜日(いつもそうだから)次は6月29日(金)
【場所】関電本社前(大阪府 大阪市北区中之島3