SKY NOTE

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2012.6.15 首相官邸前 原発再稼働抗議デモ 演説 

昨日は、YouTubeに6月15日の首相官邸前の11000人のデモ参加者が集まった原発再稼働反対デモの演説をmp4にエンコードして、YouTubeにアップロードしてました。

ドラクエ風に言うと...
 すかいまうすは、16ぎがばいとのえすでぃめもりかーどをそうびした。
 90ぷん、ろくができるようになった。
 すかいまうすは、だつげんぱつどうがをゆーちゅーぶにあっぷろーどした。
 ゆーちゅーぶは、さいかどうはんたい!のじゅもんをとなえた。

 のだブタに11000ポイントのダメージ!

 にほんのみんしゅしゅぎのれべるがひとつあがった!

ジョークはここまでにして、録画した映像を紹介したいと思います。

まずは、11000人参加した事を示す動画、組織動員のない普通の人々が1万人以上、原発再稼働反対のために集まった事実、テレビや新聞では全く報道されなかった内容でした。1万人以上のデモを民放のみならずNHKも新聞(赤旗を除く)も報道しなかったということで、日本のマスコミが腰抜けだということをまざまざと見せつけてくれました。この動画から明らかになったことは、マスコミは、民衆にとって重要な事実を伝えない(間接的なウソを言う)ことがあるということでした。

この動画を撮ろうと思ったのは、演説が終わった後も、多くの人が「再稼働反対!」と言うところをみて、「これは...」と思い、これを記録しておかねばなるまいと思い、カメラを向けました。(演説でSDメモリカードが一杯になってしまってので、予備のSDメモリカードに入れ替えて、急いで録画したのが、この動画です)途中で終わってしまったのは、予備のカードの空きメモリが足りず、メモリがいっぱいになってしまったから。

2012.6.15 首相官邸前 原発再稼働反対デモ演説 Vol.1
 00:00 子連れの女性(手書きのプラカード:「げんぱつ はんたい」
 01:54 漫才風の青年(ギャグはいってる:漫才風)
 03:06 マスクの男性(ギャグ入っている:イヤミのシェー)
 04:45 日本共産党 笠井 亮氏 衆議院議員(再稼働について批判)
 07:15 チェルノブイリの時に生まれた女性

まず最初にこの動画を持ってきたのは、このデモの目的は、「子供を守る」ことだと思ったので、子供と一緒の母親の演説を最初に持って来ました。YouTubeの動画コメント欄にはインデックスがあって、時間の部分をクリックすると、演説をした人毎にインデックスが飛ぶようになっています。

子供の持っている手書きで「げんぱつ はんたい」と書かれているプラカードを読んだ時、私はこう思いました。自分たちは大人として何と愚かなことをしてしまったのかと、子供の命を危険にさらす事をしてしまった。原発についても、昔から「日本人に核の管理は無理、考え方が甘いから」といっていた自分が、同時に多重に防護しているだろうから、多分、大丈夫「だろう」と思っていた。それが非常に甘かった、現実を知らなかった自分を悔いました。知った上は、徹底的に反対しなくてはと思いました。

2012.6.15 首相官邸前 原発再稼働反対デモ演説 Vol.2
 00:00 68歳の女性    悲惨な知人の惨状から原発反対
 02:24 サラリーマンの人 「外国の友人から言われて恥ずかしい」
 05:45 藤波心さん    「今の日本の動きは本当にオカシイ...」

この動画で印象的だったのは、冒頭の68歳の女性の話で、原発事故がどれだけ人々にストレスを与えているか如実に示すものでした。その次に来るのが海外の人と仕事をしているサラリーマンの方でボディランゲージが上手で、「日本は、まだ原発やってんの?」と海外の人に言われるのが「一番恥ずかしい」という話で、国に誇りを持つということは、自分の国が間違ったことをしている時に恥ずかしいと思うことなんだなと感じました。最後に来るのが藤波心さんで、アイドルの方なのですが、16歳と若いのにしっかりした物言いで「今の日本の動きはオカシイ」とハッキリとオカシナことにオカシイといえる点に好感がもてました。そういう彼女の主張に「社会を知れ」というバカな大人がいる事が恥ずかしいです。第一、この原発事故そのものがオカシナことをオカシイという人間を黙殺してきた結果なのですから、被曝したことに文句を言っている人は、彼女の勇気を賞賛するべきであって、勇気のない情けない自分をカムフラージュするための「社会をしれ!」などという屁理屈を言うべきではない。大人が彼女のようにハッキリと悪いことを悪いとハッキリ言う勇気がなかったからこそ、この原発事故は起こったのです。その反省もなく、彼女に「社会をしれ!」などと言った輩には、「恥を知れ」と言いたいですね。そういう人間は、社会を知っているのではない、社会に迎合しているだけだ。迎合し、不正に加担してきただけだ。それを「社会を知れ」だとふざけるな!自分と同じにように迎合しろと子供に言うなど、愚の骨頂。その主張そのものが社会悪そのものではないか。本来であれば、間違ったことをする人間を、皆で批判しなければいけない、その責務を放棄した結果が、この原発事故ではないか、その反省のない人間は、社会を知っているのではなく、その不正な社会に迎合ししてきただけだ。偉くもなんともない、ただ情けないだけではないか。勇気ある者を賞賛し、皆で守ることが大事であり、非難することはかえって、彼らを危険にさらす。多くの人の支持がバックに付いていると思えば、彼らも容易には手は出せまい。

2012.6.15 首相官邸前 原発再稼働反対デモ演説 Vol.3
 00:00 太ったにーちゃん 「聞けー!」(気合はいってる)
 01:50 山本太郎氏(俳優)「生きてたい!」

この2つの主張は、どちらも率直な意見です。最初の太ったにーちゃんの「聞けー!」という第一声には「おおっ」と思いましたが、黙ってデジカメ持っていました。気合が入っていて、再稼働反対に気合が入るというか、元気が出るものがありました。こういう意見て大事ですよね。内容は、その勢いとは裏腹に繊細なものでした。次は、俳優の山本太郎氏で原発に反対を訴えたために仕事を干されてしまった人ですが義を重んじる人間を馬鹿にする社会よりも、賞賛し盛りたてる社会こそ、良い社会です。彼をバカにする人は、悪い社会に加担しているのです。私達が原発マフィアを倒した時、彼は再び返り咲けることでしょう。彼のイメージは、これで悪くなるどころか、よくなりました。義を軽んじる人間が不正を助長するのです。その結果が、原発事故だということを私たちは肝に銘じなければいけません。

2012.6.15 首相官邸前 原発再稼働反対デモ演説 Vol.4
 00:00 ロン毛の青年  今の総理は国民の為の政治家に非ず
 03:48 帽子のおじさん ごく平凡な日常の生活ができない...
 05:11 千葉麗子さん  野田がダメなのも、もうわかってる
 07:38 3人の子供の母 安全に最後まで命を全うさせてあげたい
 10:28 眼鏡の女性   サリンよりも酷い事をしようとしている

冒頭のロン毛の青年の批判は鋭く「過酷事故が起きたら、生活どころか、生命が損なわれますよ!」という言葉には、もっともだと思いました。その後の「ベンアリ、アサド、カッツァーリー、野田」と独裁者の列席に野田首相が入っている点にも共感が持てた。野田首相は表面的には腰が低いように見えて、実際は、自分の決めた方針を周囲の反対を押し切って進めている。私の祖母も同じだったので分かるが、こういう人のオカシナ所は、所詮は自分の為でしかないことを、さも人のため、皆のためと主張し、正当化することなのだ。子供の頃の私は、そこがオカシイと思いつつも、自分よりも遥かに有能な兄などがそれを認めていたため、自分には、なにか理解できないハイレベルな正しさがあるのだろうと思ったが、それが大人になって単なるエゴでしかなかったと分かった時にはショックでした。私がそれが分かったのは結果を客観的に見て、他人が、その方針によって実際に不幸になっており、人が不幸になることが正しいというのは間違いということでした。そして、祖母の目的が人のためではなく、単なる自分が状況から逃げるためであることも、大人になった私には分かりました。そうやって逃げることを正当化してきた人間は、いつしか、それが正しいことのように錯覚し、それが他人のためにもなると勘違いするようになる事もわかりました。そして、周囲は、それで利益を得る場合、その利をもって支持しているだけだと分かった時には「酷いことだな」と思いました。そういう「利」によって「義」が軽んじられるのです。これと同じ構図が、今の日本にも当てはまります。野田首相の言っている「皆のため」という主張を「私のため」に置き換えると、彼の言葉の意図が正確になります。そして、それを支持するマスコミは、その彼の主張によって、自分たちの「嘘の報道」(不義)を追求されないという「利」があるのです。そうやって彼の独裁は成立しているのです。利でつながった者たちによって...彼の独裁とは、彼の品格の低さがそのまま現れたものです。このような品格も微塵もない総理は、即刻退陣するのが正しいのです。ロン毛の青年の鋭い批判を聞いて、そう思いました。

次の帽子のおじさんは、釣り好きらしく、ヤマメが釣れない、山菜が採れないと嘆いておりましたが、私も川魚や山菜の汚染レベルを見た時にそう思いました。これは東日本の釣り好きな人には辛いだろうなと思ったのを思い出しました。私も子供の頃、魚とりが大好きだったので、その気持、とても良く分かりました。私の田舎では、秋になると、よくキノコを採っていましたが、そのキノコも今や放射能汚染で食べれません。毒キノコを食べて苦しんだことも、今ではいい思い出です。「死ぬかと思った」死にませんでしたけど(笑)(原発の毒は、それとは次元の異なるものです。後で病になり、長い間苦しむことになるのです)川や山の思い出は、子供の頃のいい思い出として残っているので、それがこれからの子供たちには、西日本に行かない限りないというのが、とても残念なことだと思いました。

次の千葉麗子さんは、単純明快に「再稼働反対!」といっておりました。こういう単純明快さというのは重要で、多くの人を惹きつけるものがあります。彼女はそのことを重視していたのでしょう。それと普通の人が集まったということが、とても重要だという意識が、そういう多くを語らないという事になっているのだと思いました。そういう彼女の意識の高さには感服するものがありました。

3人の子供がいるという女性が「(子供たちに)安全に最後まで命を全うさせてあげたい、だから、原発はいりません!」という切実な思いを聞いた時、全くそのとおりだと思いました。3人の子供を育てる女性の言葉として重かったです。

次の眼鏡の女性の「野田総理、あなたは、サリンで多く命を犠牲にしたことより、もっともっと重大なことをしようとしているのです」という主張は全くそのとおりで、原発事故が起きたら、サリン事件の比ではない問題になるのは、チェルノブイリの事例から見て明らか。そういうより重大なことに反対するデモを全く報道せず、過去に起きた事件の犯人の方を報道するなど、日本の報道機関はどうかしていると思いました。

2012.6.15 首相官邸前 原発再稼働反対デモ演説 Vol.5
 00:00 細めの男性  このような愚行は一刻も早く取り下げて...
 00:30 元航空自衛官 今、命をかけて戦っているのは誰でしょうか?
 02:00 15歳の少年 福島原発負の遺産を背負っていくのは僕達です
 04:30 車椅子の女性 再稼働おかしいと思います(無茶苦茶詳しい)
 09:33 医療を志す学生 一体、何を考えているのわかりません! 
 11:52 太めの男性 大体、福島の事故、誰が責任とったって言うんだ
 13:58 白い服の女性 原発事故の責任なんて誰も責任取れるわけない...

最初の男性の意見は、デジカメの準備が間に合わず、最初の方は途切れていましたが、「このような愚行は一刻も早く取り下げていただきたい」という主張には、たしかにそのとおりだと思いました。

次に元航空自衛官という方の意見は、元自衛官らしく「命をかけて守る」という主張で、その命を守って戦っているのは、原発作業員であって、野田総理ではないという主張は全くそのとおりだと思いました。野田総理の命をかけるという言葉はとても軽いものがあり、事ある毎に彼はそのように言っていますが、本当に命をかけている人間は、そのようなことを言わずに黙々と命をかけている。そのギャップがあまりにも大きすぎるんですね。私も、彼の言葉はあまりにも軽すぎて、全く重みがなく空虚だと思いました。

次の15歳の少年は、言葉遣いをしっかりしていて、大人顔負けの主張でした。ハッキリ言って自分より大人らしい、その彼が「福島原発負の遺産を背負っていくのは僕達です」という言葉を聞いた時にはグサリと来ました。大人として、ダブルギャップなんですね。子供何だけと、大人らしい、しかし、実際は子供なので、その子供の立場から負の遺産を背負うのは自分たちという主張を聞いて、二重の意味で、マズイなと思ってしまいました。大人よりも子供の方が立派だということと、その子供に放射能という重荷を背負わせてしまう自分たち大人の責任、これは大人として責任を果たさねばなるまいという思いを新たにする主張でした。

次の車椅子の女性ですが、大飯原発の断層の存在、ベント弁がない、フィルターがない、そのフィルターがない背景を説明する所は、めちゃくちゃ詳しいです。追求が具体的でシャープです。他にも問題点を沢山指摘されていて、もうこれは、スゴイという他ない批判でした。詳細は動画を見ていただけるとわかるので、見てください。コメント欄のインデックスをクリックすれば、そのシャープさが分かります。3分の間にこれほどの内容を詰め込むのは、スゴイとただただ感嘆する以外にない素晴らしい批判でした。

次に医療を志す学生の意見は「国民のことを考えておられるといいいますが、一体何を考えているのかわかりません」という言葉は、昔、祖母に黙らされていた時に「家族のために、黙れ」と言われていたのだが、「なぜ、問題を解決しないで放置し黙認することが家族のためになるのか分からなかった」ことを思い出した。要するにですね。何も考えていないのです。彼にとってなにもしないことで問題から逃げることが主たる目的なのですが、それをそのまま言ってしまうと、どうなるかというと、自分が国民に非難されるわけですね。その非難から逃げるために、彼の言葉には誇張が多くなるのです。「命をかけるとか」「身命をなげうって」とか自己犠牲を美化したような意見を言いますが、実際の自分の犠牲はゼロであり、他人の犠牲ばかり強いる全くアベコベなことを言うわけです。それが「何を言っているのか全くわからない」というのはよく分かる。全く事実とアベコベな事を言っているのですから、「さもありなん」というところですね。

次に太めの中年の男性、「大体、福島の事故、誰が責任取ったっていうんだよ!誰もとってないじゃないかよ!」さらに「人の生活を守ると、口先ばかり言ってんじゃないよ!」というのは、野田総理のあまりにも軽い言葉に対する民衆の意見そのものだと思った。本当に彼の(野田総理の)言葉は口先だけで実態が伴っていない。責任感の微塵もない野田総理が言う言葉は、人々の心に何も響かない。逆説的だが、人の心に響く言葉というのは、中身がある言葉なんだなと再認識する主張だった。

次に白い服の女性の意見「あなたは、責任を取るとか言ったけど、責任なんか取れるわけ無いだろ!原発事故の責任は誰も責任は取れるわけないんだ」「今、お前が取れる責任は脱原発をして、国土を汚染させないことなんだ!」というのは、全くそのとおりで、どこの国でも核の問題の責任が取れない。だからこそ、核の問題になると各国共に国民を黙らせようとする。だからこそ、もうこれ以上、原発を稼働させないことこそ、本当の責任のとり方であり、再稼働なんていうのは間違っていると言うのはまったくもって正しい。

まとめ

  • 全ての演説に最もだと言えるところが多々あり、とても感動した。心に響く言葉だった。こういう心に響く言葉を国を治める政治家から久しく聞いていないことが、この国の不幸だ。そう思うに至るのに十分な内容だった。誰もがこの原発問題を深刻だと思っており、その思いが11000人という大きな声になっていることを、全く伝えない日本のマスメディアは最低だと思った。だから私は、自分のできる限り、その声のひとつひとつを伝えたいと思う。なぜなら、これが国民の本当の声なのだから。