SKY NOTE

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2012.6.1 首相官邸前の脱原発デモに行ってきた

首相官邸前の脱原発デモに行ってきた。毎週金曜日午後6:00にやっているデモで、今日は2700人も来たそうです。首相官邸前にまるでドラクエの発売日の長蛇の列を彷彿させるような人の列が出来た。最後尾になると、メガホンのスピーカーの音が届きにくくなっていて、よく聞こえない。

そこで、「再稼働反対!」と言って来ました。何回か来ているので、徐々に人数が増えているのが分かります。列の先頭で自由に3分間演説できるのですが、その演説をデジカメで動画を撮って来ました。残念ながらデジカメのメモリが足りなかったりして、尻切れトンボになっていたり、手ブレが酷かったりで、若干見づらいです。(HD画質:高画質だと雰囲気がわかる)
 

  • 2012.6.01 首相官邸脱原発デモ 演説 vol.1
  • 福島の農家と、その家族の惨状について語られている。原発なくても国民生活は成り立っているんですよ」というのが印象的だった。
  • 2012.6.01 首相官邸脱原発デモ 演説 vol.2
  • 最後の「琵琶湖の水が放射能で汚染されたら、きれいな水に戻せるんですか?」の一言が印象的だった。

その中で印象に残ったのが、演説する人の多くが、「再稼働について、責任を取るっているけれども、責任なんかとれない」という主旨の極めてまっとうな意見を言っていたこと、福島の事故処理すらも、まともに出来ていないのに、ベント弁にフィルターつけるなど、原発の安全対策をほとんど施さず、専門家の意見も無視して再稼働にひた走る野田総理の姿勢は、欺瞞に満ちています。そういう無責任なことをしているのに、「責任をもって再稼働を判断する」というのは、何の責任も取っていない人が言ってはいけない言葉、もっと問題なのは、そう言う無責任な事を行っている総理をメディアはきちんと批判していない。前経産大臣の「死の町」発言など、枝葉末葉の言葉尻をあれほど非難したマスメディアが、国民の人命に関わる再稼働問題について、最低限の義務を果たしていないのに「再稼働する」と責任をもって無責任発言をする無茶苦茶な首相の主張を非難しないのは、無茶苦茶オカシイです。

私がデモに出席するのは、いじめられた時の経験から、「不正があった時、黙っていたら共犯者になる」と思うからです。(抵抗できない弱者が、強者の横暴に苦しめられていることを周囲が無視したら危険です)ですので、健康状態がいいときは、出来るだけデモに出席することにしています。また、「おまえ一人が何かしても大したことがない」という主張もあると思います。ですが、そういう人が1万人いれば、一人ではなく1万人が負の決断をしているのです。その逆の「その1人が1万人いれば、1万人であって一人ではない」という正の決断をしなくてはいけません。負の決断を続け、ここで何もしなかったら、私達は彼らの不正の共犯者になってしまいます。そう思うからこそ、私はデモに出席します。これは明らかに不正です。そして、日本人全体の生命財産に関わる重大な問題です。だからこそ、反対の声を上げるのです。

幸いなことに、だんだんとデモに来る人の人数も増えてきています。そういう声ひとつひとつを集めて、政治にぶつける。マスコミが報道しなかったらYouTubeで日本中の人に伝える。そういう地道な活動の末に、民主主義が成立していくのだと、私は昨日のデモを見ていて感じました。