AMD、28nm/GCNアーキテクチャのRadeon HD 7000Mシリーズ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120424_528879.html
RADEON 7700M 7800M 7900Mが発表された。新アーキテクチャが採用され、アイドル時の消費電力が大幅に下がっている。ちなみに7400M 7500M 7600は、旧世代の6000シリーズのリネーム版なので、前世代のアーキテクチャといえる。
AMD最新型GPUアーキテクチャ:GCNアーキテクチャ(Graphics Core Next)
http://www.amd.com/jp/products/technologies/gcn/Pages/gcn-architecture.aspx
GCNアーキテクチャの特徴は、テッセレーションという画面を分割して処理するのが得意でテッセレーションを多用したゲームではパフォーマンスが79%も向上したのだそうです。またGPUプログラミング(C++ AMP や OpenCL™)にも対応。将来性の高い設計になっています。
Khronos、OpenCL 1.2を発表(2011.11.16)
http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20111118/1321554898
しかも、今回のGPUの特徴は、強力なパワーマネジメント機構です。最近はCPU側にもGPUが搭載されており、負荷の小さな処理であれば、CPU側のGPUを使ったほうが電力が節約できていいのですが、そんな時でも従来のGPUは電力を消費していました。今回の製品では、それが使っていなければ0ワットになるという設計になっています。これは低負荷時の電力消費を大幅に減らす効果があります。
さらに、GPU内部のエンジン単位で電源のオンオフが出来るようになり、負荷に応じた電力調整ができるようになっていて、その結果、アイドル時で86%、アクティブ時でも35%程度の消費電力削減が可能となるという。
このことから、今回のRADEON HD7700M以降の製品は、それまでの製品とは大きく違うといってよい。第一に省電力であること、第二にOpenCLなどのGPUプログラミングに対応していることだ。これは、将来的にウェブアプリケーションの高速化に寄与する。
SPEC | SP数 | 処理性能 | |
7700M | 512 | 589 / 691 | GFLOPS |
7800M | 640 | 864 / 1024 | GFLOPS |
7900M | 1280 | 2180 | GFLOPS |
自分的にはiMacに採用されるといいなと思う。Windowsの人はWindows8になると、3D映像ドライバーがOSに標準装備なので、Web3Dの映像がなめらかに表示され、それが3Dモニタで見れるであろう。多分。あと、このGPUを搭載したPCを購入して節電という手もある。