SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

テレビをタブレットで見る時代に(地デジチューナー内蔵無線LAN:WN-G300TVGR)

無線LAN経由で地デジが見られるようになる地デジチューナー内蔵無線LANアイオーデータから発売された。

地デジチューナー内蔵の無線ルータ登場、iPadなどに再配信
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120421/etc_iodata.html

残念なのは、BS放送がないことと、起動時間がiPad2:18.5秒 iPad:30秒と長いこと、チャンネル切り替えが7.5秒と通常のテレビよりも3倍程度長いことと録画には対応していないこと。ザッピングをする人にはうざったい長さかもしれない。

こういう流れが進むと、要するにテレビ本体よりもチューナーが販売される傾向にあるといえる。ソニーからも7月19日からBSに対応して、録画にも対応する。ネットワークベースのTVチューナー搭載メディアサーバが販売されるが、この流れは加速するだろう。

WN-G300TVGRの仕様
http://www.iodata.jp/product/network/wnlan/wn-g300tvgr/spec.htm

この製品のいいところは、TVを見るという行為の消費電力が抑えられること、ルータ本体の消費電力が7.5ワット、タブレットの消費電力は数ワット、恐らく10ワット未満でテレビが見られる。あと、無線LANの届くところならばどこでもテレビが見られるというのが目玉といえる。まだまだチャンネル切り替えが遅いなど課題があるが将来が楽しみなジャンルだ。ただ思うのは、今年出ると言われるAppleが出す新しいテレビの内容によっては、状況が一変するかもしれない。もし、ストリーミングベースのテレビ配信が開始されたら、そもそもこういう製品自体が要らない事にもなりかねないので、Appleのテレビが出てくるまで様子見である。

レビューによれば
iPadのバッググラウンドアプリを全て停止しないと、滑らかな視聴ができないとのこと

自分が考える新しいテレビは、以下のページに書いてある。
http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20110720/1311090507

誰もがテレビ局になれるTwitterとビデオが融合したテレビである。

自分が考える新しい構造(Twitterベースのテレビ)
 テキスト読み上げ   :読まなくてイイ(リモコン片手に見れるウェブニュース)
 ツイッターの仕組み  :選ばなくてイイ(最初に選べば自動的に読み出される)
 プレゼンソフト    :映像、音声、文字を組み合わせた分かりやすい説明
 チャンネル      :興味のある話題に分類及びフィルタリングする。
 チェック       :必要なニュースのみをチェックしてまとめて見れる。
 宣伝:収益モデル   :ニュースとニュースの継ぎ目に広告が入る。

従来のテレビをタブレットで見るだけでなく、テレビコンテンツの制作流通そのものを変えてしまうことが、自分の考える新しいテレビ。ツイッターが面白いのは、自分が興味のある情報を選んでいくと、自然にそれに関連する情報が集まり、その結果、多様な情報が集まる所。

それにプレゼンソフトが融合し、HTML5と読み上げソフトの連携で、従来よりも遥かにユーザーの負担を軽減した映像コンテンツが配信できる。今のところ音声読み上げをタブレット上でやっているのは、GoogleAppleなので、そこから新しいテレビが生まれると思う。私の考えるテレビは、民主的なテレビ、製作費に莫大なコストが必要なテレビコンテンツは、ある意味、資本家のためのテレビになってしまう。それに対し、製作コストがかからないテレビは、誰もが情報を配信できる状況を生む、現在でもUSTREAMYouTubeがあるが、これは流通面を改善しただけで、コンテンツ制作においては、従来通りビデオ編集が必要である。これをテキストと写真があれば、ブログ感覚で配信できるプレゼンソフトを加え、音声読み上げとプレゼンソフトの連携が出来れば、面白いことになる。音声読み上げに対応したiPhone版のKeyNoteと、Twitter方式の情報配信システムが組み合わせれば、新しいテレビの出来上がりである。

最近ふと思ったのだが、テレビを発明した人は、これで社会が素晴らしく民主化するだろうと思ったのだと思う。残念ながら、そうはならなかった。なぜなら、その高コスト体質と電波帯域が持つ寡占性が結果として、資本家が支配する情報寡占状態を作ることになった。東電が影響力を持てるのも、現行のテレビが高コスト体質だからである。資本のある人間に都合のいい情報が配信され、かえって社会に悪影響を及ぼす結果となってしまった。

先行する出版の民主化:iPad3によって表示品質は印刷物と同等になり、Amazonが今年から電子出版サービスを日本で始めるので、これによってまず、出版の民主化が始まるだろう。今年は日本のメディア民主化元年といえるかもしれない

よって、私はこの状態に対し、真逆のテレビ、低コストでリッチな表現力と快適な視聴性を持ち、それでいて制作にかかる時間と労力を最小にできるようなブログ感覚のテレビ配信が必要だと思った。つまり、テレビの再発明が必要なのだ。本来の理想を実現するために。今の日本メーカーに足りないのは、そのサービスや製品で世の中を変えてやろうという野望というかスケーラビリティがないことだ。ある意味、理想を実現しようという意欲がない。その結果、小さな、ちまちましたものばかり作って、大きいをものをドカンとやってくるAppleGoogleに負けてしまう。テキスト読み上げなんて、昔から日本メーカーは、やっているし、プレゼンソフトだって作ろうと思えば作れる。それをHTML5ベースにすることだって、出来るだろう。要素的な技術は持っているのに、それを組み合わせて、社会にイノベーションを起こす製品が作れていないのが今の日本メーカーの問題、そこに、社会に対する問題意識とか、理想がないからこそ負けるのだ。理想がイノベーションを生み出す。それを非現実的と頭ごなしにバカにしているから、今の日本はダメなのだ。