SKY NOTE

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シャープ 2012年4月から32型4K液晶(IGZO液晶)を本格量産へ

シャープ、IGZO液晶を亀山第2で量産開始。32型4KなどをTV、タブレット、Ultrabookに。「絶対的な競争力」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120413_526327.html

SHARP: 世界初 酸化物半導体(IGZO)を採用した液晶パネルの生産を開始
(2012年4月13日)
http://www.sharp.co.jp/corporate/report/igzo/index.html

IGZO液晶の特徴

  • 高解像度(4K)
  • シャープが世界初の酸化物半導体IGZO」(インジウムガリウム亜鉛)を使用した液晶パネルを4月から量産する。この酸化物半導体の液晶に対するメリットは、その透過率の高さにある。酸化物半導体による薄膜トランジスタの小型化により、光が透過できる面積が広がり、同じ解像度ならば、2倍の透過率を実現できる。この透過率が高いと、同じバックライトならば2倍の明るさ、同じ明るさならば、半分の電力でいい、倍の解像度でも今までと変わらない消費電力ということになる。そのため、解像度を向上させても、消費電力が上がらないパネルが作れる。その結果、シャープでは、高解像度品をラインナップしている。
  • シャープIGZO液晶ラインナップ
  • 32型:3840×2160ドット(140ppi)
  • 10型:2560×1600ドット(300ppi)
  • 7型 :1280×800ドット(217ppi)
  • 高速、低消費電力(3Dやタブレットに向いている)
  • 固体物質上の電子の移動度の高さは従来のアモルファスシリコンに比べて20〜50倍になっており、これによって高性能な薄膜トランジスタが作れるという。アモルファスシリコンに比べてオン電流が20倍と高いため、駆動能力が高く、高性能のトランジスタを形成しやすい。(これは高速かつ低消費電力で書き換えられる液晶が作れるという意味なのだろう)また、従来の液晶が頻繁(1秒間に30〜60回)に書き換えを必要としていたのに対し、今回のIGZO液晶は新規駆動法(休止駆動法)により、データの書き込みがない限り、2〜5回の書き換えで済むことになり、これにより、消費電力は1/5〜1/10(液晶駆動部分において)となるという。
  • 高機能化(タッチ精度向上)
  • 薄膜トランジスタの休止活動を活用することで、タッチパネルの検出精度を高めることができるという。その結果、力のない小指でのタッチやボールペンや軍手を利用した操作にも適しているという。

鴻海と提携し、アップル製品に採用されるであろうIGZO液晶

  • 鴻海はアップル社の下請け製造メーカーである為、アップル製品に採用される可能性が高い。おそらく、噂されているAppleTVに搭載される可能性が高い。

人間の目の視覚品質に追いつくIGZO液晶パネル & UV2A

  • 特に注目なのが32型の4Kディスプレイ、しかも、高速駆動が可能な半導体とシャープのUV2A技術の組み合わせは、3Dにも対応できる性能を持っているとみられる。その結果、4Kで3Dというスーパーモニターが手に入る可能性が出てきた。それもAppleTVという形で、スーパー(超)とつけてしまうのは、恐らく、このスペックは、人間の視覚品質にかなり合致したものと言えるからだ。人間は1万画素まで見れるというが、実際に4Kディスプレイを見ると、ドットが見えなくなる。つまり、実質、これ以上、解像度を上げても、よく分からないレベルに達する。つまり、解像度は実質的にMAXといえる。その上3Dなので、人間の視覚(3Dで1万画素:実質4K)にかなり忠実なモニターになるとみられる。
  • まるで、出版物の写真が立体になって動くような映像が映し出せるスペックといえる。現在、4Kに対応した映像コンテンツはないが去年、Appleは3D地図ソフト技術を持つ会社(C3Technologies)を買収したので、そういうものをAppleTVに仕込んでくる可能性が高い。
  • C3Technologiesの3D地図のサンプル動画
  • これだけの性能があると、目の前に手に触れられるような立体的な世界が生まれる。しかも、それを実現できるディスプレイ部品がすでに量産段階にあるということだ。それ故、シャープは、絶対的な競争力と言っている。つまり、それほど自信のあるパネルだということである。おそらく、そういう製品が今年中に登場するだろう。楽しみだ。このパネルを使った32インチのAppleTVが出てきたら凄そう。