SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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NHK:MEGA QUAKEみた。

NHKのMEGA QUAKEを見たが、見るべきところは少なく面白くなかった。重要だと思ったのは、学者の解釈ではなく、観測データで地震が連鎖していく様子だった。この映像を見た時、2つのイメージが思い当たった。

1.火が燃え広がるように地震が広がる様子
 →爆発を示しているのではないか?(爆発源は何か?)
2.水面に反射する光(水面)のように連鎖する地震
 →何らかの波を示しているのではないか?(波は何なのか?衝撃波?)

火が燃え広がる様に見えるのは、何かの火種のようなものがあって、それが燃え広がっているように感じた。もう一つは、水面のように見えるのは、何かの波が生じて動いているようだった。つまり、自分が見た所、地震というのは、爆発と衝撃波の連鎖で起こっていると感じたのだ。波のように見えるのは衝撃波、火が燃え広がるように見えるのは何かが地下で爆発している。なぜ、そう思うのかというと、大きな地震が起きた時、一回突き上げるような振動が起き、その後横滑りというような話を聞くと、まるで地下で何かが爆発してつきあがり、その後落ちるときに落ちやすい方向に横滑りすると考えると横揺れが説明できるように感じる。

つまらないと感じたのは、電磁波の測定や大気中のイオンを計測する研究が紹介されなかったこと、今まで莫大な額を投資して全然成果を挙げられなかったプレートテクトロニクスをベースとする研究の紹介をしているだけで、北海道大学の森谷先生の電磁波による研究や大気イオン濃度の計測など、そういう地震の前兆現象を察知する研究を紹介していなかったことだ。だが、4月8日午後9:00に、もうひとつやるらしいので、そこで紹介されるのかもしれないので、来週も見てみることにする。

GPS地震計などで地震現象を捉えているけれども、物理的挙動について調べているだけで、放出される電磁波やイオンなど、多角的な視点に乏しい。視野が狭いと感じる。現象を捉えるのにたくさんの目が必要だと思うのだが、その目が特定の分野に限られているという心細い内容だった。犬がなぜ地震が予知できるのかと考えれば、音やニオイが地震の前にでていると考えるのが自然だし、そういう感覚を研ぎ澄ますような柔軟な視点が欠落しているのが、地震研究が成果があげられない理由であると感じた。

あと注目したのは、断層のズレ蓄積していると言われている場所。
 M9クラス
  南海トラフ(想定M9)
  北海道東部(想定M9)北海道の泊原発は大丈夫かという内容
 M8クラス
  相模トラフ(想定M8)

浜岡原発は2つの危険な断層に挟まれており、東日本大地震地震がどうやら衝撃波で伝播するらしいので、南海トラフ地震が起きたあと、相模トラフでも地震が起きる可能性も十分考えられる。つまり、浜岡原発付近では、大地震が2連発、そして、津波は24m以上という状況となることが予想される。つまり、浜岡原発は、1回の地震に耐えられる設計ではダメで2回以上の大きな揺れに対応できなければいけないことになる。浜岡原発の再稼働は不可能だろう。安全上のリスクが大きすぎる。

また、今回の断層データで、注目したのは、東日本大地震が想定できていなかった理由。100年程度の計測データでは、数千年、数百年周期で動いている断層の状態を把握するのには不十分であり、蓄積していた断層が特定できていなかったということだった。これは、要するに未知の巨大断層がある可能性を示唆しており、日本海側にM9クラスの地震が起きる可能性も場合によっては想定せねばならない事を示している。日本海側には沢山の原発(29基)があるのだが、ここでM9クラスの地震が起きると、日本人のみならず、地球的な被害となる。このような、あらゆる意味で「未知」な上に「危険」な状況では、日本は世界に対する責任として原発を全機、停止しなければいけないと感じた。

日本の原発