SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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自尊心とは貯金箱みたいなものかもしれない

最近、自尊心に関する本を少し読んだ。そこで目に止まったのは、自尊心のある子供は、目標と自己の能力を比較して、何をすればよいか考えて行動できるが、自尊心のない子供は、他人と自分を比較して、できない自分に絶望してやる気がなくなってしまうのだという。ここで私が思ったのは自尊心とは、貯金箱のようなものかもしれないという事だった。

子供の頃、オヤジのピーカン(タバコのピースの缶)を貯金箱(缶)にしていた時のことを思い出した。欲しい物があったので、10円玉を貰うと、すかさず、その缶に入れていたものだ。楽しかったな、貯めるのが。貯めている間は、他人よりお金があるとか、ないとか気にしなかった。使っちゃったあとは、ちょっと凹むけど、貯めていればいつか手に入ると思ったから。つまり、自尊心て、そういうものなのかもしれない。

自尊心がないというのは、自分は、他人よりもお金が無いからダメなんだと思って、10円玉を貯める事をしない。いわゆる努力という事をしない。努力という貯金をしないから目標という欲しい物を買えない。じゃぁなんで自尊心がなくなってしまったのかと言えば、人間の頭にはテープレコーダーのようなものがあるのだという。親から他人から比較されてダメだと言われると、そのとおりに行動してしまうんだそうだ。実際には違っていても、そのテープに録音されたとおりに再生してしまうのだそうだ。

このテープに録音されている音の名前は「絶望」である。絶望が頭の中に録音されていると、「お前は誰それちゃんと比べてダメね」という感じで録音してしまうと「自分は誰それちゃんと比較してダメなんだから、何やってもダメだ」という再生結果を生み出してしまい、それがその人のすべての行動を決定するようになる。それが自尊心の崩壊。他人の無慈悲な評価が自分の尊厳を否定することで、自尊心がなくなってしまうのだ。

否定対象が全体と部分の違いがある。(設定される帰結によって決まる自尊心のあり方)
 全人格否定:自尊心のない子供:「私はダメな人間だから何をやってもダメ」
 能力不足 :自尊心のある子供:「能力がないのならば足せばいい」

思えば、私はよく怒られ、よく比較された。だが、私自身が他人を評価するとき、そういう評価が嫌だったので、その反対のことをした。すると、他人がとても能力を発揮したので、「ああ、あれは、自尊心を育てていたんだな」と思った。私は自分が嫌だったことの反対のことをしただけだが、それが他人の自尊心を育てることに繋がっていた。だが、私の頭の中には「絶望」が録音されたままだったので、他人に希望を与えることが出来ても、自分には出来なかったようだ。自分にやろうとすると、嫌な思いをしたこともあってか、躊躇してしまったようだ。でも、今はそう言う事をいう人も、もういないし、自分を励ましても、もう何も問題になるようなことは何もないんだなと思うと、自分を励まして褒めてあげて、録音された「絶望」を消去し、「希望」という新しい曲を録音してやろうと思う。そうすることで、自尊心というピーカンに貯金(努力)をしようと思う。貯金をしていけば、欲しい物が手に入る。あの頃の思いを胸に、努力をしようと思う。希望という曲を聞きながら...
 
 「希望」を糧に貯金すること、それが「努力」by skymouse
 自尊心とは、努力(希望)というコインを入れる貯金箱のようなもの by skymouse

読んだ本(ちょっとかじり読み程度)