SKY NOTE

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iPad3がもたらすもの

世間では、iPad3は、解像度が上がっただけという評価をしようとしているが、それは違うと思う。正確には「紙を超えた」が正しい。

 NHK:新型iPad快進撃は続くのか?
 http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/0316.html

上記の記事を引用

この市場(タブレット市場)の成長を支えているのが、企業の需要です。これまで膨大な量の紙で作っていたカタログやマニュアルなどを、タブレット端末に置き換えたり、営業マンがタブレット端末を使って顧客に商品を説明したりする姿もよく目にするようになりました。職場でのタブレット端末の活用は、オフィスだけではありません。大手建設会社の「大成建設」は、去年から、ビルやマンションなどの建設現場で、試験的にタブレット端末を導入しています。現場では、これまで大きな図面をいくつも持ち歩いて作業を進めていました。しかし、図面は全てタブレット端末に収まるようになりました。見にくい部分は、指先の操作で簡単に拡大できるため、細かい図面も簡単に確認できるようになったといいます。現場で記録係をしている女性は、「作業道具が軽くなって嬉しい。作業の内容によっては、これまでの半分の時間でできるようになり、仕事の効率が上がった」と話しています。大成建設は、今後、タブレット端末を段階的に増やし、将来的には、関係会社などにも持ってもらい情報を共有したいとしています。

この記事を読むと分かる通り、従来、紙で行なっていた作業をiPadに切り替えている企業が出てきています。つまり、職場がペーパーレス化しているのです。これはIT化が遅れがちな日本の産業に大きな影響を与えることは確実です。特に大手企業の下請けは、仕事を受けるためにタブレット端末が必要となり、結果として産業全体でペーパーレス化が進みます。iPad3になって、この紙の性能を追い越した解像度は、もはや紙の時代の終わりを意味します。これは歴史的なことなのです。仕事で使う書類はすべてタブレット端末で処理する時代の到来です。従来は見開きにする文字が潰れるなどの欠点がありましたが、これからはそれもなくなり、紙と同様かそれ以上に使えるようになります。

さて、紙の時代が終わった後に来る世界は、どんな世界かというと、より流動性の高いメディアの台頭が予想されます。地域の書店はなくなるでしょう。新聞も電子化される。その結果、新聞の配布部数が減るわけです。これは特に「食べて応援」なんぞという誤報やデマを流し社会に損失を与えている御用メディアの影響力の減退を意味します。電子化されれば、契約を撃ち切ることも簡単、他の新聞に切り替えるのも簡単、ということはですね。Twitterなどで事実が分かると、嘘を流す新聞は来月から取らないということになるわけですね。それは、同じiPadでワンタッチで簡単に出来てしまうわけです。すると、本当のことを書かないといけなくなる。デマが書けない社会になるんです。その上、部数がなくなり経営的に苦しくなってリストラをしなくてはいけなくなる。リストラされた記者などが、新しい新聞を書きはじめることも簡単にできる時代ですから、その結果、競争が激化するわけです。

御用メディアの解体によって、記者クラブ制度が自然崩壊し、日本社会が健全化される方向に向かうのです。それはiPadのようなタブレット端末の爆発的な普及によって生じる変化です。今回のiPad3のディスプレイの性能を最も恐れているのは新聞業界だと思います。もはや紙面の質では、カラー品質の高いiPadの方が上回ってすらいます。しかも会社でタブレットを利用しているお父さん方は、タブレットがどういうものか知る事になります。つまり、新聞もペーパーレスの煽りを受ける時代に入るのです。iPad3普及とその性能は、紙の終わりの始まりを決定づけるものとなるでしょう。そして、それは日本の新たな時代の幕開けを意味するのです。