SKY NOTE

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エルピーダメモリ、会社更正法申請

最近メモリを買ったのだが、とても安かった。8GBが3000円切っていた。「こんなに安くて、しかも、現在の極端な円高、大丈夫なのか?」と思いながら買ったのだが、やはり、ダメだったようだ。

 「円高は一企業の努力でカバーできない」エルピーダ社長の会見
 http://japan.cnet.com/news/business/35014561/

エルピーダメモリは円高とメモリ安のダブルパンチを食らって倒れた。潰れても仕方がなかったかもしれない。エルピーダメモリは、そこから逃れるために米Micronとの提携を模索していた。

 Micronとエルピーダ、提携すればDRAM業界は再編へ
 http://eetimes.jp/ee/articles/1202/17/news035.html

しかし、提携を推進していたMicronのアップルトンCEOが2月3日、飛行機事故で急死し、提携話は宙に浮いていた。
 
 米マイクロンのアップルトンCEOが死去、小型飛行機事故で (1)
 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LYTZXP6S972B01.html

 2012.2.3 アップルトン氏の死と円安
 

まるで2月3日の彼の死に合わせるかのように円安になった。とても不思議である。自分は、今の円安は日銀の金融緩和の影響だと思っていたのだが、しかし、日銀の金融緩和(2月14日)の前の2月3日あたりから円安がすでに始まっていた。2週間前に情報が漏れていた可能性も捨てきれないが、日銀の発表ではなく、Micronの社長が亡くなり、エルピーダが事実上、潰れることが確実になったと同時に、円安になっているのが奇妙だ。まるで何かの目的を達したかのように相場が動いている。

今回のエルピーダの問題を単純に見ると、もっと早く金融緩和をやってくれれば、エルピーダを救えたかもしれないと思った。それにしてもアップルトン氏の死去と同時に円安になるとは、奇妙な附合である。不思議だ。

 日米欧で金融緩和強化の「大競争時代」に突入か
 http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPTYE81K3LK20120214

自分はアップルトン氏の死について聞いた時、飛行機事故で亡くなったケネディJr.を思い出してしまった。彼もまた自家用飛行機が墜落して亡くなった。陰謀説が絶えない。マイクロンとエルピーダが提携すれば、世界第二位の半導体企業が生まれたかもしれないが、エルピーダの会社更正法申請で、それもなくなった。残念なことである。もっと早く日銀が金融緩和して円高に対処してくれれば、エルピーダも会社更正法の申請をしなくてもすんだかもしれないのにと悔やまれる。(訂正:エルピーダ事業を継続し、今後、提携の話もあるだろうとの事だった)

 エルピーダ事業を継続、坂本社長も続投へ
 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120227/206270/

エルピーダメモリがアメリカの企業に提携ではなく、買収され、日本のハイテク企業の一角がアメリカに奪われるのではないかと考えると、なんとなく今の状況が説明できてしまうようにも見える。全ては憶測なのだが...