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太陽電池の設置工事をより低コストにする杭 NSエコスパイラル

新日鉄エンジニアリング(2011年12月27日)
環境にやさしい新しい回転杭「NSエコスパイラル」
http://www.nsc-eng.co.jp/news/detail/127

太陽電池でバカにならないのが設置コスト、大抵、そういった土木工事というのは、土を運んだり、コンクリートを使ったりするとコストがかさむので、なるべくのことならば、土を掘り返さず、コンクリートを使わない工法が良い。この工法の良いところは、スパイラル状の鉄杭が、まるで土にネジを打ち込むようにすることで、土も運ばず、コンクリートも必要のない工法であることだ。さらに、必要なくなったら逆回転させることで引きぬくこともできるから、現状復帰もとても簡単にできる。鉄で出来た根っこのようなものを作るのだ。

NSエコスパイラル

こういう杭を使えば、太陽電池のコストも下がり、より環境にやさしい電気が安く手に入るようになる。そういう意味で、良いアイディアだと思う。太陽電池がいくら安くなっても土木工事で高くついてしまっては意味が無い。太陽電池も集光型にすれば、発電効率が倍以上の40%台なので、1kwあたりのコストを平面型に比べて安くできる。量産すればの話だが、原理的に安い集光型太陽電池の普及と、こういった低コストな工法の組み合わせが環境にやさしい安い電力の土台になる。日本のメディアは電力会社のポチなので、集光型のメリットを殆ど報道しないが、欧米では集光型の太陽電池のソーラーファームがすでにできている。

ネクステラ・エナジー、北米最大の集光型太陽光発電所の運用開始(2011年10月23日)
http://www.ecool.jp/foreign/2011/10/nexteraene11-nm1391.html

米電力大手ネクステラ・エナジー社は、北米最大の集光型太陽光発電所「ハッチ・ソーラーセンター(Hatch Solar Center)」の試運転を開始した。


ニューメキシコ(New Mexico)州南部のハッチ(Hatch)にある北米最大の集光型太陽光発電所「ハッチ・ソーラーセンター(Hatch Solar Center)」(2011年8月11日撮影)。(c)ecool.jp/Amonix

出力は5000キロワット(日本の日照量:1000時間で言えば、年間500万キロワット/時)
 集光型太陽電池最大手Amonix社製の出力60キロワットのユニット×84基

アメリカらしく、とても巨大な太陽電池だが、日本だったら、台風もあるので、もっと小型のものを沢山配置するほうがいいと思う。躯体も重たい鉄ではなく、強化ポリマー製で軽くて丈夫なものにして、小さく軽く丈夫にすれば、必要な土木工事も低コストかつ簡素にできるだろう。