SKY NOTE

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「過剰なる保証」が「過剰なる停滞」を生む

橋下市長に「ついてゆけない」ひとたち。
http://d.hatena.ne.jp/syocyo/20120128/1327765979

前例主義の呪縛が日本を停滞させている

  • 朝まで生テレビで橋下氏とそれに反対する人たちの議論をしていたらしい。自分は少しだけ見たのだけど、橋下氏の言っていることが常識的だと思った。まず、あらゆる議論に無闇矢鱈と保証を求める姿勢は、新しいことを何もしませんと言っているに等しい。(新しいことには保証はない、前例がないから)彼らのおかしいところは、そうやって新しいことを拒否しているのに、自分は新しいことを否定しているのではないと言っている所、また、新しいことをやるときには、絶えず修正が必要になる。前例が無いので、手探りでやっていく内にわかってくることがあり、その結果、修正が必要になってくるからだ。だが、ここでも彼らはおかしくて、前に言ったことと違うと言っているのだが、野田総理のように根本的に違うことを言い出すのならば問題だけど、修正のレベルの事を前に言ったことと違うと言い出すのはおかしい。つまり、何事にも前例主義なのだ。発想が前例に基づいているから、新しいことにも保証を求める。保証ができるのは前例という経験があるからなのに、その前例のない新規のことに保証を求める。また、前例がないからこそ、常に修正を適切に行わなければいけないのに、それを前に言ったことと違うといって修正そのものを否定するのは非常に硬直した発想をしている。これも、前言という前例に基づいている。つまり、すべての発想が前例主義的なのだ。これでは前例のない新しいことなどできようはずもない。そういう意味では、「過剰なる保証」は「過剰なる停滞」を生み出すと、上記の記事を読んでいて思った。これは、前例(旧体制)と革新(橋下氏)との戦いなのだと思う。
  • 議論の内容よりも、そのプロセスの問題にするのも、基本的に議論のプロセスという前例を重視しているからであり、基本的に何もかもが過去に基づいており、未来と言う前に向いていないのが彼らの発想なのだ。救いがたい愚か者である。日本の停滞の正体は、こういう発想が多数派になってしまったことなのだと思う。この発想は、一見安全なようでいて、実に危険な発想だ。非常に硬直しているので状況の変化に適応できない。生物に例えると、生物は保証を求めたから生き延びてきたのではない、いかに状況に適応したかで生き延びている。彼らの発想は恐竜と同じだ。絶滅する発想といえる。