SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

これから日本のエネルギーや資源はどうあるべきなのか?

これから日本のエネルギーや資源はどうあるべきなのか?

(メールで受け答えした内容を改変してブログ記事にしました)

技術の基本的な部分は、大体、出来ておりまして、あとは、ここ数十年をかけて実施する段階に入っています。恐らく日本は、20年以内に、石油も石炭も鉄鉱石も輸入しなくても大丈夫な国に出来るでしょう。ただ、原発利権などにマスメディアが支配されおり、そういう流れが生まれなかったのです。しかし、3.11で全てが変わりました。彼らは5年以内に国民の怒りによって吊し上げられ滅ぶでしょう。ですので、重要なのは、できるだけ早く改革をすすめることだと思っています。人々が放射能の心配もなく、また資源の枯渇を心配することのない社会を作る事は、可能なのですが、それをメディアが大きく取り上げないので、結果的に、社会に絶望感が広まっています。

都市は電子化され、家は断熱化され、省エネ家電、LEDなどで少ない電力で快適な生活、食品は、高収量な飼料米を使い、日本の狭い農地でも十分に国民が必要とする小麦粉代替製品(麺やパン)を作り、藻を使った飼料で家畜を育てて、卵や肉を生産し、洋上風力発電システムと連携した養殖池で魚を生産するなど、何もかも自前で生産できます。それらは可能です。最近の原発事故で農地が恐らく80万ヘクタールくらい使えなくなったと試算しておりますが、それでも、休耕田(100万ヘクタール)や耕作放棄地(38万ヘクタール)を利用し、二期作二毛作を一部(50万ヘクタール)やるなどして、食料の自給は可能です。食用油の自給もボトリオコッカスをつかって生産すれば2万ヘクタールもあれば、国民が必要とする油の殆どを自給できます。(日本の食用油の消費量:260万トン)

バイオ石油(プラスチック)、再生鉄、自然エネルギーによる電気(熱・動力)など、2012年の現在においては、基礎的な物資を自給する技術は出来上がりつつあるので、あとはそれをどうやって実現するかという事に興味が移っています。その中に脱原発があり、原発をなくさないと、食料自給計画もエネルギー自給計画も成立し得ないので、とにかく脱原発です。とにかく原発は日本のボトルネックです。放射能が大地を汚染することで食料自給を危うくし、原発利権が自然エネルギーの導入を妨害しています。原発を否定し、東京電力を潰し、電力利権構造を破壊することが結果的に日本の明日につながります。技術はあるのです。あとは社会的な合意と、そのための有能な政治家が必要な状況です。残念ながら、民主党は期待ハズレでした。(彼らは酷く無能でどうしようもありませんでした)

世界は大丈夫です。技術によって100億人(食料も資源もエネルギーも)支えられます。宇宙に出なくてもぜんぜん大丈夫です。ただし、それには莫大な投資が必要であり、それに対する国民的合意が必要です。そのためには、それを理解しうる有能な政治家が必要です。日本はこの分野では、技術的には世界で一番優れていますが、同時に政治的には最低です。このことが、日本のポテンシャルを著しく制限しており、技術はあっても、それが活用されていません。よって、多くの人々が、その実績がまるで見えない状況の中で、不安になるのはもっともなのです。私も、数年前まで不安でしたが、ここ3年くらいの技術発表で「これで大丈夫だ」と確信が持てました。ただし、そういう技術を活かすだけの知識、組み合わせて最大の力を引き出すプロデュース能力に欠けた政治が最大の問題です。言ってみれば、それを実現する手(技術)はあれど、それを、実行する頭(政治家=合意)がないのです。もっと言えば、原発利権に汚染されたテレビ局などが、そういったものが存在しない、存在しても過小であるかのように見せかけているのです。

自分が注目している技術
石油
下水→オーランチオキトリウム(筑波大学 渡邊教授)

太陽光→ボツリオコッカス(筑波大学 渡邊教授)
 ・食用油にもなるようです(日本油脂協会のホームページに検討案があった)
 ・油を絞った藻のカスは、飼料になり、牛や豚や鶏や魚の餌になります。
電力
風レンズ風車(九州大学:洋上風車)

集光型太陽電池

地熱発電
液体電池(マサチューセッツ工科大学)
動力
電気自動車(慶應大学の清水教授のSIM-LEIなど)

素材
・プラスチック:NOC (広島大学:鉄と同等の強度を持つプラスチック)
・再生鉄   :電気炉で高強度の鉄(高給鉄)を作る技術(東京製鉄)

・セメント  :超コンクリート(1000年前に廃れた人工石技術:ジオポリマー)
 ・1000年以上持つ、コンクリート(現在のコンクリートは30年くらいでボロボロ)
 ・別名:ローマン・コンクリート

以上の技術を適当にググってもらえれれば、世界は大丈夫だと分かると思います。他の国にこれほど優れた技術を持った国なんてそうそうありません。世界が羨むほど素晴らしい技術を日本は持っています。現状の日本の問題は技術ではなく、プロデュース能力です。優秀なプロデューサーがいれば、日本は素晴らしい国になると思います。よって、選挙がとても重要です。自民党民主党などという「間抜け」(ゴミみたいなクズともいう)を選ばず、優秀なプロデューサーを選ばないといけません。