注:当初、Adobeがラインセンスポリシーを撤回と書いてしまったのですが、当方の勘違いでした。申し訳ありません。以下は修正記事です。
Adobeは、1バージョン前のみのアップグレード可能という方針を撤回し、2012年12月末まで以前のライセンスポリシーである3バージョン前までアップグレードできる状態に戻した。とした。
CS3、CS4のユーザーがアップグレードできるのは、2012年12月末までである。それ以後は、直前のメジャーバージョンのみがアップグレード対象になるようだ。(よっぽど、CS3、CS4ユーザーのアップグレードが少なかったようでアップグレード期間を延期という処置に踏み切ったものと思われる)
CS6におけるアップグレードポリシーについて
http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/faq/upgrade-policy.html
良いことだとは思うが、それも一時的なので、多分、Adobe離れが進み、代替ソフトの探索が始まったと思う。そもそも、高価なソフトを頻繁にアップグレードできる経済力のあるユーザーがどれだけいるかということを考えると、PhotoshopやIllustratorの価格を下げて、市場の裾野を広げる事が必要だと思うのだが、それに対して、高いカネは欲しい、でも、ライセンス権限はこれだけという、あまりにも傲慢かつ無礼な態度で望んだAdobeには、それ相応の報いが待っていることだろう。リストラをしても、恐らく、前の規模の市場は保てないかもしれない。礼節を欠く行いをしたAdobeは、さらにリストラをせねばならなくなる状況が待っていると思う。
そう思うのはAndroidとiOSの登場、そして、OpenCLとパワフルなGPUだ。これらが組み合わさると、PCの市場を圧迫する。タブレットやスマートテレビ向けの新規のソフトが必要になってくる。その中にはIllustratorやPhotoshopの市場もがあったはずだが、彼らはその市場に望む前に、傲慢な企業というイメージをユーザーに植えつける愚行を犯した。高いソフトを買っても、その権利をいきなり1/3にしかねない会社だから、そんな会社よりも、できるだけ安くて、良いソフトを作ってくれるソフトメーカーを選ぼうとする動機を私たちユーザーに与えた。ある意味、この決定により、イメージダウンしたAdobe、それは、海の中で信用という血を流し、その血の臭いを周囲にまき散らしてしまったも同然、将来的にAdobeには、多くのライバルというサメが食らいつくことになるだろう。自業自得である。
今頃、血の臭いを嗅いだサメたちがAdobeという傷ついたクジラに食らいつくために、せっせとPhotoshopキラーソフトを作っているはずだ。そして、それは、ユーザーの望むことである。反省はすれど、一度失った信用は大きい。Adobeはさらなるリストラを余儀なくされることだろう。
東電もそうだが、寡占市場はろくなことがない。競争をもって顧客志向にするべきだ。いきなり権利が1/3になったり、原発が爆発したり、どうも駄目だ。
goodbye adobe、そろそろ、お別れの時が近づいているようだ。この画像を編集したのはPhotoshopだけど、そのうち別のメーカーのソフトで編集することになるだろう。今までありがとう、そして、さようなら。