SKY NOTE

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断熱をすれば、エアコンが最も効率がいい暖房設備(東京の場合)

今年は、冬の暖房対策は上手くいっていると感じたので、それを書いてみた。

部屋の構成
 和室:6畳×2
 洋間:3.5畳×1
 キッチン:4.5畳
 合計:20畳(居間にあるエアコン1台で全室の冷暖房)

エアコン使用時(夕方5時から9時使用:700wh消費/日)
 ・プチプチ以前:居間20度、他の部屋16度(朝:10〜13度)
 ・プチプチ後 :居間20度、他の部屋18度(朝:15度)

断熱箇所、鉄のドアと曇りガラス窓にプチプチを貼り、透明な窓と一緒にある障子の修理などをした結果、1日あたり夕方4時間使用で暖房に700whを使用している。これにより、暖房時20度、最も冷える朝方で15度程度までキープしている。15度でもあまり寒く感じないのは、湿度が40%以上あるので、汗が気化せず体が冷えない。後は、消費電力が数ワット程度の電気ひざ掛けを活用することで対処できている。この調子で行くと、エアコンに使用する電力は、月間21kwh程度で済みそうだ。そこでその詳細を書いてみたい。

 家で使っているエアコン
 三菱重工:SRK-28SJ:10畳タイプ/年間消費電力:837kwh
 http://www.beaver.jp/product/room/series_sj.html
 2011年の省エネラベル:4つ星(一番効率のいいランクの製品:5つ星)

1.鉄のドアの断熱

  • 鉄のドアは、自分の家で最も熱を奪うらしく、去年は、蝶つがいの辺りのすき間をすき間テープで塞いだ。(ドアの隙間をよく見て厚さを確認)あとポスト穴の付近にも若干隙間があったので、発砲スチロールをその部分に詰め込んで断熱した。だが、これでは十分ではなかったらしく、去年はまだ冷えた。今年は金属面の平らな部分にプチプチを両面テープで貼った。だいたい貼りつけると、のぞき穴の部分が出っ張るが、カッターで余分なところを切り落とした。他のデコボコもだいたいこの要領で対処できるだろう。これにより、ドアの7割程度がプチプチに覆われた事で、部屋の気温が2度程度改善した。うちの断熱では最も効果のある対策だった。

2.曇りガラスの窓の断熱

  • 曇りガラスの窓には、どうせ曇っているのでプチプチをそのまま貼っても違和感がない。曇りガラスの寸法を測って、ぺたぺたと貼りつけた。両面テープは最初は幅1.5cmのものを使ったが、翌日、あっさり剥がれたので、2cmのものにしたら剥がれなくなった。貼った後で、触ってみるとガラス面よりも遙かに温度が高い、今年はこれに加えて、自分の部屋にプチプチ2枚重ねの簡易タペストリーを窓に立てかけた。どうせ冬は寒いので滅多に開け閉めをしないので、タペストリーを立てかけても問題ないのだ。作り方は、プチプチの出っ張っている同士を貼りあわせ、上部の部分を簡単にテープで固定しただけである。若干下の部分をテープで固定することでブラブラしないようにした。これの上部に3箇所程度ビニールテープを折り曲げて貼って取っ手をつけて、その取っ手の部分にハサミで穴を開けて、あとは、窓枠の木に木ねじを3箇所くらい入れて、それをハサミで作った穴に引っ掛け、窓の二重断熱が出来るようになった。これによって冷気が流れてくることは殆どなくなった。(見た目をよくするため、上からさらにスダレでプチプチを見えないようにして完成)

3.透明ガラスの断熱

  • うちの透明の窓には、障子もセットで付いているので、そこの破れている部分を修理した。普通の洋間であればカーテンに相当する。昼間太陽が照っているときは、障子を開けて太陽光で部屋を温め、夕方4時くらいになると障子を閉めて保温する。5時くらいからエアコンを付けて9時くらいに停止する。設定温度は20度、他の2つの部屋は18度程度になる。だいたい翌日の朝6時くらいに最も低くなり、15度程度まで下がり、昼間の太陽で17度くらいになる。(12月16日現在)障子のいいところは閉めても暗くならないところだ。丁度よい明るさが入るので、障子を見る度に日本の文化は素晴らしいと感じる。

4.湿度の改善

  • 気温15度程度でも乾燥していると寒く感じる。(汗が蒸発するため)そこで加湿することになるが、簡単な加湿器を作れば、大体、湿度は10%程度上がる。加湿に最適なのは湿度40%から60%である。40%以下だとウィルスが飛散しやすくなり、60%以上だとカビが発生しやすくなる。カビはもっと言えば、20度以上になると発生し始める。そこで家では、寒くなく、ウィルスが予防できて、カビの生えない。20度以下、湿度40〜60%が最適な設定として考えている。これにより、下記のような簡易加湿器を使っても、カビが生えずに湿度を保てる。
  • 簡易加湿器(下の皿に水を入れると、水がタオルに染みこんで、蒸発する)
  • この加湿器で大体、15畳程度を加湿している。ファンが壊れたので自然気化になっているが、それでも一応機能する。弱点は自然気化なので加湿に数時間かかること、窓を開けて乾燥した空気を入れてしまうと、もとに戻すのに数時間かかってしまう。また部屋にすき間があると、そこから湿度が逃げてしまい、効果がでない。それ故、去年はドアのスキマを塞いだ。今年はPCのファンとエネループ(単三:4本で丸2日)を使って、加湿性能は大幅にアップしたのだが、ファンに繋がっているケーブルが断線してしまい、現在、修理中...性能アップすると、加湿上限が50%止まりだったのが60%くらいまで上がる。静音タイプのファンを使っているので音は全くしない。超省エネ加湿器である。加湿により、体感温度は2〜3度上がっていると感じる。これにより、寒くない15度が実現できている。(ちょっと寒いが、寒いという感じの手前くらいである)寒い外から帰ってくると温かいと感じる位。

5.電気ひざ掛けや衣類で体を直接温める

  • 気温を寒くない程度に出来ても、座っていると結構、足が汗をかいて靴下が濡れて冷たくなる。そこで靴下は乾燥したものに履き替えることにしている。女性には薦められないが、本棚の端に物干しクリップを付けて、濡れた靴下は乾燥させるようにしている。洗うのが面倒くさいからだ。あまりに濡れてしまうと、外で乾燥させる。あとは、電気ひざ掛けで温める。電気ひざ掛けは、寒い時は中(18wh)程度でコタツのように温かい。昼間の温かい時は弱(3wh)程度で使っている。その上にタオル生地の布をかぶせて、さらに保温することで寒さをしのいでいる。例年だとひざ掛けで足元を温めても気温が低いのでキーボードを叩く指が冷たかったりしたのだが、今年は、暖房対策が行き届いているために、そういうことがないのが素晴らしいと感じる次第。今年の省エネ暖房はある程度、一定の快適さを保つという意味で成功していると感じる。

まとめ

  • 東京くらいの冬の寒さでは、プチプチや隙間テープを使ってきちんと断熱すれば、エアコンとひざ掛けのセットが最も省エネであることが分かった。これに加えて、加湿機能付き空気清浄機があると完璧といえる。市販の加湿機は防カビ機能がついており、気温20度以上に高くしても大丈夫だ。自分も加湿機能付きを買おうとしたのだが、機能を見誤って、ミストを出すから加湿機能も付いているんだろうと思ったら、ついていないタイプのものを買ってしまった。その結果、急追、簡易加湿器を作るハメになり、トホホである。肝心な所で自分は抜けていると感じる。100円ショップで湿度計を買って、計測すると簡易加湿器でも一応、加湿できていたので、まぁよしとしようという感じだった。結構継ぎ接ぎだらけの対策だけれども、これにより、一定の快適さが実現できたので、これをもって、我が家の暖房対策は、一定の成功を見たとする。一番、効果が大きかったのは、鉄のドアの断熱だった。うちの場合、あそこから冷たい空気が来ていたのだと感じる。つまり、防寒対策は、家のコールドスポットを探しだして攻めるべし、これにつきる。あとは、一定の温度が継続できるように、熱が逃げそうなところを徹底的に塞ぐ。これによって暖かさが暖房器具を消した後でも長持ちする。保温に粘りが出てきた所で「ああ、これは上手くいったな」と感じられるようになった。だから、単に高性能なエアコンを買うだけでなく、断熱も大事だと進言したい。その方が省エネで財布にも社会にも子供にもやさしいです。
  • ...と言う感じです。プチプチ断熱はオススメです。
  • 大体の材料は文房具店や100円ショップにある。近くに100円ショップがない場合は、こちら↓特にプチプチ売ってるところって見つけにくい。両面テープは文房具店にあるので幅20mmのものを選べば大丈夫だと思う。100円くらいで買えると思う。下のものは、綺麗に剥がせるという高級タイプ。
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