Adobe税:Adobeに支払うアップグレードコストのことを言う。
- Adobeのソフトは高価であり、それ故、アップグレードコストも結構高く、それがバカにならない額になるので、俗にAdobe税と言われている。昔は、過去のバージョンを持っていれば現行バージョンにアップグレードできたので、それほど、この言葉は悪い意味では使われていなかったが、MacromediaをAdobeが買収した頃から、ライバルがいなくなったせいか殿様商売をしだすようになり、過去三世代までというルールを設定した。この時にAdobeの重役の一人がやめている。そして、今回の過去一世代までというルール設定によって、もはやライセンスというよりもレンタル料に近くなってしまった。というわけで、Adobeのソフトをできるだけ低コストに活用しつつ、将来的に登場するであろうクラウドベースのPhotoShopキラーソフトの登場を待つ間の一時しのぎとして、一般ユーザーとして以下の対策を検討することとした。
Photoshop代替案(一般ユーザー編)
対策:タブレットを買ってバンドルソフトを使う。(25000円→10000円)
- 自分のバージョンは残念ながらPhotoshop CS2(PowerPC版)なので、Lionに移行できない。そこで、Photoshop Elementsに移行することにした。切り抜き機能に制限があるらしいが、それ以外の処理は、ある程度使えるとのことなので、それを使うこととする。将来的にはJavaベースのアプリケーションに移行する事を目指す。自分の場合、Photoshop 3.0レベル(レイヤー)があればいいので、Javaで十分実行できるはずだ。(注:レイヤー処理できるHTML5アプリはまだ見たことない)ただ、ここで問題があって、HTML5の描画システムであるCanvasが筆圧感知にWACOMのBamboo以降のハードでないと対応していないとの事、自分はそれ以前のintuous 2なので使えない。ガーン!(涙:ワコムてめー)なので、新しくタブレットを購入し直さないといけなくなった次第であります。でも、タブレットにはPhotoshopElements 9 (最新バージョンは10)とPainterの廉価版がついてきて1万円程度で買えるので、結構お得なのだ。特にPainterは使ってみると、筆の自然なタッチがとても楽しい。というわけで、タブレットを買うことにする。
- CTH470(PhotoshopElements 9とPainter Essensial 4.3が付属)
- CTH470は、Macのタッチ操作が出来るというところがポイント。(ただしタッチ操作は鈍いらしい)代わりにワイヤレスマウスが使えなくなったみたい。自分は、intuosのA5モデルを使っているけど、使ってみたら、A6でもいいやって思った。別に大きくなくても結構描ける。右の黒いのは、intuous 4 のA6版、昔の機種のようにワイヤレスマウスは付属しなくなった。オプションで4400円くらいする。ちなみにintuousの方はタッチ操作はできないが別売りのワイヤレスマウス(電池のない軽い奴)が使えて、標準でBlutoothでワイヤレス接続(18時間:USB充電)が可能。CTH470の方は3200円くらいのオプションでワイヤレスにでき、バッテリー持続時間は8時間程度(4時間充電)
- CTH-470ユーザーレビュー
Photoshop代替案(プロ編)
対策:アカデミックライセンスを購入する。33280円(2バージョン以降は効果的)
- 通常アカデミックバージョンは学生向けなのだが、教材とセットで購入することで学生とみなし販売してくれる所があるので、そういう所を使う。
- Photoshop Extended(Extendedはアップグレードコストが高い)
- http://advan-online.jp/soft/photoshop.html
Illustrator編
対策:代替ソフトが見つからない(泣)25000円のまま
- SVGの編集ソフトが欲しいのだが、マルチページのPDFに出力できるなど、Illustrator並の機能を網羅するソフトは見つからない。安いアップグレードパッケージを探す以外に対策が見つからない。機能はたくさんなくていいので、ある意味、基本のDrawとPDF出力(マルチページ)に対応してくれれば、それでいいので、Googleぅうう作ってくれよぉお(血の叫び)
古いMacを残しておく
対策:0円:切り替えが面倒:キーボードやタブレットの切替器、NASがあると便利かも
- 自分はMac miniのPowerPC版を持っているので、未だにPhotoshop 3.0(クラシック版)を使い続けている。本体を切り替えるのが面倒だが、ある意味、最も低コストであるし、肥大化する前のバージョンなので動作が軽快で使いやすい。作り終わったファイルを、ネットワーク経由で転送する。これも面倒な作業だが、何かするたびにレインボーサークルが出てきて中断させられるCS2よりかは、遙かに快適に作業ができる。メモリを8GBにしないといけないだろうな。同じ作業を100MB以下のメモリで昔は軽々と出来たのに、どうして、そんなにおデブなソフトになっちゃったのAdobe?変則的な使い方としては、NASを用意して、そこに一元化して保存すれば、ファイルの書き込みもそんなに大変じゃなくなるかもしれない。
- MZK-USBSV
- USBハードディスクをNAS化するLANアダプタ(注:NTFSに対応していない)
- (HDがSleepモードになってしまうと再起動が必要らしいので面倒な事はかわりないかも...)ハードディスクは、左が3.5インチ2TB、右が省エネ(2.5w)でコンパクトな2.5インチ500GBタイプ
- U2SW-B27SBK
- 7portのUSB切替器、手元スイッチ、電源アダプタ付き
- これを選んだのは、タブレットが結構、電気食うので念のためACアダプタ付きが良かろうと思った。それと、手元スイッチがついていて便利そうだと思った。しかし、USBが切り替えられても、スピーカーやモニタは別途、切り替えなければいけないという点で、これもやっぱ不便かも。ちなみに、この製品ではないがUSBハブを介して、Apple keyboard---MouseとIntuos 2は、正常に使えたので、右の2port品の方が結果的に安くて良いかもしれない。ただ、1000円余計に払えば、7portで電源付きなので、他のUSBオーディオなんかをつないで音楽を楽しむとかするならば、7port品のほうが便利かもしれない。