SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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超解像度処理ソフト:HQ Photo Enlarger(Mac)を使ってみた。

1.解像度が上がる!

  • 静止画の超解像度処理をやってくれるソフト、HQ Photo Enlarger(Mac版:Freeware期間限定でタダ、通常価格は1300円らしい)を使ってみた。解像度2.5倍までならば、結構、満足の行く超解像度処理された写真が手に入る。

2.デジカメの画素数の時代は終わった

  • これを見て、デジカメは500万画素(2560×1920)あればいいと思った。解像度は、こういうソフトをGPUエンコードで処理できるソフトさえ付属してくれれば、どうにでもなる。それよりも、手ぶれや感度不足による画質劣化の方が深刻だ。もう画素数を増やす不毛なスペック競争は無意味だと感じた。解像感は、超解像度処理で補完できる。それよりも感度のほうが重要。

3.どんなふうに見えるのか?

  • いろいろな画像でテストしてみるが、例えばモデルの目からレフ板が見えるような画質になる。綺麗にとれている写真ならば、輪郭がシャープに再現される。しかし、階調が浅く、輪郭として認識できないと、ぼやけた画質になってしまう。

4.デジカメの性能は解像度から感度の時代へ(画素数マイナスの時代へ)

  • つまり、そういう意味で、手ぶれやフォーカスが重要になるわけだ。CEATEC2011に行った時、高性能の手ぶれ補正ユニットが展示されていた。これで画素数マイナスの時代になれば、大幅に画質が向上するだろう。高性能化した手ブレ補正機構と、裏面照射型500万画素CMOSセンサの感度を利用した高速シャッターによるブレのない写真、それを付属の超解像度ソフトで編集なんてことが出来ればいいのだ。できれば、GPUエンコードが可能になっているといい。

5.画素数いらない、感度くれ (もういい加減にして欲しい:高画素化は画質劣化の温床)

  • 素数を無意味に増やすのはもうやめて欲しい。ハッキリ言って迷惑だ。感度落ちて手ぶれするし、色も汚いし、その上、無意味にデータがでかい、昔はソニーがそういうユーザーの視点に立ったものを一番乗りで作ってくれたが、今のソニーは、素人受けするスペックばかり追いかける三流メーカーに成り下がった。1600万画素なんてデータが不必要にでかくて邪魔な上に感度が低くてブレやすく、画質も悪い→500万画素で感度3倍で3倍高速なシャッター速度でブレないし、ファイルもコンパクトで扱いやすいみたいなカメラが出てきて欲しい。画素数を減らすという「英断」の出来ない日本のセンサーメーカー、フロッピーを廃止したジョブスのような決断ができないのは情けない。

6.最高のものを作るよりも、ウケ狙いでモノを作る志の低さ

  • AppleSonyの違いは、最高のものを作るという妥協なきジョブスの姿勢と、最低だがウケるだろうというソニーの売上至上主義的な志の低さの違いがある。志の差がブランドイメージにつながってしまうのだと、デジカメの無意味な高画素化を見ていてそう思う。受けの悪いものを作っても、きちんとしたものを作れば、ちゃんと世の中は評価してくれる。iMacだって、フロッピーやレガシーI/Oを全部廃止した。大ブーイングだった。だが、それは一時で、後にそれが標準になった。そういう先を見透す視点の欠落が結果としてダメなものを作ってしまう。解像度を放棄した高感度センサは、富士フィルムが過去にやって失敗したというかもしれないが、失敗などしていなかったのだ。ただ、彼らは途中で諦めたから失敗した。それだけなのだ。継続して良さを伝えきる前に製品を出さなくなってしまった。そういう意味では、製品の価値を伝える能力、それをジョブス並にプレゼンできる能力が絶対的に足りない。ジョブスみたいな人間がいないからダメなのだと思うのは間違いだ。なぜなら、各社のデジカメの宣伝ページは、お世辞にも人に説明するのにいい内容とは言えない。非常に内容が低レベルだ。カメラを知っている人には分かるかもしれないが、一般の人に分かるような内容かというと、全然ダメだ。分かりやすい内容のプレゼンが必要だ。今は、それに必要なツールがたくさんある。例えば、動画配信だ。その動画の中でジョブスの真似をしたプレゼンをするだけでも十分効果がある。それによって、価値を伝えることが出来る。そうやって価値を伝えることが出来れば、売れるのだ。売れれば、価値のないものを作るのではなく、最高のものを作ることが出来る。画素数が多いだけで、ユーザーにデメリットの多いセンサが売れるのは、その数値による比較が簡単で分かりやすいからだ。それと同等の分かりやすさで画素数の少ないセンサのほうが画質がいいことをプレゼンできちんと伝えればいい。映像による比較ができるので難しくはないはずだ。