SKY NOTE

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塩を加えるとハードディスクが18テラバイトに(新しい磁性体の技術)

TechCrunch:塩をひとつまみ加えてハードディスクの容量が18テラバイトに

最近は、ハードディスクの容量も増量のペースが鈍ってきているのだが、このほどシンガポールの研究所で少量の塩を磁性体に混ぜることで記録容量が現在のハードディスクの約4倍記録できるのだという。Yang博士が発見したのは、溶液中に少量の塩を加えると、より優れた粒子を作ることが出来るのだという。この優れたというのは、どうやら磁性体が綺麗にならぶというか、制御しやすくなる事でより高密度に記録できるようになるということのようだ。

塩を加えたデモでは1平方インチあたり1.9テラビット記録できるといい、しかも、粒子そのものを小さくすることにも成功しているため、3.3テラビット/平方インチが可能なのだという。そうなると、近い将来には18TBのハードディスクが登場する可能性があるのだという。しかし、この塩入りハードディスクが手に入るのは2年以上先だという。

この容量増加によって、自分が思ったのは、3.5インチハードディスクを2.5インチハードディスクにすることで、省エネが可能になるという事だ。2年以上後といえば、H.264の倍の圧縮率になると言われているH.265が登場している頃であり、それと組み合わせれば、2.5インチになって容量が減ったと思わずに使うことが出来るだろう。理想的にはフラッシュなのだが、まだまだ容量的に少ないので2.5インチハードディスクに頑張ってもらわなくてはいけない。しかし、2.5インチでも、半分の容量で8TBか、すごいな。今、2.5インチハードディスクで最高のものは、1TBだから、3年後に登場すると考えると、8は、2の3乗だから、久しぶりに2倍のペースで容量が増えることになる。すごい技術だ。これで5インチハードディスクから3.5インチがメインになったように今度は2.5インチがメインになる時代がきそうだ。これは、時代の流れがその流れを後押ししているといえる。
 
3.5→2.5へ移行する理由(3年後を想定)
 省エネ:10w→5w(半減)
 データ:H.265により、必要量が半減
 容量 :2TB(3.5インチ)→8TB(2.5インチ)

この技術が3年後に実用化されると仮定すると、今の2TBのハードディスクの4倍の容量を持つ8TBの2.5インチハードディスクが登場すると予測される。同時にH.265の登場により、必要量が半減するので、ユーザーにとってはこの8TBのハードディスクは実質16TBクラスの容量とも言える。これだけあれば、欲しい動画を十分記録できるだろう。

3年後には、塩入りハードディスクで省エネって感じになるかもしれない。そんな研究発表だった。Mac miniが本格的なホームサーバになる日も近いな。