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TPPの問題点

『TPPで日本をぶっ潰せ!!』 ~ 10分で理解できるTPPの問題点 ~

この動画では、食料という最重要戦略物資を支配されることは、日本が経済植民地になる可能性を指摘しています。そして、TPPの実態は、基本的にアメリカの市場開放要求の総称にすぎないと指摘している。たしかにそのとおりだと思う。その問題点を以下の動画で指摘している。

 サルでもわかるTPP(TPPとは何か、分かりやすく説明している)
 http://luna-organic.org/tpp/tpp.html

 中野剛志先生のよくわかるTPP(12分34秒)
 「日本はTPPで輸出を拡大できっこない! 」
 

この中で、GDPを比較すると、TPP参加国で日本とアメリカを合わせると91%にも登るという。TPPに参加しないと世界の孤児になるというのならば、日本とアメリカ以外にも大きな市場をTPPはもっていないといけないが、実際は違う。TPPは日本とアメリカで9割を占める極狭協定なのだ。これで市場拡大なんぞ聞いて呆れる。しかもTPPの規模自体は、世界人口に占めるTPP参加国の割合は、地球人口の7.4%にすぎない。

 TPPの参加国の概要(注目は地球人口の7.4%にすぎないTPP参加国の人口)
 http://www.jetro.go.jp/theme/wto-fta/basic/tpp/

つまり、TPPは、単なるアメリカ主導の経済連携協定に過ぎず、対日市場開放要求を農業輸出国の多いTPP加盟国の多数決で正当化するための組織にすぎない。もし、そういうアメリカを始めとする農業輸出国に都合のいい経済連携協定に日本が加盟したらどうなるか?日本の食料自給率は壊滅的なダメージを受けるだろう。食料が支配されると、外交的な権限もなくなる。なぜなら、アメリカと対立しても、アメリカは日本に食料をちらつかせるだけで、日本にあらゆる要求を突きつけることが出来る。こうなったら、日本は経済植民地に成り下がる。それを裏付ける内容の公電がWikiLeaksの暴露で明らかになったようだ。

 WikiLeaksニュージーランド外交貿易省のマーク・シンクレアTPP首席交渉官
 ウィキリークス 米国公電「TPPで日本と韓国を潰せる」

上記の記事によると、ニュージーランド外交貿易省のマーク・シンクレアTPP首席交渉官は、「もし、当初のTPP交渉8カ国でゴールド・スタンダード(絶対標準)に合意できれば、日本、韓国その他の国を押しつぶすことができる。それが長期的な目標だ」アメリカ大使館の機密公電でバレちゃいましたね。コレが連中の本音です。TPPは罠です。参加は危険です。

TPPによって、日本を経済植民地化する戦略がTPP参加国の口からハッキリでてしまっています。つまり、日本を最初から陥れるための罠なのです。TPPは危険です。日本は、食料自給率を下げるよりも逆に上げなければいけない。なぜならば、外交とは冷徹なものであり、今は食料が余っているから、輸入できるけれども将来的に地球人口が増え、食料が不足し始めたら、外国から確実に輸入できるとは限らない。自分の国の食料が少なくなっているときに他国に輸出してくれるお人好しな国があると思いますか?ないでしょう。そういう冷徹な現実を直視し、食料自給率に壊滅的なダメージが生じるTPPの参加は拒否するべきです。また、野田政権の中枢部は閣僚のコメントの内容さから察するに官僚に懐柔されています。しかし、民主党議員の半数近くが、このTPP加入に反対を表明しています。

今後食料価格が高騰する際に、現在のような食料自給率40%という状態自体が既に危険なのです。この40%という低い値が、食料が不足し始めたときには、高騰した食料を買うために大量の外貨が必要になることを示唆しています。そうやって日本は買い叩かれていくのです。ですから、日本は逆に食料自給率を上げるためにTPPに加入せず、関税自主権を保持しつつ、国内農業に補助金を出して、食料自給率を上げるべきなのです。日本の食料は主権の及ぶ自国内で作るべきです。それが日本国民のためなのです。今のような低い食料自給率では、日本は食料が少なくなったとき破滅します。言うまでもなく食料は、最重要戦略物資です。これを他国に抑えられるということは、戦略的な敗北を意味します。日本は戦わずして負けるのです。既にニュージーランドのマークシンクレアTPP首席交渉官とアメリカ大使館が交わしていたウィキリークスの暴露公電:「もし、当初のTPP交渉8カ国でゴールド・スタンダード(絶対標準)に合意できれば、日本、韓国その他の国を押しつぶすことができる。それが長期的な目標だ」からもそれは明らかです。

福島原発の問題とTPPの問題はリンクしています。昨日デモに行って、聞いてきた話なのですが、福島原発放射能に汚染された食料が恐ろしいという不安を逆手にとってTPP交渉を日本に持ちかけ、放射能に汚染されていない食料を強調することにより、日本にTPP参加を迫る。そして、安い食料を売り物にモンサントが日本に入ってくる。このモンサントという会社は恐ろしい会社で、農業ハイエナとも言うべき企業なのです。この会社は、土地を人質に取るような会社です。高収量の遺伝子組み換えの作物の種の販売をメインとしていますが、これが農薬に耐性のある種で、もし、TPPに加入すると、今の日本の農業規制では許可されないような強力な農薬と種がセットで販売されます。しかも種は毎年、モンサントから購入せねばならなくなります。なぜなら、種自体に知的所有権があり、種の使用権を払って農業を行うようになります。こうやって、農業自体も支配されていくのです。つまり、これは、国内農業ですらも外国企業に支配されていくのです。そうなってくると、日本農業は、自国内にいながらも、モンサントの支配下になってしまうわけです。

 資料:Wikipedia:モンサント 
 
TPPによって、内と外から食料を支配された日本は、経済植民地と化すでしょう。これが現実なのです。ニュージーランドとアメリカの公電の内容を見れば、TPPによって日本を食い物にしようとしている外国の意図があることは明らかです。日本の内需市場400兆円を各国が食い物にしようとしているのです。また、外国から人材を入れれば、ヨーロッパ各国が抱えている移民問題が日本で発生します。どこの国でも移民問題で困っているのです。(TPPを推進しているアメリカですらそうなのです)バブル以降、アメリカから来たものが日本の利益になったことがあったでしょうか?思い出してみてください。むしろ日本が、それを導入することで悪くなったことが殆どではないでしょうか?そういう過去の事実を直視して、アメリカの言ってくること、マスコミの言っていることに疑いの目を向けて欲しいのです。そういう疑いの目を持つことが健全な社会の礎になります。鵜呑みにし、愚かな決定に耳を傾けないでください。TPPは、日本を潰すための戦略なのです。日本を潰して利益が生じるのは、日本以外の国です。日本国民ではありません。経済植民地となり実質的な外交主権を失うことは、避けなければいけません。
 
食料が安くなるという目先の利益につられて、主権を売り渡すようなことがないようにするべきなのです。私はよくアドバイスをしますが、そのアドバイスを聞く人間は成功しますが、聞かなかった人間は失敗するというパターンがよくあります。私は自分のアドバイスについて友人にこういったことがあります。自分のアドバイスを聞いて成功する人間はいるが、聞かなかった人間は逆に地獄に堕ちる。なぜそうなるかよく分からないのだが、そうなってしまうんだ。と言って、自分のアドバイスを聞き入れるように言っておりました。実際、その友人は私のアドバイスを聞き入れて成功しました。今回は、その種の流れのアドバイスのようにも感じます。天国と地獄の分かれ目のように見えます。TPPは食料価格低下という目先の利益という点では、天国のようにも見えますが、中身はドロドロの地獄です。目先の利益につられて最も重要な主権を売り渡すことがないよう、念を押して、ここで述べたいと思います。

TPPは危険です。参加するべきではありません。
 
〜・〜・参考資料〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
 参考資料:サルでもわかるTPP(TPPとは何か、分かりやすく説明している)
 http://luna-organic.org/tpp/tpp.html

 こんな酷いTPPを大企業や政府は、なぜ推進しようとするのか、そのことが分かるサイト
 参考資料:大新聞にはこんなこと1つも書いていないぞ、TPPデメリット