SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

チェルノブイリハートと日本の甘い基準 放射能汚染の怖さ

チェルノブイリハート(日本語字幕付き)
動画の下に字幕設定のプルダウンメニューがあるので、そこをJapaneseにしてください。
映像は三つに分かれていています。(合計30分程度)

http://savechild.net/archives/8167.html
 http://dotsub.com/view/6311cb62-0e2e-48cb-93b5-6a3e0bfa9661
 http://dotsub.com/view/cef99ec7-959d-4add-b100-a8afeec8a0d1
 http://dotsub.com/view/2a3e2adc-57ec-4488-ab3c-16fb037763a6

この映像はチェルノブイリの小児病院で子供達が放射能の犠牲になっている深刻な状況を表しています。日本の福島第一原発との違いは、チェルノブイリの場合、汚染された食料を、なんの規制もなく子供たちが食べてしまった事です。それによって白血病や心臓疾患になる子供達の酷い状況が30分間にわたって赤裸々に描かれています。中にはとても悲惨な映像もありますので気を引き締めてみてください。

この映像を見て分かる事は、放射能は非常に危険だという事です。特に子供に害を及ぼすという事。その影響も深刻だという事です。この映像によれば、チェルノブイリで奪われた命は9万人でその内、半分が5歳以下の子供だという話です。あれだけ高濃度の汚染が起き、爆発当初、食品に何の規制もなかったわけですから、その程度の害があってもおかしくはありません。むしろ害が少なかったという報告の方が不思議だと思いますので、この9万人という数字の方がリアリティがあります。しかし、チェルノブイリが原因だと証明は出来ません。なぜなら、私達の現在の医学では、放射線障害に対する知見が十分ではないからです。よって、証明された範囲での報告は、非常に少ない数字になる事が予想されます。そういう数字をもって、放射能は危険ではないという主張をされる方がいますが、それは全くの茶番だと、この映像を見て思いました。

それで、日本の福島第一原発の問題はどうなのかと言うと、日本の食品安全基準は、ベラルーシに比べて、非常に甘いのです。そこで日本の基準とベラルーシの基準を並べてみたいと思います。参考にしたのは、NHKの解説員室の番組 月曜〜金曜午後5:00台の「ピックアップ@アジア」という番組です。

NHKチェルノブイリと福島・ベラルーシから学ぶこと」
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/450/91326.html

日本の基準

ベラルーシの基準

  • 注:乾燥キノコは水に浸けると10倍になるので実質は250ベクレル

  • このベラルーシの基準数値を見ると、当初マスコミが食品安全基準の数値が分からないという事で日本の甘い暫定基準値を報道していたのは、嘘だったか、このベラルーシの基準を知らなかった事が分かります。そういう意味で日本の民放テレビ局はよほど無能か、不誠実である事が分かります。無能で不誠実であれば信じるに値するものではない事が分かります。

特に興味を持った数値は、水です。日本が200ベクレル以下としているのに対し、ベラルーシでは10ベクレルです。また、牛肉は日本と同じ500ベクレルですが、豚や鳥肉は200ベクレル、パンに至っては40ベクレルです。(ただ日本のパンの原料は殆どが外国の小麦で作られていますから、問題が生じるとは考えにくいのですが...)また3歳未満の乳幼児に対する基準は37ベクレル/kgです。これほど、数値に違いがありすぎるのはいかに日本の基準が甘いのかという事です。そして、日本の官僚がいかに電力会社の方に向いており、国民に方を向いていない基準を設定しているかという証拠でもあります。政治家は専門知識がないので、それが正しいと信じているだけでしょう。官僚達には十分な知識があるはずです。しかし、これだけ大きな差があるのにもかかわらず、それに対処していない事実は、それを政治家に伝えていない可能性が高いです。なぜなら、日本の政治家は非常に情弱ですから、制度的に情弱なのです。よって政治家を責めるよりも、政治家に集まる情報をサポートする専門の組織を作らないといけません。そうでないとこの問題は継続する事になります。(特に腐敗官僚にとって民主党政権は、自分達の利権誘導行為に敵対する存在ですから、出来るだけ早く官僚に甘い自民党政権に戻って欲しいと願っているはずです)政治家を責めれば喜ぶのは官僚で、弱い政治がさらに弱くなるだけです。それよりも弱い政治を強くする事を考えるべきです。以下のリンクには、その対処法が書かれています。

 アメリカの公的債務問題と日本の無能政治
 http://d.hatena.ne.jp/skymouse/20110801/1312173635

話がちょっと政治にそれましたが本題に戻って、放射線の安全基準は、ベラルーシでは、年間1ミリシーベルトですが、日本では年間5ミリシーベルトです。日本の場合、暫定基準値の食品食べ続けた結果、年間5ミリシーベルトになるという計算なので、ベラルーシの年間1ミリシーベルトという基準で考えると、食品の安全基準値は、500ベクレル/kgではなく、その1/5の平均100ベクレル/kgが適切である事が分かります。

1.放射線を除去する調理法

  • 塩酢につけて除染(計4時間の作業)
  • 1.魚や肉を塩と酢の入った水に2時間ほどつけておき、水を捨てて食品を洗う。
  • 2.もう一度、2時間塩酢につけて水を捨てて、その水を捨ててまた洗う。
  • この2回の除染で、セシウムの30〜40パーセントが出て行くのだそうです。
  • 煮る場合(肉や魚を煮る場合) 
  • 1.最初のにじるな捨てて、二番目の煮汁を利用するようにとの事

2.セシウムを体に吸収されにくくする方法

  • カリウムを多く含む食品
  • カカオ(チョコレートなど)
  • バナナ
  • 皮つきのじゃがいも(放射能汚染されていないもの)

3.セシウムを体外の排出する方法

  • 果実などの細胞に含まれる食物繊維ペクチンセシウム除去に効果があるそうです。野菜や果物に含まれていますが、特にリンゴに多く含まれているのだそうです。フレッシュジュースにして飲むと効果的だそうです。(当然ですが汚染されていないリンゴで、そうするべきです。当ブログ横の計測データリンクを参照)

ベラルーシは国家予算の2割(1200億円)を使って放射能対策をしている。
ベラルーシでは、国家予算の2割(1200億円)をチェルノブイリ事故対策に費やしています。日本ではまだ、それほどの予算を出していないと思います。なにせ、国民が危機的な状況なのに、財源がどうのこうのと言っている能天気な事を行っている議員がいるわけですから。

チェルノブイリハートを見て、日本の甘い基準値を見ると、暗澹たる気持ちになりますが、日本は一応、チェルノブイリからの経験を踏まえ、最初から、食品の安全基準を定め、線量をコントロールしてきましたので、チェルノブイリほどには、子供達は被爆していないと思われます。ただ、それが明らかになるのは5年後ですので、実際にどうなるかは現在は分からないのです。そういう意味で出来るだけ、食品や環境の線量の情報を共有し、子供たちを守っていくことが必要なわけです。幸いな事に殆どの食品の線量は現在は、ND(No Data:計測不能)(Not Detected 不検出)です。この数値が本当の数値ならば、安心して食品を食べても大丈夫でしょう。(多分、出荷規制の段階で廃棄された作物にセシウムが吸収されたものと思われます。注:これは私の個人的な推測です)

 追記:ND(不検出)の食物でも放射性物質は含まれている(2011.9.12)
 http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-851.html

私が見た中では、福島の桃が結構高い数値を出していたものがありました。ただ、政府は嘘を言う事がありますので、国を通さない検査機関のデータも併存してあった方がいいでしょう。その方が、相互チェックが出来ていいです。また、キノコ狩りのシーズンになりましたが、放射能に汚染された土地でキノコを採るのは危険です。摂らないほうが無難でしょう。なぜなら、キノコは土中のセシウムを何倍も濃縮して保持する特性があるからです。

 キノコと放射性セシウム
 http://www.nirs.go.jp/report/nirs_news/9712/hik2p.html

恐らく、農地と違って山は、作物を収穫する事によって除染されないでしょうから、これから何十年もキノコを採るのは難しいと思います。(セシウム半減期は30年です)店頭で売られているキノコは、出来るだけ室内で作られたものを選ぶようにしてください。そういうものは外で作られたものよりも安全です。このブログの右の方にある計測データリンクをたどると、一部、なめこ や しいたけ などに、線量のあるものがありますが、殆どのものはNDです。子供さんのおられる家庭では、このNDの食品を食べる事が適切と考えられます。ベラルーシの基準を見れば大体、100ベクレル以下が安全基準内です。(3歳未満は37ベクレル以下です)計測データを見て私が思う事は、NDの食品が沢山あるのですからNDの食品を選ぶべきだと私は思います。重ねて言いますが、子供さんのいる家では、そうするべきです。