SKY NOTE

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ソニー、24インチ3D液晶ディスプレイを発表(PS3用)

ソニー CECH-ZED1J
http://www.jp.playstation.com/ps3/3ddisplay/index.html

AV Watch:SCEPS3用の24型/4倍速3D液晶を11月2日発売
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20110906_475466.html

液晶パネル
 サイズ   :24インチ
 解像度   :1920×1080
 液晶方式  :VA方式(視野角176度)
 色域    :72%(普通のモニタって感じ)
 コントラスト:5000:1
 応答速度  :4ms(中間調平均:4倍速液晶)
 バックライト:白色LED(エッジライト方式)

音声
 スピーカー(3w)×2
 サブウーファー(5w)×1

入力端子
 映像:HDMI×2(ちょっと少ない)
    コンポーネント端子×1
 音声:アナログ音声×1(ピン端子ステレオ)

出力端子
 音声:ステレオヘッドフォン端子

消費電力
 スタンバイモード:0.2w
 最大消費電力  :60w

3D眼鏡(本体に一個付属:追加5980円)
 
 リチウムイオン電池
  フル充電(45分:持続時間30時間)
  急速充電(3分:持続時間3時間)
 充電方式
  USB端子から充電
 重量:47g

対応3D方式
 フレームパッキング、トップアンドボトム、サイドバイサイド

デザイン

  • ヨコに膨らんだデザイン、正直言って邪魔である。かさ張るのでやめてほしい...狭ベゼルの方がいい。プロフィールプロ的なフラットな奴の方がカッコいいと思う。

2Dと3Dともに高品位な画質

  • この液晶ディスプレイのいいところは4倍速液晶(中間調:4ms)を搭載することで3D映像が表示でき、液晶パネルがVAで広視野角(176度)でフルHDであるため、コンピューターのモニタとしても、申し分の無いスペックを持っている。欠点はHDMI端子が2つとコンポーネント端子しかないため、DVI-D端子に直接つなぐ事が出来ないところと、側面の変なデザインだ。だが、これが待っていたスペックといえる。三菱のRDT233WX-3Dとの違いは、3D表示がインタレースではなくプログレッシブである事と画面が偏光方式に比べて暗い事だ。私は画面が暗くても、部屋を暗くすればいいと思っているので、アクティブシャッター方式の方がインターレースでない分、画質が良くていいと思っている。明るさよりも高品位な映像の方が好みだ。あと偏光方式は視野角が狭い、ちょっと首を動かすとすぐ二重写りというかゴーストのように視差画面が見えてしまう。よって、この液晶ディスプレイのアクティブシャッター方式に軍配を上げる。
  • 追記:レビューを見ると、バックライトが安物を使っているらしく、赤がオレンジ系になってしまうタイプのようです。後は、調整ボタンが背面にあり、リモコンを別途購入しないと調整しにくいことと、入力端子毎にディスプレイ設定を保存出来ないようです。それと人によっては、ブラックアウト現象が確認されている方がいるそうです。(2011.12.6現在)
  • ブラックアウト現象(6秒目あたりに出てくる)
  • Sonyでは、交換に応じるようですが、まさか国内メーカーでこの体たらくとは...品質を落とすぐらいならば数千円高くしてでも、バックライトをいい奴にしたり、リモコン付属したり、ブラックアウトなんて現象が起こらないように品質管理をきちんとやってほしい。(このトラブルを初期ロット特有と見るか、ソニーの品質管理体制の問題と見るか、それとも初物は皆そうなのかと思ってしまう。次期ロットで修正、次期製品で、欠点の解消といったところでしょうか)

これを買っても過去のPC用3Dゲームが立体視できるわけではない

  • だがPC用の3Dディスプレイとしてみたとき、プレイステーション3用というだけあって、PC用の3Dドライバーソフトが付属してこない。だから、これを買っても、PC用の3Dゲームがそのまま3Dに見えるようにはならない。3D用の2画面分の映像を伝送してくれるソフトが必要である。3Dはコンテンツが不足しているため、過去の3Dゲームを立体化すれば、コンテンツが増えるのだが...それができるソフトが付属していない。(プレイステーション3用だから)プレイステーション3にはファームウェアアップデートで過去の3Dソフトを3D化するソフトが標準であるが、PCにはなく、この製品とは別にソフトが必要である。TriDef 3D(49.99ドル:Direct X対応ゲームを3D表示するソフト)サポート対象外の使い方なので、PC用で出来るかどうかは未知数。(多分出来るとは思うのだが...)(追記:レビューを見るとPCでの使用は、triDefを使用して、3D化出来るソフトとそうでないものがあるようです。どうやらソフトの方の対応待ちのようです 2011.12.6現在)

用途を限定しないモニタ(その割には入力端子が少ないが...)

  • 従来のアクティブシャッター方式のモニタは、立体映像は映せても液晶がTNだったので、寝ころんでビデオを見ようとすると、画面が黒くなってしまった。つまり、3Dモニターとして使えても、ビデオを見るのには向かなかった。モニターを全ての用途(3D、PC、ビデオ)に使えるモニタはなかった。あったとしても、3D映像がインターレースだったり、視野角が狭かったり、何か一つ諦めなくてはいけないモニタばかりだった。これは入力端子が少ないものの一応、「諦めなくていいモニタ」である。明るさが多分少ないだろうが、その分照明を暗くすればいいだけの事なので、要するに3Dを見るときには夜間照明などを上手く使えばよいと思う。妥協できないラインではない。(このモニタは、3Dはプレイステーション用としているため、PC用の3D映像がどのように見れるかは分からない)

もう一つ眼鏡を買うと、別々の画面を見られる(2画面まで、要対応ソフト)

  • 別売りの眼鏡を購入し、2つの3D眼鏡を使う事で、2D画面を2人に別々の映像を届ける事が出来る。SimuViewという機能らしい。この機能を使った二画面表示をするのには対応ソフトが必要。多分PS3版しか用意されていないのではないかと思う。

音声

  • 音声はPS3用らしく2chステレオと1chのスーパーウーファーがついている。モニターとして使う人にはどーでもいい機能だが、むしろ外して安くして欲しいとさえ思う。しかし、音響的には筋が通った設計とも言える。これによってステレオスピーカーを中高音よりに最適化し、低音はサブウーファー(5w)×1で鳴らすという役割分担が出来るので、音質的には良くなっているのではないかと思う。(そうなっていない場合もあるかもしれないが...)しかし、出力は3Wなので、大した音は出ないだろうが...3Wでも普通に使うのには十分だが、5Wは欲しかった。音声入力端子がピン端子1系統しかない。PCのDVI-D端子からHDMI端子に変換してつなぐときには、音声がHDMIを介して転送されないので、この音声入力のピン端子が必要になってくる。

消費電力と明るさ

  • 消費電力は60Wで、このクラスのモニタとしては若干大きい、これは恐らく3D表示にすると暗くなってしまうため、明るくするために最大消費電力が大きくなっているのだと思う。しかし、輝度が非公開となっているので、多分、それでも暗いのだろうが...3Dモードになったら、画面を明るくするよりも、部屋を暗くするべしといったところだろう。その方が省エネだし。

リモコン

  • リモコンは別売り、BDリモートコントローラーというのを使うらしい。。しかし、ソニーの学習リモコンでも使えるのだろうか?ちなみに本体はリモコンには対応しているものの、付属してこない。別売りである。

発売日と価格

  • 発売日は11月2日 価格は44800円で3D眼鏡が一つ付属している。

まとめ

  • このPS3用モニタは、従来の3Dモニタの欠点だった。TNを採用する事による視野角の狭さ、偏光方式を使った場合のインターレース表示などの画質の欠点を解消している。今回のモニタも画面が恐らく暗いという欠点があるだろうが、視野角の狭さやインターレースによる画質の劣化に比べれば、部屋を暗くすれば、ある程度、対処できる問題なので、これはこれでいいと思う。後は3Dの画質がどの程度かという事が重要だ。これは実際に見てみないと分からない。3Dモニタも表示が滑らかなモノとカクカクしたものがある。それと表面コーティングの品質。これがわるいとザラツキ、ギラつきが生じ、目が疲れる。あとはケーブル、これはDVI-D端子からHDMIに変換するケーブルがあるのでそれを使いたい。その場合は、HDMIから音声は出力されないので注意が必要だ。それとDVI-D端子やDisplayportを追加して欲しい。そして、TriDef 3Dなどの3Dドライバーソフトをバンドルして、プレイステーション3だけでなくPCでも3D表示出来るタイプを売って欲しい。TriDef 3Dは、Direct X対応の3Dゲームを3D表示できるようにしてくれるドライバーソフト。49.99ドルで売ってる。
  • なお、このモニタでPC用の3D映像が見れるかどうかは分からない。なぜなら、メーカーがプレイステーション3用といっているので、PC用のソフトに対応しているとは明記していないからだ。ドライバーソフトを入れれば、多分出来ると思うのだが、サポート対象に入っていない事をする時には、実際に買った人の意見を聞く他ない。(追記:2011.12.6現在、レビューを見ると、Tridefで3D化出来るゲームと出来ないある模様)コンピューター側がHDMI1.4対応のデータを出せば3D表示が出来るのだが、その場合の3D映像は30fps(フルHD時)となってしまうらしい。Nvidia 3D VisionなどのPCの3D映像では60fps(フルHD)は当たり前なのだが、こういう規格のところでスペックダウンしているのは惜しいところだ。そういう意味ではDVI-D端子(デュアルチャネル対応)やDisplayportを装備して欲しかった。高速で広視野角な液晶を搭載しているのに惜しい。やってみたら意外にできるかもしれないので買った人のレビュー待ち。(ハード性能的には出来るはずなんだけどね。フォーマット上の問題で出来ないみたいな話があるみたい)
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