SKY NOTE

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放射能はガンを増やすか?

「40〜44歳男性のがん発症率(10万人中、何人ががんになったか)」
・1975年 103.4人
・1980年 102.3人
・1985年 111.2人
・1990年 126.4人 ←核実験が始まった年(1945年)に生まれた40〜44歳の人々
・1995年 109.9人
・2000年 104.2人
・2005年 114.1人

参考資料:Wikipedia:核実験

この数値から見ると、核実験が始まった年に生まれた世代が最もガン発生率が高い事が分かる。これは、放射能が子どもにより強く影響を与える事から見ると妥当な数値と言える。ウィキペディアの資料を見ると大気圏内の実験は、1963年以降禁止されている事から考えて、それ以降の世代に強い影響力を及ぼす可能性は低い

参考資料:Wikipedia:核実験から引用

  • 地上で行う核実験は、大気中に放射性物質が飛散することになるため、1963年、これを禁止する国際条約が締結されることになった。大気圏内、宇宙空間及び水中における核兵器実験を禁止する条約(通称部分的核実験禁止条約:PTBT) と呼ばれるこの条約

引用終了

この条約により1963年以降は、大気中に放射能を撒き散らす地上実験は禁止されており、そこから考えると、最も影響を受けたのは、1945年から1963年の18年間の間に放射能の影響を受けやすかった子ども時代を過ごした世代となる。そうなると1945年に生まれた世代が最も影響受ける事になっており、その年代に生まれた1985年から1990年の40代の統計数値が、それまでの数値よりも9〜23%程度高い事から、放射能のガンに対する影響はあると見ていいだろう。

この数値を見て影響はないと書いている人がいたが、それは数値を映像化していないからで、グラフ化すると、その影響が分かる。

ちょうど、1990年に40〜44歳だった人にガンの山が出来ている事が分かる。その人達の誕生年は、1946〜1950年で、丁度、核実験が始まった年に重なる。その後2005年代にガンが増えているのは恐らく、食事の西欧化の影響だろう。この事から分かるのは、核実験による放射能汚染により、それがなかった通常の年に比べて、最大23%ガンが増える傾向があるという事だ。それも子どもに集中的に影響がある。特に1〜5歳までの子どもに強く影響がでる可能性が、この統計から分かる。また、ガンを増やす影響があるのは1〜10歳までの子どもである可能性が高い。そして、影響の傾向は長期間、放射能を浴び続けた世代と特定する事ができる。1946年に生まれた彼等は、子ども時代に最も長期間放射能を浴び続け、影響を受けた世代といえる。その世代が、通常の年よりも23%、ガンの発生率が高いのである。

統計は、変化が何と一緒に上がってきているかという周辺知識がないと、その関連性が分からない。同じ時期に放射能に被爆していても、子どもと大人とでは、影響が違うとか、そういう傾向で見ると、より低年齢の時に長期間被爆し続けた年代にガンの発生率が高い事が分かる。そういう意味で核実験とガンの発生率には整合性がある。