SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

扇風機の節電効果

報道内容を見ていると、「照明をこまめに消す」などの効果の少ない節電方法がトップに来ていたりするので、効果のある節電方法を書く事にした。最も効果のあるのは、エアコンと扇風機の併用です。
 
0.節電の仕方

  • 節電は、基本的に家計簿と同じで、何にどれだけの電力が消費されているか家電製品の説明書から読み取って計算します。その中で最も多いもの、エアコン、冷蔵庫、照明、テレビなどを中心に節電していきます。つまり、節電とはまず、計測する事から始めます。これは家計のやりくりと全く同じですので、それが上手な人には、何をどうすればいいか、お手の物だと思います。計算をしないと、効果のない節電方法で家族に無理を強いる事になり、続ける事が出来なくなります。(そういう意味で、どんぶり勘定はダメです)その中で、最も効果が高いと考えられるエアコンと扇風機の併用について書きます。

1.エアコンの節電

  • 節電で最も効果があるのはエアコンの節電です。夏場は、設定温度を1度あげると、10%節電になるそうです。そのエアコンの節電で最も効果があるのは、設定温度です。今年は28度にしましょう。
  • 上記のページは、エアコンの仕組みから、節電方法を非常に適切に説明しているので読む事をオススメします。そこから引用し、要約したものを当ブログでも書きますが、オリジナルのページを読む事をオススメします。まず、自宅の冷房時のエアコンの消費電力を把握しましょう。
  • 3度調整した時の消費電力と扇風機の併用時の節電分(30%削って扇風機を足す)
  • 6畳 → 冷房能力2.2kW(約440W→308W:132w-45w:87w節約)
  • 8畳 → 冷房能力2.5kW(約500W→350W:150w-45w:105w節約)
  • 10畳 → 冷房能力2.8kW(約560W→392W:168w-45w:123w節約)
  • 12畳 → 冷房能力3.6kW(約720W→504W:216w-45w:171w節約)
  • 14畳 → 冷房能力4.0kW(約800W→560W:240w-45w:195w節約)
  • 16畳 → 冷房能力5.2kW(約1,040W→728W:312w-45w:267w節約)
  • 低価格機→高級機の消費電力比較(高くても効率のいいもの買った方が最終的に得です)
  • 2011年のビーバーエアコンの安いのと高いのとを比較
  • 6畳 → 冷房能力2.2kW(約515W→425W:90w節約)
  • 8畳 → 冷房能力2.5kW(約580W→535W:45w節約)
  • 10畳 → 冷房能力2.8kW(約740W→615W:125w節約)
  • 12畳 → 冷房能力3.6kW(約1225W→1010W:215w節約)
  • 14畳 → 冷房能力4.0kW(約1305W→1110W:195w節約)
  • 上記の内容は、省エネエアコンの数値(高級機の数値)ですので、最新型であっても安物を買った人は、製品の説明書を参照して正確な消費電力を把握してください。(低級機と高級機とでは、同じ畳数でも100w以上違う事もあります)狙い目は、去年の型落ちの高級機です。この中から設定温度を3度調整すると30%削減されると計算すると節電できる量が分かります。それに扇風機を併用した時の消費電力の増加分を45w(扇風機:強:45w 中:30w)として節電分としてい計算しました。ご家庭でも家電製品のマニュアルを引っ張り出して計算してみてください。(上記の内容は、あくまでも目安なので、正確な値は取扱説明書の後ろに仕様表がありますので、そこの冷房時の消費電力を参照してください)扇風機を使うと体感温度が下がります。そこで扇風機の体感温度低下効果がどれくらいか計算してみます。
  • この数値の中で蒸し暑い夏という設定で28度、湿度85%、風速:扇風機の風力として計算してみたいと思います。(電力不足になりやすいのは、蒸し暑い日でしょうから、そこにフォーカスします)

 

 

  • 上記のページに描かれている扇風機の風速の数値は分速なので秒速(1/60)になおします。
  • 扇風機のサイズと風速(消費電力は、商品データからのカタログ値の平均的な数値)
   羽根直径   風速   消費電力 
   20cm   1.92m/s以上   25 W程度  ←小型扇風機
   30cm   2.83m/s以上   50 W程度  ←リビング扇風機

 

  • 扇風機の風速の値は2.8mにしてみます。これを風速0mの時と比較して、どれだけ体感温度低下効果があるか計算しますと...
  • ・気温28度、湿度85%で計算しますと
  • 風速0.0m:体感温度:27.8度
  • 風速2.8m:体感温度:24.1度(3.7度、体感温度が下がる)    

 

  • 扇風機を使うと蒸し暑い夏の体感温度が3.7度下げられる事が分かりました。このことから、設定温度28度にし、エアコンの設定温度を3度上げても、扇風機を使えば、同等の涼しさが手に入る事がわかります。ちなみに湿度65%にしますと、体感温度は22.9度となります。湿度が下がると体感温度も下がる事が分かります。
  • 扇風機の選び方(ものぐさな私の選び方)
  • そうなると扇風機の選び方ですが、もの草な私が薦める扇風機は、リモコンがついていて、そのリモコンで首振り機能がついているものです。リモコンがついていても、リモコンのボタンに首振りボタンがついていないものがあり、家族がいなくなって、自分一人で扇風機を独占したい時、わざわざ扇風機のところまで首振り停止に行くのは面倒なのです。ですから、ものぐさな私と同じ人は、リモコンで首ふりが出来るものを選びましょう。また、体感温度が温度、湿度、風速で変わる事からも分かる通り、そういう状況を計測して、自動的に風量を調整して、省エネをする東芝のハイテク扇風機もありますので、予算のある人は、そういうものを選ぶ事をオススメします。また、夜間に扇風機を使う時には、冷え過ぎないように微風で風を起こしたり、リズム風で風を優しく吹かせるみたいな製品もお薦めです。風を弱くしますと、その分節電できますし、冷えすぎによって風邪を惹かずにすみます。

リモコン無しの押しボタン式ならばコレ
山善 YLT-AK30
・本体サイズ:幅37×奥行34×高さ68~87cm
・重量:3kg
・消費電力:45/48W(50/60Hz)
・操作方法:押しボタンスイッチ
・風量:3段階(弱・中・強)
・切タイマー:3時間
 

日立 HEF80R(リモコンで首振り出来て、それなりに安い)
・サイズ:37.1×36.0×73.5~95.0cm
・本体重量:約3.9kg
・消費電力:40/43W
・高さ調節(73.5~95.0cm))
・リモコン付属(リモコンから首振り可能)
・リズム運転、おやすみ運転(2・10時間)、切・入同時タイマー(1・2・4・6時間)
・風量設定:4段階(微(うちわ風)・弱・中・強)