SKY NOTE

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浜岡原発停止について

今回の浜岡原発廃止は、英断だったと思う。日本の悪いところは、大局にたった意見を小局の論理で駆逐してしまう所、確かに細かいところを詰めないとダメだ。しかし、それを議論している間に地震が起こってしまい、浜岡原発福島第一原発のようになった場合、福島第一原発とは比べ物にならない被害が生じる事が明らかなのだ。地図を見てみると分かるのだが、日本列島は、西から東へ偏西風が流れている。

浜岡原発の場所を見てみると、風下に人口密集地の関東地方があるのだ。もし、浜岡原発福島第一原発のようになってしまったら、東京や千葉などの関東の大部分が放射能汚染にさらされる。しかも浜岡原発の位置は、東海地震の予想震源の中心に位置しており、極めて危険な位置にある。このように非常にリスクが高い状況の原発を止めるのは、正しい判断だったと思う。リーダーというのは大まかな方針を定めれば良い、後は、下のものが調整するのが基本だ。リーダーが全てを把握するのは難しいし、わたしはリーダーをダメだ、ダメだ、と文句を言っているだけで、何もしない人を尊敬はしない。正しい事をしていたら、重箱の隅をつつくようなみみっちい事などせず、支持をし、協力をし、皆の為に努力をする人を尊敬する。
 
このように考えるのは、ガキ大将と、その回りの補佐役の上級生の連携に、子供の頃、私はとても頼もしいと思ったからだ。わたしの世代になったらガキ大将は消滅してしまったので、ある意味、ガキ大将を知る最後の世代なのだが、わたしが知っているガキ大将は、独裁者ではなかった。ガキ大将を含む三人くらい補佐役の人がいて、それが相談しながら物事を決める姿は、独善ではなく、合議であり、しかも、その行為が公平だった事もあって、弱い私はいつも、いじめられている時、そういう先輩たちに助けてもらった。今でも感謝しているし、あの頃以降、公平なものを、あまりにも見ていないのは、寂しい限りである。
 
さて、なぜ、そのガキ大将と補佐役の三人を紹介したのかというと、その三人は協力して問題を解決した点を評価したい。何らかの障害があると、ガキ大将を含めたチームで判断をする。それで解決策を見いだし、それを小さな僕たちに作戦として授ける。それをやっているのはとても楽しかったし面白かった。組織運営は公平で秩序があったし、企画立案、行動も面白くて楽しかった。秘密基地を設定したり、車が遊び場に駐車してあって邪魔だったので、皆で車を押してどけたり、結構、面白かった。その中では、文句を言うだけで何もしない奴なんて一人もいなかった。必ず問題を解決するのにはどうしたらいいかと、皆で相談するアクティビティがあった。子供の社会ですら、それが出来ていたのに、大人の私たちがそれが出来ないのは、子供以下って言うの?恥ずかしいったらありゃしない。文句を言うのはいいけど、対案を示せないものはダメだよね。やっぱり、昔はこういわれたんだよね。「文句を言うなら、お前はどうするんだ」と、それにキチンと答えられないと、「何だ偉そうにしやがって偉くねぇじゃねぇか」と侮蔑されるんだよね。そういわれるのが嫌だから、皆、こうしたらどうだとか、ああしたらどうだとか、意見を言うわけ、だから、文句言うだけの奴を見つけたら、「じゃぁお前はどうするんだ?」と聞くべきだと思う。今のような問題山積の時は特に。今がそういう言葉を復権させる時期だと思う。口先だけで文句だけしか言っていない奴を「なんだ、偉そうな事いって何も答えられないじゃないか」と言ってもいいと思う。なぜなら、そんな奴いくらいたって何も解決しなくて邪魔なだけだから。
 
そういう意味では、浜岡原発はね。総理大臣というガキ大将が号令を発したわけ、「オレは、こうすると」その判断にオレは賛成だから、それを支持し、節電に協力すると宣言する。これは作戦なんだよ。文句だけ言っている奴の意見聞いたって何か問題が解決するか?何も解決しない。彼等は何も考えていないし、何も判断していない。ただ、人の粗を見つけて文句言っているだけ、そういうみみっちい人間の言うことを聞いていたら、日本はどんどんダメになる。理由は?「何も考えず、何もしないで、ただ偉そうにしているだけだから」そんな奴は偉くも何ともない。偉い奴は問題解決できる人、文句を言う奴じゃない。対案がいえる人が偉いんだよ。文句を言うだけの奴は、「偉そうにしているけど、大した事ないじゃないか」と言ってやればいい、それが正しい評価だし、そいう侮蔑が結果としては、人の頭をアクティブにする。適切な評価って、常にいい顔をする事じゃない。時には、人が怒るような事も言う事が大切なのだ。