SKY NOTE

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福島第一原発周辺の海洋汚染について

日経新聞:放射性物質、海洋で沈殿の恐れ 原発事故で仏研究所
セシウム134:半減期2.06年(海底で長期間沈殿、長期間の監視が必要との事)
セシウム137:半減期30.1年(海底で長期間沈殿、長期間の監視が必要との事)
ヨウ素131 :半減期8.04日(数ヶ月にわたって危険だが、その後は薄まり問題なくなるとの事)

フランスの放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)は6日までに海流データなどを元にしたコンピューターシミュレーションを行った。それによると放射性物質で海水に溶け込んだものは、水中で拡散して、海流で遠方に運ばれる為、危険性が少ないという。しかし、微粒子の形でとどまるものは海底に沈んで長期間汚染が続く可能性があるので、長期間の監視が必要と警告
 
生物濃縮は、生物によって違い
セシウムの場合...
・海藻:50倍
・魚類:400倍

放射性ヨウ素の場合...(半減期は8日)
・魚類:15倍
・海藻:1万倍
 
昆布などの海藻類は放射性ヨウ素に汚染されるリスクを抱えているが、この物質(放射性ヨウ素131)は半減期が8日と短い為、重大な危険があるのは数ヶ月にとどまるだろうとしている。(放射性ヨウ素131は、8日ごとに半分ずつ減っていく)

このことから、私が思うに、福島第一原発周辺の海藻は、数ヶ月の間、出荷停止という事になるだろう。既に出荷停止なのだろうが...8日で半分ずつ減っていくので、32日で1/16。
 
32日:1/16(1ヶ月と2日)
64日:1/256(2ヶ月と4日)
96日:1/4096(3ヶ月と6日)
129日:1/6万5536(4ヶ月と9日)
161日:1/104万8576(5ヶ月と11日)
193日:1/1677万7216(6ヶ月と13日)
 
大体半年たてば、ヨウ素131の場合、安全だと思う。これだけ薄まれば、大丈夫だろう。根拠は、基準値750万倍のものを最大とすれば、161日目で、1677万分の1となり、基準値の半分以下にヨウ素131は放射性濃度が下がるからだ。この時には流出したヨウ素131は、無害になるといえる。半減期のみならず、海水中に散っていくので、そこからトータルに見ると半年が妥当だと思う。1万倍に濃縮される海藻はどうかというと、分からない。半減期のみを基準とするならば、さらに1万分の1になる112日(1/1万6384)が目安かもしれない。つまり、大体、9ヶ月(273日これは海洋で薄まらないという現実的でない仮定に基づいた視点とも言える)
 
6日は朗報
 
高濃度の汚染水 流出止まる
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/
 
4月6日 午前5時38分、福島第一原発の2号機のピットと呼ばれている箇所から漏れていた高濃度汚染水(国の基準の750万倍のヨウ素131)が止まったという。東京電力によると5日から6日までに水ガラス(ケイ酸ナトリウム溶液)という水あめ状の溶液を流し込み、4月6日午前5時38分頃、2号機のピット側面の高濃度汚染水の流出が止まった事を確認したという。別の場所から高濃度汚染水が漏れ出していないか確認を急ぐという。また、原子力保安院は「海水から高濃度の放射性物質が検出されているのは、このピットだけが原因ではないと思っている。引き続き、ほかに漏れ出している場所がないか、監視する必要がある」とのこと。
 
まだまだ、高濃度汚染水の流出は完全には止まってない事のようだ。今日の報告は部分的に止まったという事らしい。しかし、低濃度の汚染水の放水は続いており、引き続き海洋汚染への懸念が続くという事で暗澹たる状況が部分的に軽減されたというのが現状かもしれない。