SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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放射能被曝量について

10.ヨウ素-131(131I)
http://cnic.jp/modules/radioactivity/index.php/11.html
 
この資料によると、ヨウ素131は、1ベクレルに0.022をかけるとマイクロシーベルトに直せるので、水道水の210ベクレル/kg程度の数値であれば、4.62マイクロシーベルト/kgとなる。ヨウ素131の半減期は8.05日であるため、放射能は8.05日ごとに半減していく。また、この数値は体外に排出される量を無視したものであり、実際は、もっと小さな被曝量になる。
 8.05日:4.62マイクロシーベルト/kg
 16.1日:2.32マイクロシーベルト/kg
 24.2日:1.16マイクロシーベルト/kg
 32.2日:0.58マイクロシーベルト/kg
 
放射性物質は塵のようなものなので、雨が降ると、川で濃縮される傾向にあるが、この数値は健康に害を為すというレベルではなく、しかも、ヨウ素131であれば、半減期が短いので残留する可能性も少ない。1ヶ月近くで、0.58マイクロシーベルトとなり、非常に低い。大体10万マイクロシーベルト(100ミリシーベルト)で癌になる人が(0.5%5%)増え始めると言われている。チェルノブイリが問題だったのは、毒性の強いセシウム137が含まれていたからだが、今回は水道水ではセシウム137は含まれていない。チェルノブイリとの比較(記事によるとヨウ素を含んだ昆布などの海藻を食うといいらしい。甲状腺に予め汚染されていないヨウ素を入れておいてブロックするという発想らしい)
 
ちなみに胸部X線写真は100〜300マイクロシーベルトである。
資料:Wikipedia:被爆
 
上記の資料によると妊娠中の女性が、妊娠を知ったときから出産までにさらされてよい腹部表面の放射線の限度は、1000マイクロシーベルトである。妊娠期間9ヶ月に換算すると、1日あたりの被爆上限が3.7マイクロシーベルトとなるが、それは270日の間、同じ量の被爆をするという条件下でそうなる。今回の原子力事故が270日続くかと言えば、恐らくそれはないのではないかと思う。気になる場合は、ミネラルウォーターなどを飲む事をオススメする。ストレスは体に悪い。

注:この文章では、内部被曝外部被曝のリスクが混同されていて、2012.3.21現在、原発事故は収束しておらず継続中です。特に環境中に流出した放射性物質セシウム137の体内への蓄積による生物濃縮と長期被曝の問題が全く考慮されておらず、この文章は危険性を余りにも軽視したものとなっており問題がありました。この文章を持って修正したいと思います。セシウム137の半減期から計算される1日あたりの排出量は0.7%です。つまり、99.3%が翌日に持ち越されて蓄積され、そして、長期間、β線(放射腺の一種、α、β、γと有る)に被曝し続ける為に様々な健康上の害があります。1日1ベクレル被曝したとして、200日後に最大150倍、150ベクレル被曝します。長期間、放射腺にさらされる事と、蓄積することによる被曝量の増加により、危険性が大幅に上がります。ですので、できるだけ汚染された放射性物質を食べるべきではないと考えられます。

 安全と考えられるのはドイツの基準です。
  大人:8ベクレル/kg(2012年4月に改定される日本の基準100ベクレル/kg)
  子供:4ベクレル/kg(2012年4月に改定される日本の基準50ベクレル/kg)

〜引用〜
なお、100ミリシーベルト(10万マイクロシーベルト)未満の胎児被曝では、奇形等の自然発生率に対する過剰発生は様々な調査によっても確認されていない(確率的にはゼロではない)。また、この量を胎児が被曝するX線検査法はあまり多くなく、よく行われるX線検査では1桁またはそれ以上小さい。このため、妊娠の可能性を排除するために考案され国際放射線防護委員会が1962年の勧告で採用した10日規則(月経開始後10日以内は妊娠の可能性がないためX線検査はこの期間に行う)は同委員会が1983年に撤回し、同委員会の1999年勧告では100ミリシーベルト未満の胎児被曝を妊娠中絶の理由としてはならないとしている。
〜引用〜
 
東京都水道局:水の放射能汚染度が分かる。
(3月23日の9時の内容はヨウ素131が190bq/kg:前日22日9時は210bq/kg)
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/index.html
 
乳児(1歳未満)の子供に対しての基準は100ベクレル/kgとなっており、それ以上の水は飲むべきではないとされているが、水道局が必要であれば飲んでも良いというのは、基本的にこの数値がかなり余裕を持って設定されているからであり、この数値を過剰に気にして子供が脱水症状になるような事の方がより大きな問題であると懸念した為であると思われる。また、この数値は継続的に(1年間)被爆し続けることを前提としており、金町浄水場の数値を見ると、1日で10%程度減っている(210bq/kg→190bq/kg)事から、水道水の汚染度は22日がピークだったと思われる。大体、放射能汚染は、雨が降った時に空気中に漂っていた放射性物質が雨で地上に落ちる事で濃縮される傾向にある。恐らく、原子力発電所で大量の水蒸気が出ていた頃のものが来ているのであろう。
 
現在の福島第一原発周辺の放射線
http://www.tepco.co.jp/nu/monitoring/index-j.html
 
23日の午後9:00時点で福島第一原発放射線量は232マイクロシーベルト/時である。これが薄めれて、周囲に広がると考えると、これからは大幅に減ると思われる。第一原発の汚染度は17日あたりから大幅に増え3700マイクロシーベルト/時を記録し、その後も21日まで2000マイクロシーベルト/時レベルだったが22日になって230マイクロシーベルト/時台に落ちた事と、水道局の水の汚染が減り始めた事から総合すると、22日が汚染のピークであり、その後は徐々に下がっていくものと思われる。なぜなら、放射能の元となっている原発放射線量が、ピーク時の1/16になっているのだから。
 
危険な汚染度
http://ameblo.jp/k2uchihira/entry-10835974972.html
 
気になるのは野菜の汚染度であるが、上記のblog記事によると葉物野菜の汚染量は水で洗い流すと1/10に減るという話なので、水で洗う事をオススメする。例え、食べたとしてもヨウ素131であれば半減期が8.05日なので、32日程度で1/16になる。つまり、洗い流して1/10、それを食べても、ひと月程度で被曝量は1/160となる計算になる。気になる人は葉物野菜以外のものを食べると良いだろう。もし食べても1ヶ月(32日)程度で1/16になると考えればストレスもたまらないだろう。
 
野菜や牛乳の放射能汚染 いまのところは大丈夫だが…
http://www.j-cast.com/2011/03/23091100.html
 
〜引用〜
3月18日に茨城県高萩市で採取したホウレンソウは最高でヨウ素が15020 、セシウムは524 だった。また川俣町の17日の牛乳 (原乳) はヨウ素1510だった。厚生労働省は農薬などと同様、食品衛生法により、規制値を上回る食品は流通させない方針をとっている。政府は19日、福島県など4県のホウレンソウなどと福島県産の牛乳の出荷停止措置を取った。さらに23日には福島県ブロッコリーコマツナなど、茨城県産の牛乳なども追加された。
ホウレンソウのヨウ素は規制値の7.5 倍だが、滝澤さんは食べてもまったく問題ない量だと解説した。規制値は安全を考慮し、おおむね1年程度食べ続けるとした計算になっている。また、海水の汚染で魚介類が放射能を持つのは食物連鎖の結果で、高濃度の汚染が長期間続かない限り、これも危険がないことを強調した。

〜引用〜
 
1年間食べ続けた結果として計算されている規制値だという。基本的に体に害を為すというレベルは10万マイクロシーベルト(100ミリシーベルト)であり、15020bq/kg×0.022は330.44マイクロシーベルト/kgである。専門家が食べても問題ないというのは、この危険な数値から二桁三桁(300倍)違う状況から、そう言っているのであり、同時にその汚染度の野菜は出荷停止になって流通していないのだ。

注:チェルノブイリ原発事故の患者を解剖したベラルーシの医師ユーリバンダジェフスキー氏の論文によれば、放射能は、低線量でも非常に危険だということが示されており、2012.3.21現在のskymouseの認識では、この記事は非常に問題がありました。この記事は原発事故初期のウィキペディアの資料を元にしており、その時の内容はICRPの基準を元にしていたのですが、そのICRPが基準を緩くしていたことがNHKの番組で明らかになったので、実際には、当時、skymouseが参考にした資料そのものが適切ではありませんでした。現在、ウィキペディア被曝のページは書き換えられています

これが専門家が飲んでも食べても、「ただちに問題となる数値ではない」という根拠である。継続すれば問題だが、実際の第一原発放射能汚染度を見てもピーク時の1/16程度に下がっている事から、この問題は継続しなければ問題とはならないというのが専門家の見解のようだ。
 
しかし、原子力に電力を依存しすぎた結果がこうだと、他のエネルギーや省エネ技術や在宅勤務(クラウドオフィス)などのエネルギーを使わないライフスタイル(ワークスタイル)が求められそうだ。また外貨を稼ぐ為に輸出するというのも産業部門のエネルギーが多いので、これからは輸出ではなく、国内の消費分だけ作る自給自足体制が求めれるのかもしれない。もし輸出をせず、オフィスがクラウドになって在宅勤務であれば、原子力発電分の電力は消滅する。日本の工業生産物の2/3は、輸出製品である。よって輸出をしないのであれば、単純計算で工業部門のエネルギー消費は1/3になる。オフィスもクラウドになって在宅勤務であれば、都市が使っている電力を大幅に減らすだろう。そして労働時間を週休3日して長期休暇ありみたいにして富の分配をする形が望ましい。
 
日本の電力消費量(大雑把:テキトーである)
 都市:3800億kwh → 半分クラウドAmazonみたいにするのならば、1900億kwh
 産業:3700億kwh → 輸出しないならば1/3の1230億kwh
 家庭:1950億kwh → 在宅勤務などで増える量を断熱ガラスやLED照明が相殺
 
これだけ消費電力が減らせれば、あとは電気自動車のバッテリーをスマートグリッドにして、自然エネルギーで固めても大丈夫という感がある。そうすることで、二酸化炭素放射能もないエネルギーを国内で自給する事が可能になると思う。そういう意味で太陽や風力をもっと見直すべきだ。食料についても休耕田(100万ha)で飼料米を生産すれば、かなり食料自給率が上がる。鉄も国内需要だけならば、都市鉱山から自給可能だ。石油も最近発見された藻(オーランチオキトリウム)で生産出来る目処が、あと10年程度でたちつつある。総合的にみて、今回の原子力事故は、日本のあるべき形を指し示しているように思える。
 
あとがき
この記事を書きなおすか、消去しなかったのは、もはやアクセスされていないと思ったからなのですが、2012.3.21にTwitterでリンクされていたのをみて、慌てて修正しました。消去しなかったのは、自分の誤った行為を隠す行為につながると思い、消去しなかったのですが、改めて読み返してみると修正するべきだったと後悔しております。この場で、過った情報を流布してしまったことをおわび申し上げます。

 申し訳ありませんでした。