SKY NOTE

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福島第一原発1号機、爆発(17:00:風向き)

注:単位の根本的なミスをしました。間違いが大きすぎるので、一旦消去して、書き直します。
マイクロシーベルト:百万分の1シーベルト
ミリシーベルト  :千分の1シーベルト

誤:1015ミリシーベルト
正:1015マイクロシーベルト
 
問題を1000倍過大に評価していました。申し訳ありません。致命的なミスを犯してしまいました。
 
 マイクロシーベルトとミリシーベルトの換算式
 http://honpoku.com/dayori/2009/12/post-5.html
 
さらに正確には、マイクロシーベルト/時です。これは、1時間あたりの被曝量で1日であれば、これを24倍、1ヶ月であれば、24×30で720倍にすると正確な被曝量になります。私の記事では、これを1000倍ミスしており、それは約1.4ヶ月(42日間)分でした。
 
最初の記事は、単位を1000倍間違えてしまい、非常に大きな不安と誤解を広めてしまった事を、ここにおわび致します。本当に申し訳ありません。以後は修正記事です。
 
注:メルトダウンの言葉の定義も間違っていました。

  • あとメルトダウンの定義も間違っていて、実際には1号機の問題はメルトダウン直前までいったというのが正確です。炉心融解と聞いて、メルトダウンと解釈してしまったのですが、単に燃料棒が溶解する事はメルトダウンとは言わず、炉心が融解して、核反応が制御出来なくなった状態をメルトダウンというらしいです。単位や用語のミスなど、ラフな内容の記事を書いてしまい重ね重ね申し訳ありません。
  • Wikipedia:炉心融解
    • 原子炉に装荷された核燃料は、水などの冷却材によって常時冷却されている。この水が減って核燃料が露出するなどが原因で高温となり、燃料自体を溶かしてしまう現象を炉心溶融(炉心溶解:wikipedia)を言う。

 
・・・修正記事・・・
福島第一原発1号機が2011年3月12日午後3時36分に爆発した。最悪の事態が発生した。大量の放射能が発生していると見られる為、敷地内の放射線量は、1.015シーベルト0.001シーベルト(1.05ミリシーベルト被曝量との比較から、以後単位をミリシーベルトに統一)、爆発から84分後の最新(午後5:00)の風向き情報をもとに分析してみたい。

 福島第一原発で爆発音 けが人も
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110312/t10014627881000.html
 
放射線の危険度については、以下の記事を引用し、現在の被曝量がどの程度なのか推察する。

 放射線について
 http://www.asahikawa-med.ac.jp/hospital/hoshasenbu/qa.html

・・・引用・・・
どれくらいの被曝線量で実際に身体に障害が起こるのか?


  • じつは、医師が放射線を使って患者さんの診療を行う場合、一番気をつけることは妊娠初期のお母さんの検査です。その際,胎児への影響、すなわち胎児奇形が起きないかということです。胎児奇形が最も少ない量で生じる障害の例です。幸い,胎児奇形もある一定の量以下では起きず,100ミリシーベルト以下の量の被曝では、胎児奇形を全く心配する必要はありません。なお、我々身体の血液の変化は250ミリシーベルト以上、脱毛は3000ミリシーベルト(3シーベルト)以上、皮膚の変化は5000-10000ミリシーベルト(5-10シーベルト)以上の量で生じることが知られています。ちなみに全身に一度に4000ミリシーベルト(4シーベルト)以上被曝しますと骨髄機能不全による死に至ることになりますが、病院ではこのような量まで被曝することはまずありません。自然放射線被曝のところでも書きましたが、健康に心配を与え環境に影響を及ぼすのは、ある一定量(100ミリシーベルト)以上の被曝で起きることであり、100ミリシーベルト以下であるなら全く心配ないと言うことです。

・・・引用終了・・・
 
1ミリシーベルト1.0150.001シーベルト福島第一原発敷地内の被曝量)
250ミリシーベルト(0.25シーベルト):血液の変化
3000ミリシーベルト(3シーベルト):脱毛
4000ミリシーベルト(4シーベルト):全身に被爆すると、骨髄機能不全により死に至る5000-10000ミリシーベルト(5〜10シーベルト):皮膚の変化
 
血液の変化が起きるレベルの4倍に相当する規模の被曝量が敷地内で起きている。血液の変化以上、脱毛以下というのは分かりにくいが、国に届けなければいけないのは0.5シーベルトからだというから、健康被害が生じるレベルなのは確かだろう。別の言い方をすれば、現在の被曝量は、人が死ぬレベルの被曝量の1/4とも言える。原発敷地内の1015ミリシーベルト放射能汚染が、風で分散されて周囲に100ミリシーベルト(0.1シーベルト)以下になるのが恐らくPM7:00現在の20キロメートル圏内という事だと思う。ただ、これはどれだけの放射線物質が流れているか分からないので、ハッキリと断言できないが、危険な毒物が風に乗って散乱していて、それが1/10に薄められれば、危険ではないレベルと言った所だろう。しかし、妊娠初期の妊婦さんは、充分に注意される事、つまり、若い女性はこの放射線を無視するべきではない。
 
原発敷地内の被曝量が健康被害が生じるという100ミリシーベルトの1/100の1ミリシーベルトなので、基本的に問題はないレベルと言えるのだろう。もっと言えば、この被曝量は原発の近くであって、遠くになれば、拡散されて薄くなるだろう。ただし、1ミリシーベルトであっても、同じ被曝量を4日(100時間)浴び続けると健康被害の要因になりうる。特に妊娠初期の妊婦さんは注意すべき。(つまり、若い女性は放射線を無視するべきではない)
 
それではその放射性物質がどのように飛散しているか風向きと地形をもとに考えてみる事にする。気象庁の17:00の資料を以下に提示する。
 
 気象庁の風向き情報(この中で動画を見てもらえれば分かるが、風の動きが分かる)
 http://www.jma.go.jp/jp/amedas/205.html?elementCode=1

 
 12日17:00の風向き(北方向に流れているように見える)
 
 
近くに山があるので内陸には入り込みにくいだろう。だが、放射線物質は、チリのようなものなので、チリが巻き上げられれば広がる。しかし、そうなった時でも恐らく健康に害のない100ミリシーベルト以内に収まる可能性が高い。しかし、健康に害があるとされる100ミリシーベルトの1/100の1ミリシーベルトであり、それが広がる課程で薄まっていくと考えられる。1ミリシーベルト被曝量では4日(100時間)程度、被爆すれば健康被害が生じるレベルになる。広がる課程で分散されて、それがどのていど薄まるかは、風向きと、流出した汚染物質の濃度と量、広がる面積(薄く広くなれば、その分薄まる)によって決まる。
 
爆発は水蒸気爆発だろうね多分...水素爆発でした。(水素が爆発して、コンクリートを吹っ飛ばしという)白煙がでたというから、放射能に汚染された水蒸気が周囲に飛散しているはずだ。それが風速5m以下の風に乗って北向きに流れているのだろう。その流れる課程で薄められて、原発敷地内の1ミリシーベルト/時よりも低くなるだろう。一般的に100ミリシーベルト以下だと安全とされているので、短期間の被爆では安全といえるだろうが、これが100時間以上被爆するとか長期間になると問題になる。しかし、どうやら、流出した核汚染物質は限定されている事から、1ミリシーベルトが0.1ミリシーベルトになり...というようにどんどん薄められて無害なレベルに納める可能性が高くなった様に見える。
 
放射能が高濃度に入っている炉を包んでいる容器の部分は壊れておらず、原子炉を囲んでいるコンクリートの建屋が水素爆発によって吹っ飛とばされたそうだ。このことから、放出された放射性物質は微量にとどまると思われる。核反応は既に停止しており、あとは放射性物質を閉じこめている炉自体が融解しないように海水を注入して冷却するとの事。しかし、極厚の原子炉の建屋のコンクリートを吹っ飛ばす爆発であったため、原子炉を包んでいる容器が破損していないとも限らないので、注意が必要だ。ただ、現時点では周囲の放射線の量が1ミリシーベルトと限定されている為、そのことから考えれば、原子炉を閉じこめている容器は無事であると推測される。
 
 日本経済新聞:海水注入で炉心冷却開始 東電、1号機廃炉も視野

 
13日 午後11:20現在 福島第一原発1号機の格納容器は水で満水〔今テレビで聞いた〕