SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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些細な不祥事で閣僚が辞任する度、政治が停滞する日本

自民党民主党も両党ともパワーゲームばかりしていて、国の政治を行うという責任感というか、信念に欠ける行為が、あまりにも大過ぎ、正直言って日本の政治家(政党)には、国民に対する誠意がまるで感じられない。
 
前原外務大臣が在日外国人の違法な献金を受けていたとして、大臣辞任が取りざたされているが、これは、違法献金の問題のレベルと、外務大臣の政務の継続性の重要度のレベルを客観的に比較すれば、違法献金によって国に対して何らかのダメージがあったかといえば、具体的には何もない、しかし、外務大臣がやめれば、今まで、前原外務大臣が進めてきた外交実績が全てチャラになってしまう。これは国にとって損失である。
 
日本の愚鈍な政治の原因の一つに、指導者の政務の継続性があまりにもなさすぎて、実績を出せないまま、次の指導者の移っていってしまう事がある。外交を司る外務大臣は、その国の顔であり、その顔がコロコロ変わるというのは、外国に対して、日本の発言力が低下する事に繋がりかねない。非常に大きな損失である。客観的に国の損得を考えれば、谷垣氏の主張を国民は聞き入れるべきではないと思う。彼は真面目な人間だと思っていたが、自分の目的を達成する為には、間違った事でもする必要があると考えているようだ。しかし、その為に国政を停滞させ、この国の政治をおとしめるような事をするのであれば、政治家として恥じるべきはないかと思う。
 
日本の政治の問題は、問題の規模に応じた適切な対応が出来ない事によって、小事によって大事が駆逐されてしまうことだ。人事が正にそうで、これはヒステリックなマスコミにも問題があるが、それを安易に認めてしまう事も良くないのだ。些細な問題で常に国の重要事項が停滞するのは問題が多い。私たちは、安易に辞任論を展開するのではなく、問題の規模に応じて適切な対処を望むべきではないだろうか?そうでないと、些細な事で閣僚が頻繁に辞任し、日本の政治は全く身動きが取れなくなってしまう。これではダメだ。