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天才の思考プロセス

天才の思考プロセス

最近、ネタが尽きてきたので、昔書いた文章を引っ張り出してみた。以下のリンクは、義父の特徴とよく似ているので、紹介する。
 
天才とは認知科学
http://www1.ttcn.ne.jp/nigihayami/tensai.htm
 
義父の特徴から推測される天才の思考プロセス
天才の思考プロセスは、私は画考(絵で考えるから画考とわたしは呼んでいる)にあると思っている。画考のメカニズムはフラクタル構造にあると思う。右脳によるフラクタル認識処理が、画像を数値化するのに役だっていると推測する。つまり、数式という文字を利用した一次元計算ではなく、画像をフラクタル解析した二次元計算が可能なのだ。この処理により、通常の一次元処理に比べて、遥かに効率の良い演算が可能となる。これが天才と考えている。
 
あらゆる形を数値化する特殊な方眼紙が天才の頭の中にあり、それを利用することで画像を合成する事で計算が可能となっているのではないかと推測する。この中で、脳のニューラルネットの中にフラクタル処理が出来る回路が出来ていて、その回路を介する事で、映像で(二次元以上の次元で)思考できる。文字(一次元言語)で計算する凡人よりも遥かに速いスピードで数字を計算できる。高次元な思考プロセスであるため、凡人には、その思考方法が理解できない。右脳を使った計算手法であるため、左脳的解釈では理解できない。
 
天才の思考方法は、数値を映像的にまとめて計算していると推定する。(にーしーろーやーとーの二次元版)それを応用してあらゆるものを解釈している。数学とは関係のないものでさえも、それで解釈できるようだ。要するに物事を映像化してしまえば処理できるのである。それは天才にしか見えない風景であり、凡人の私たちには伺い知る事は出来ない視点である。
 
昔、フラクタル画像認識という技術を見た時、似たような写真をコンピューターが高速に分類整理しているのを見て、人間も同様の処理をしているのではないかと考えるようになった。天才とは、その認識精度が非常に高い人間であり、それによって、映像的に思考できる人達なのだと感じる。義父が木の木目の数を一瞬で言い当てた事から、目に入ったものを瞬時に数値化できる感覚を保有している事が伺える。また、新聞の膨大な量の経済数値を一気に読む事も出来るらしく、複数の数値を同時並列的に解釈できる能力を有している事が伺える。これらの特徴から言って、一次元的に直列処理をする凡人の文字思考処理ではなく、二次元以上の感覚で同時並列的に処理をしている事が伺えるのだ。
 
オセロをやる時でも、手順ではなく、オセロの盤面を一枚の絵として解釈している。だから説明も絵画的である。盤面を一手一手読み解くのではなく、盤面の形を一瞬で解釈し、その形から瞬時に答えを見いだす。羽生名人も同様の事を言っており、羽生名人の場合、その直感的答えが正しいか確認する為に、一手一手読み解いていくという手法をとっているという。つまり、最初に答えが合って、それが問題ないかチェックする為に、式が後で来るみたいな感じ、通常とは逆のプロセスなのだ。
 
そういう事なので、天才の義父と話すと面食らう事が多い、私が何か言うと、返事は大体一言で終わる。なぜ一言なのかというと、答えを最初に言ってしまうから、式がなくて、いきなり答えだから、「ほれ、答えだ納得しろ」という事になる。凡人の私は、それではよく分からないので、説明を求める。そうすると「仕方ないな」という感じで説明が後から来る。一般的に言うと、そういう対話は、人をバカにしているようで、非常に腹の立つコミュニケーションだが、私は慣れているので、むしろ、理由を聞くのを楽しみにしていた。そういう意味では、凡人の中でも私と義父は相性が良かったのかもしれない。義父曰く、私は「いい奴」だそうだ。通常の人間では義父と話すと怒ってしまうが、私は義父のコミュニケーション方法を理解していたので、別に怒らない。通常と逆なだけなのだ。答えが先で、理由が後なのだ。そこに気をつければ、あまり怒る事もなくなる。(...と思う)