SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

過剰スペックは要らない、実用的なスペックが欲しい

実用的なスペックの製品にする事で、コストダウンが図れる。例えばオーディオアンプなどは、その典型、日本メーカーの製品はワット数が大きいが、別に音楽を楽しむのには、それほどワット数はいらない。ワット数を抑えて消費電力を低くして、入力系統はUSBとピン入力の二系統、ボリューム調整はリモコンで出来るデジタルアンプ。ダイアル式ボリュームもあり、モータードライブでボリューム調整、筐体はコンパクトで置き場所に困らないのが理想。大抵の日本のメーカーの製品は、入力端子やワット数がてんこ盛りだけど、そんなにいらない。いらないものにお金をかけられても無駄だと感じる。そして、アナログアンプではなく、デジタルアンプによる省エネ性能も欲しい。
 
製品設計にプラグマティズム実用主義)を採用する事が必要だ。そうすることで、真にユーザーの欲しいモノを作る事が出来る。ニーズにフィットしたスペックにする事で、過剰な部分ではコストダウン、必要な部分ではコストアップすることで、コストパフォーマンスの高い製品を作る事が出来るのだ。
 
アンプ
過剰スペック
・ワット数が過剰
・入力端子が過剰
・電力消費の大きいアナログアンプ
・かさばる大型の筐体
・USB入力端子がない
 
必要スペック
・リモコン
・モータードライブボリューム(ダイアルボリューム)
・USB入力+ピン入力
・ヘッドフォン端子
・電力消費の少ないデジタルアンプ
・小型の筐体
 
多少音にこだわると、ワット数が大きくないと瞬間的な大音量に対応できないと考えるかもしれないが、そういうマイナーな需要を無視し、メジャーな需要に優先するのがプラグマティズム的(実用主義的)な仕様設計である。いってみれば、日本メーカーの製品はスペックバブルであるのだが、この20年間の不況の中で消費者の気分は、そういうバブリーで無意味な仕様には白けてしまうのだ。むしろ、本当に必要な部分にコストをかけた製品の方がいいわけだ。余計な機能や性能を省く事で、筐体を小型にすれば置き場所に困らず、また、手の届きやすい場所にアンプが置けて便利だったり、消費電力が少なければ、その分、環境にも優しい。また、仕様を削ってコストを下げ、安く売る事も大事。そうやってアンプを売ればスピーカーも売れるので、そちらの方で帳尻を合わせるのが賢い商売といえる。
 
無駄な性能があると、金を無駄にしてしまうようで結局、買う意欲がなくなる。しかし、必要な事に充分コストがかけられていると思えば、多少割高でも買ってもらえる。ある意味、本当にいいものを作れば買ってもらえるといういい世の中になったとも言える。だから、プラグマティズムが必要なのだ。(現代の日本メーカーの製品仕様はバブル時代の習慣を引きずっている。現在の消費者の感覚に近づけるべきだ)
 
ToppingのTP30は、そういう意味で、最も自分の欲しい仕様に近いアンプだ。2/28までのセールで6380円(送料無料)でD/Aコンバーターを搭載したデジタルアンプが手に入るとは、いい時代になったものだと思う。Topping TP30に足りないのはリモコンであり、それが足されれば、完璧といえる。
 
(写真をクリックすれば拡大します)

Topping TP30 6380円(2月28日まで、通常は7980円)送料無料
http://www.sirobako.com/shopdetail/025005000004/008/000/order/
 
自分は昔、オーディオアンプを使っていたが、使わなくなった。やはり、音が良くても気楽に聞けないのが問題だった。筐体が大きいので置き場所に困ったり、何をするのにも手順が多いので、面倒で使わなくなった。最近オーディオにこだわり出したのは、iTunesiPadのRemoteというアプリケーションがとても便利だから、しかし、当時の苦い経験から、筐体がでかいものは邪魔、使いにくい、出来るだけデジタルで処理、消費電力は少なく、それでいて音が良い。スピーカーも小さいもの。そう考えると、日本メーカーの過剰スペックの製品は外れるんだよね。入力はビデオとPCに繋げればオッケーだからUSBとピン入力で充分、ワット数も別にいらない。余計なこだわりを排し、必要な性能に特化すると、Toppingの製品がいいなと思える。なにせめちゃくちゃ安いしね。