SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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偽善者の壊れた頭

偽善者の主張の特徴は、自分を正当化する為のトリックが多用されている事が挙げられる。このトリックこそ、彼らが自分が正しいと考える理由であり、根拠なのだ。しかし、大抵は、己の生み出したトリック自体に自分自身が騙されている。
 
彼らの主張の特徴を具体的に述べると、まず、自由に解釈できる曖昧な概念を持ち出す事が挙げられる。例えば、暗数を持ち出すのだ。暗数とは、実際には測定されていない数字であり、それは、未知の情報である。つまり、未知の情報であるから、いかようにでも解釈が出来、その解釈次第で、あらゆる数字がコントロールできてしまう。
 
こういう事を認めてしまう事が何故危険なのか?それは、解釈が自由ということは、無制限に自己を正当化できる。つまり、非常に大きな権力を手にする事が出来る。逆に言えば、権利の白紙の小切手を渡すようなものなのだ。こういう論理(屁理屈)を認めてしまう人は、結果として、自分の権利を無制限に搾取される事に賛成した事になる。。
 
いかなる道義上の問題であろうと、無制限に権利を主張していいはずなどあり得ない。その様な事をすればどうなるか?それは弾圧と搾取の歴史が、それを証明している。権力者は常にそういう主張を繰り出し、民衆を弾圧してきた。その主張の結果は惨憺たるものだった。
 
問題なのは、彼らが、そういう無限の権利主張を正しいと信じ込んでいる事だ。論理的思考力が欠如した彼らには、自分がいかに法外な主張をしているか気づかない。彼らが偽善を行うのは、その発想に論理的厳格さがないからである。
 
1.論理的思考力の欠如
2.論理性がないので無制限の主張している事に気づかない。
3.問題を指摘されても、自由に解釈できる暗数などを使って自分は正しいと主張し続ける。
4.その結果、現実を無視し続ける事で被害を拡大する。
 
言って見れば、無制限に自分は正しいと言っている段階で、もう既にダメなのだが、この制限なき自己主張を現実が否定しても、彼らが、自己を正当化をし続けられるのは、彼らの論理的思考力のなさが、無制限の主張を許している事にある。そうなってしまうと「我は正しい、故に正しい」となってしまう。自分を正当化する根拠がまるでなくても、自分は正しい事をしているのだから、私は正しいんだ。というのが彼らの主張だが、それは、全くと言っていいほど主観であり、断じて認めるべきものではない。それは、独裁を認める事と同じである。
 
私は独裁を認めない。故に偽善者を否定する。
 
独裁者(偽善者)の多くは、己が主観によって自己を正当化する。それ故に独裁なのだ。無制限に権利を主張し、周りの者を全て支配するまで、その意思は止まらない。しかし、いかなる独裁者が栄えたといえど、そこには限界があり、歴史はいつも、独裁者が台頭した時、それを否定している。なぜなら、個人の主観という小さな器の中に世の中全体を入れる事は不可能だからだ。必ず民衆の不満が吹きだし、結果として独裁は破綻する。よって、歴史において独裁が長続きした試しはない。秦の始皇帝は、素晴らしい仕事をしたが、その彼でさえも殺された。独裁は長続きしない。正しい仕事をしてもそうなのだから、間違っていれば尚更である。
 
彼らは自分の考え方に対するチェックが甘い、その甘さゆえに、現実を理解できず、結果として偽善を行ってしまう。