SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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PSP2(NGP)を見て思った事

周辺要素から早合点して、PSP2はAndoroid端末であると書いてしまいましたが、実際の報道では、その様な事は書いておらず、誤報を流してしまった事を、ここにおわび致します。

もしかしたら、誤報ではなくなる可能性もありますが、現時点では、充分な根拠がありません。間違った情報を流してしまい申し訳ありませんでした。
 
SONYNGPを見ていて思ったのは、既存のものを全て集めてみましたというところ
・マルチタッチ : iPhone
・アナログパッド:PlayStation
・高解像度画面:iPhone Ratina Display
・Qriocity :iTunes
 
...つまり、新しいものは何もない。挑戦ゼロの製品だが、反面、ユーザーニーズに合致する社会的側面を充実させている。それは...
・Andoroid対応デバイス上でリッチなゲームを動かすという事
 
つまり、PSP2は、基本的にAndoroid端末であり、ゲームに特化しているとはいえ、PSP2のゲームは、他のAndoroid端末でも実行可能な可能性が高い。専用のメモリカードに記録するというところで、恐らくはSONYのAndoroid端末のみにしか、PSP2のコンテンツをプレイできないかもしれないが、基本的に専用機が汎用機の要素を取り入れたという点は、新しい側面かもしれない。ある意味、極めて有効な手段である。なぜなら、ユーザーは1台のPSP2を購入する事でAndoroid端末も購入する事になるからである。しかもかなり高性能な。iPhone×iPad vs android×PSP2連合軍との戦いとなる。ゲーム機の普及台数とスマートフォンの普及台数が融合し、かなり強力な布陣といえる。こういう時にジョブスが入院しているのは、かなりキツイ感じがする。Apple任天堂と組むべきだったのかもしれない。
 
今回のPSP2過去にSONYの問題を分析し、改善案を示した内容にほぼ合致した戦略であり、正しい戦略といえるが、製品に新規性が乏しいのは寂しい限りだ。SONYらしい製品とは言えない。戦略的には正しいが、新規性に乏しい。SONY製品としてはあと一歩といえる。今回の戦略で業績は改善するだろうが、SONYのステイタスを格上げする事にはならないと思う。
 
過去記事引用

  • アップル:iPhone/iPod Touch(共通のソフト:MacOS X 共通のハード)
  • ソニー :携帯電話,PSP,ウォークマン,mylo(ソフトもハードもバラバラ)
    • 携帯機器をジャラジャラ持ち歩くなんてスマート(携帯)じゃない。そこから考えれば、携帯端末は、一台で多くの事が出来る様に設計するのが筋だろう。そういう意味でコンセプトを背骨にした製品の統合が出来ていない。

-6.製品テーマの絞り込み バラバラの製品 → テーマを絞り込んで統合化

    • ソフトプラットフォームも統合化し開発効率アップ

 
上記の過去記事の中で、早急にやらなければいけなかったソフトプラットフォームの統合化をOSをAndoroidにする事で可能にし、ハードもゲーム機とスマートフォンの機能を融合させている。これにより、製品の付加価値が飛躍的に高まった。ゲームもアプリも両方使える強力な製品になっているといえる。そういう意味では技術的には、何も大きなイノベーションはないが、ゲーム機とスマートフォンを極めて高い次元で統合したという点で評価するべきなのかもしれない。
 
ユーザーニーズに合致しているという点で優れているが、あの子供っぽいボディは何とかして欲しい。もう少し、大人が使ってもいいようにシンプルでカッコいい端末もあるべき。そして、キーボードがスライドするような製品を作って欲しい。電子本を読む時には縦表示の方がいい。多分、そういうものもラインナップの中に含まれていると思う。タブレット型とか、カード型のワイヤレスコントローラーが本体におさまっているとか、そういうの。なにせ、あれはAndoroidマシンなんだから。OSはGoogleに任せて、SONYはハードとサービスやりますみたいな感じ。
 
有機ELで高速応答が出来るんだから。メガネをかければ3D表示も出来るだろう。タイミング信号をBluetoothで飛ばして、専用の立体メガネで見るとゲームが立体化するとかそういう事は仕様を見る限り出来る可能性がある。GPUPS3のグラフィックが僅かな修正だけで表示できるほど高速らしいし、有機ELそのものが高速応答が出来るパーツだから、それらを総合すると、立体表示も可能だと思う。そういう意味では最強といえなくもない。あらゆる側面を想定し考え抜かれていると感じる仕様である。相手の出してくる手を読んで、それぞれに後だしジャンケン的に手を出せる布石がハード的に組み込まれていると感じる。
 
任天堂の3D→後で専用3Dメガネで立体化(パーツ的にできるポテンシャルがある)
AppleのApp戦略→Googleとの連携で対応
 
全方位的な対応といえる。後は、それをソフト的にどれだけ落とし込めるかだが、ゲームが作りやすいという事から、早い段階でAndoroidに対応する方針が決まっていたか、従来のPS3ツールが流用可能な開発環境とも感じるようなPS3作品からのデモ画面から見ると、開発環境を充実させるのに力を注いできたと思える部分があるので、なかなか侮れない。しかもジョブスが入院中となると、これがどうなるかという事になる。そして、今回のPSP2とSONYのGoogleTVは、同じAndoroid製品となり親和性が高い。つまり、PSP2のチップがGoogleTVに使われると、ゲームもアプリもテレビもケータイもAndoroidという輪の中に統合され、おそらく、その輪の中にPS3も加わる事になる。GoogleTVのリモコンやコントローラーにPSP2がなる可能性は充分にある。PSP2プラットフォームとPS3プラットフォームを統合化し、AppleTVのような安価なボックスをSONYが発売してくる事も予想される。つまり、SONYの総力がAndoroidというプラットフォームによって引き出されると予想する。技術的イノベーションは全くないが、戦略的にはイノベーションといえるような統合性を生み出す可能性がある。(厳密に言うと、今まで別々だったゲーム市場、コンピューター市場、AV市場をAndoroidを介する事で統合してしまうことが、ある意味イノベーションとも言える)