SKY NOTE

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CES 2011の3Dのニュースをまとめてみた。

1.RealDの円偏光モニタ(低価格なメガネでOK)

  • モニタでは、円偏光方式のRealD社のRDZ3D方式の立体視が興味深かった。このタイプは、NVIDIA 3D Visionのように高価なメガネを必要とするタイプではなくて、簡単な円偏光メガネで3Dが見れる点である。映像に画像処理で偏光(円偏光:光の波が回転しながら、ら旋状に進む)をかけて時分割で偏光をかける方式のようだ。詳細に言うと、モニタ側には片目:72Hzで両目144Hzの表示を必要とするようだ。この方式に注目するのは、通常の偏光式に比べて解像度の劣化がなく、低価格なメガネで立体視できる事だ。それに液晶テレビ大手のSONYSamsungが採用するとアナウンスしているからだ。

 

  
2.裸眼立体視は?

  • 今回のCESで公開された裸眼立体視は、解像度が落ちてしまう上にコストが高いので一般的ではないとして注目しなかった。注目するとしたら、視聴者(1人)の目に追従して、それに合わせて立体映像を構成し、右目、左目に最適な映像を送る事が出来るような形。なぜなら、現状で、それだけのコストをかけるのならば、1人1台持っているか、安価なメガネで3Dが見られる方がいいと自分は思うから。自分的にはSeeReal社のホログラフィック液晶の方が注目したい。(2008年のFPD Internationalでリアルに膨らんでたから。目の前で丸いものが浮かんでいるのを見た時、思わず触りたくなってしまった)

 

 
3.ヘッドマウント型は?

  • SONYがヘッドマウント型の試作品を紹介した時、久々にSONYらしいなと思った。これに昔SONYで発表した首の傾きや向いている方向を感知するセンサーが搭載してあれば、首の向く方向に合わせて映像をを切り替えて、全方向パノラマ3Dという形であれば面白かったがそこまではしていなかったようだ。(ちなみに以前に発表されたセンサーの入ったタイプはアメリカ軍に文句を言われたという噂がある)解像度も1280×768というので、従来のこのタイプ(VGA 640×480)のものよりは、改善されたといえる。本当は最低でも1920×1080 or 3840×2160位の解像度で、視界を映像で埋め尽くす様に立体映像が見れて、同時にヘッドセットが付属していて、PlayStation Homeで会話が出来るみたいな事を欲しかった。

 

4.立体表示を可能にするビデオチップは?

  • 最近出たノート用ビデオチップでは、NVIDIAGeforce 540M以上が3D Vision対応。SP数が96になり、普及価格帯のビデオチップで3D Visionが見れるようになった。MacBook Pro 15inchあたりが採用しそうなチップだ。今年は、このビデオチップと円偏光方式の3D 液晶モニタの注目したい。普及価格帯のビデオチップと高価なメガネのいらない円偏光式の3D Disiplayの組み合わせは、これまでよりも安い値段で3Dが楽しめる。今年はそういう意味で3D普及元年といえるだろう。

 
5.3Dカメラは?

  • あと3DカメラがSONYから出てきたが、ハンディカムは見るからに高そう。デジカメ風の奴は安そうなのはいいけど、光学ズームがないとの事で、何となくスルー。カシオのTRYXのようなメカニカルな工夫で光学ズーム搭載の3Dカメラを裏面照射CMOSセンサ 500万画素×2でやって欲しかった。(画素数が少ないのと、裏面照射なのは、ダイナミックレンジを稼ぐ為:人間の目は陰影を立体的に感じるから、CMOSセンサを独自に作っているのならこれくらいして欲しい)