SKY NOTE

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「 THIS IS IT 」の地球を救う事は実現可能

マイケルの温室効果ガスをなくし、地球を癒すというビジョンは、実現可能である。従来、不可能だと想われていたが、それが最近の研究発表を組み合わせると、出来る可能性が充分にある事が分かる。そこで、そういう研究開発を紹介する。
 
2030年に完全に石油をバイオ化し、石油由来の二酸化炭素をゼロにする。

  • まず、現在、日本は2560億リットル(2004年)の石油を消費している。この内、外国に輸出する製品に使っているプラスチック(320億リットル相当)を省くと、国内で実質的に使っている石油の量は2240億リットルとなる。そして、2030年に現在よりも人口が1400万人減ると計算すると、2030年の石油消費量は1980億リットルとなる。この内、バイオ石油で自給できる石油量を1100億リットルと仮定すると、880億リットル分を省エネ技術で賄えばいいという事になる。電気自動車にする事で動力変換効率が12%から36%になる事で、車に現在970億リットル使っている石油の内、650億リットル節減できる計算になる。残った320億リットルの4割を車のボディの軽量化によって130億リットル節減できるとすると、970億リットルが190億リットルまで減る計算となり、車だけで780億リットル節減できる計算となる。さらにペアガラスの普及によって灯油(300億リットル)を3割節減できると計算すれば、90億リットル節減できる。合計870億リットル節減できる計算となる。つまり、2030年に予想される需要1980億リットルにプラスチックボディの電気自動車(-780億リットル)とペアガラス(-90億リットル)の省エネ分を引くと1110億リットルになり、バイオ石油(1100億リットル)で完全に国内の石油はほぼ自給できる計算となる。しかもバイオ石油なので、二酸化炭素はプラスマイナスゼロである。

 
石油(日本の石油需要全体:2560億リットル → 2030年の想定需要1100億リットル)
0.バイオ石油(1100億リットル:二酸化炭素がプラスマイナスゼロの石油)

1.電気自動車(970億リットル → 190億リットル)

2.灯油(300億リットル → 210億リットル)

3.プラスチック(480億リットル → 160億リットル)

  • ・輸出をやめ内需のみに特化する(-320億リットル)

 
石炭(1.7億トン→0億トン)
0.石炭火力発電(石炭7649万トン:2500臆kwh)

  • ・ LEDによる省エネ(2000臆kwh → 1000臆kwh:-1000臆kwh相当)
  • ・人口減少:1.27億人→1.13億人(-1100臆kwh相当)

1.鉄鋼(石炭7375万トン 銑鉄8297万トン)

  • ・輸出をやめて、国内の鉄はスクラップ鉄を活用した電炉製鉄のみに切り替える
  • 輸出をやめるので石炭を燃やす高炉製鉄自体がいらない(石炭-7357万トン)
  • 国内の鉄需要は3400万トンと同等のスクラップ鉄が毎年生じる。
  • 電炉のみで全ての需要を賄える技術が既にある。

2.石炭化学(1400万トン→0万トン)

  • ・強度の高いポリマーで必要量が減りバイオ石油ポリマーで賄える。

3.セメント(石炭1075万トン→0万トン)

 
天然ガス(780臆立方メートル → 158臆立方メートル)
0.天然ガス火力発電(560臆立方メートル:2800臆kwh → 0臆kwh)

1.工業用天然ガス(100臆立方メートル → 88臆立方メートル)

  • ・人口減少 100臆立方メートル → 88臆立方メートル

2.家庭用天然ガス(80臆立方メートル→35臆立方メートル)

3.商業用天然ガス(40臆立方メートル → 35臆立方メートル)

  • 人口減少 1.27億人→1.13億人

 
電気(9700臆kwh:2004年 → 7160臆kwh:2030年)
0.発電構成
地熱発電:2000臆kwh
原子力 :1500臆kwh
・石油火力:1000臆kwh(バイオ石油)
・太陽光 :1000臆kwh
・水力  :960臆kwh
・風力  :700臆kwh
  合計 :7160臆kwh
1.省エネ
・LED :-1000臆kwh(照明:2000臆kwh-100lm/w → 1000臆kwh-200lm/w)
・人口減少:-1100臆kwh(1.27億人:2004年 → 1.13億人:2030年 ワーストケース)
2.電力の安定供給
スマートグリッド

 
石油はカーボンニュートラルなバイオ石油へ移行、石炭は輸出をやめ国内需要に絞り込む事で需要そのものが消滅、天然ガス自然エネルギーの活用などで、80%削減、その結果、二酸化炭素は殆どはなくなる。日本の温室効果ガス13.5臆トンが9000万トンまで下がる計算になる。これは1人あたりの温室効果ガス排出量が今の10トンから800kgになる計算になり、これを2050年の地球人口90億人でかけると72億トンとなる。地球の植物の二酸化炭素吸収量が120億トンと言われているので、温室効果ガスを減らしながら、豊かな生活は可能である事が分かる。