イーメックス:リチウムイオン電池用導電性高分子正極の開発
http://www.eamex.co.jp/capa2.html
イーメックスがリチウムイオン電池の高分子でできた正極を開発した。2011年に量産予定だという。
特徴
・低コスト(リチウムの1/5、鉛電池より安い、1Whあたり20〜50円)
・長寿命(20年:充放電回数1万回 容量85%保持)
・高速充電(5分〜10分)
・エネルギー密度(60〜80Wh/kg)
1.電極素材を導電性高分子にすることで重要電解数は鉛電池の2倍(充放電1万回:容量85%保持)
- 電極素材100%が導電性高分子でできているため、導電性の低下がなく、充放電性能は鉛電池の2倍の性能を達成しました。(充放電回数1万回)
2.ロール to ロールで低コストに生産(リチウムイオン電池の1/5:1Whあたり20〜50円)
- 製造コストは電極素材の導電性高分子は樹脂であるため価格が安く、また、電極の製造方法はロール to ロールによる電解重合の1工程で連続製造されるため非常に安くなり、 リチウムイオン電池の1/5で鉛電池以下の非常に低コストの製造が可能
3.高速充電(5分〜10分で充電:リチウムイオン電池30〜60分)
- 5分から10分で充電ができるという。これだけ充電時間が短ければ、普通のガソリンスタンドと同じ感覚で電気スタンドが使える。コンビニの横にチャージスタンドがあって、そこで飲み物を買って車に戻ると充電できてるみたいな性能。
この電池を使った未来の車のスペック(注:skymouseの妄想)
フィットをベースにしたシリーズハイブリッド車(2015年の設定)
・エネルギー効率:41km/kwh or 82km/L(発電効率2kwh/L:保守的な数字にした)
・車体重量:773kg
・980kg→690kg (NOC:プラスチックよりチョット高いだけという。重量3割カット)
・バッテリー5kwh/83kg(高分子電極を使用:10〜25万円相当)
・インホイールモーター(41km/kwh:シムドライブのものを使う)
・航続距離160km(電池のみ)
・航続距離800km(ディーゼル発電機を使用した場合、燃料タンク10リットル)
・充電回数10000回(容量85%保持)
・想定価格:250万円(バッテリー、モーター、インバーター、制御コンピューター)
・オプション:太陽電池ルーフ350w/hタイプ(20万円:着脱可能)
1時間のソーラー充電で14km走れる。7時間で100km走れる。
NOC:Nano Oriennted Crystals(ナノ配向結晶体)
- プラスチックを高比率で結晶化させる事で、同じ重さならば鉄よりも2倍強度のあるプラスチック
- タイヤの中にモーターが入っており、駆動系とタイヤが一体化している。
- モーター:動力変換効率:90%×発電効率:40%=総合効率:36.0%
- エンジン:動力変換効率:40%×摩擦損失:30%=総合効率:12.0%