SKY NOTE

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旭化成イーマテリアルズ、高性能な反射防止フィルムを開発

旭化成イーマテリアルズ,数百nmオーダーの凹凸を多数形成した反射防止フィルムを開発
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20101111/187347/
 
以前、三菱レイヨンが発表したモスアイフィルムを紹介したが、同種の特性を持つフィルムを旭化成が作っている。サンプル出荷は、2010年内か2011年初頭なのだそうだ。可視光に対する反射率は0.5%程度というのもモスアイフィルムの特性に近いし、記事の中にある写真の様子もモスアイフィルムの感じに似ている。(反射率0.5%といっても、うっすら反射面が見えるが、下にある絵の色とかディティールを損なう事なく、反射が抑制されているところに注目!)
 
従来のグレアの画質を維持したまま反射が抑制されるフィルムであるので、とても注目している。2011年には二社から同様の特性のフィルムが出る事になりそうなので、2011年以降は、グレアかアンチグレアか悩むような事はなく、このフィルムを使われている製品を選ぶか?グレアの製品を購入して後でこのフィルムを購入するかという選択になるだろう。
 
これのいいところは、最近の液晶は、アンチグレアは反射が抑制されるが、虹色のチカチカしたもの見え、グレアの方が虹色のザラツキはないが反射が酷いというように、どっちも完全には、画質劣化要因を排除できなかったのだが、このフィルムを使う事で、反射とチラつきの両方が抑えられる事がポイント。従来のアンチグレアだと色やコントラストが劣化するが、それもない。
 
あとは、高速の広視野角液晶が出てきて3D映像が見れるようになれば、自分が欲しい液晶モニタの完成という事になる。
 
理想の液晶モニタとその構成要素
・色       (フィルム+高演色性LED+10bitガンマ補正)
・解像度     (フルHD+超解像
・動画の滑らかさ (120Hz駆動+フレーム補間処理)
・立体感     (3D:240Hz駆動)
・チラつき反射なし(フィルム)
 
将来的にはフィールドシーケンシャル駆動の日立のMEMSディスプレイBlue Phese Mode液晶による高解像度(3840×2160) & 3Dの液晶モニタが欲しいが、まだ研究段階とか小さな画面だったりするのでモニタとして出てくるのに5〜6年くらいかかりそう。現段階で期待できるのは来年のiMac27インチくらいに、このフィルムが使われる事で反射が抑えられた高品質のLED液晶になる可能性がある事。(UV2Aを使えば広視野角で立体という事もあり得る)とにかくこのフィルムが使われると、アンチグレアよりも一皮向けたような画質になるだろうし、グレアの場合は、反射が抑制されてみやすくなるだろう。どっちにしても画質がグレードアップする。