SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

消費を増やすにはどうしたらいいか?

1.消費したものを置く場所がない

  • 置く場所が不足して消費されないものがある。ものを買えば、それを所有しておくためには、置いておく場所が必要だ。しかし、その場所がなければ、せっかく買っても、手放さなければいけなくなる。つまり、所有する事が出来なくなるわけだ。つまり、それは無意味な消費となり、消費対象から、その商品は外れる事になる。コミックなどが該当するのだが、私がコミックを買わなくなったのは、コミックが面白くないからではない、本棚が一杯になってしまったからだ。商品の品質が落ちたのではなく、置く場所がなくて、それ以上の消費できなくなったのである。物理スペースの飽和状態が問題、こういう商品は、あらゆる物品に通じる。でもコミックは内容が価値なので電子出版にすればいいのだ。この手法で成功したのがAppleiPodである。ソフトを電子化する事によってスペースの飽和状態を回避し、データ容量を拡大すればいいとルールを変えた。それにより、消費者は所有し続ける事が出来るようになり、iTunesは音楽販売においてアメリカで主要な地位を獲得した。車だって同じである。都市には車を置く場所がなく、運用コストが高くつき、その反面、公共交通機関は整備されている為、都市において車の需要は少なくて良い。都市生活者が増えれば車は消費されなくなる。

 

  • ・コミックや雑誌が売れない → 電子化が遅れているからである。
  • ・CD/DVDが売れない    → iTunesに楽曲やビデオを登録していないからである

 

2.消費するだけのお金がない

  • 非正規雇用制度によって、可処分所得が極端に低い雇用者が1700万人、全雇用者の1/3に登る。彼らの平均年収は260万円であり、反面、正規雇用者の平均所得は480万円である。倍近いの賃金格差があるが彼らには実力の差があるのではなく、あるのは身分の違いだけである。生活費を月15万円(年間180万円)として計算すると、非正規雇用者の可処分所得は年間80万円、家も車も結婚も出来ない水準である。それが全雇用者の1/3にのぼる1700万人。正規と非正規の身分差別をなくし、実力の違いによって賃金を設定するならば、平均年収は400万円となる。そうなれば可処分所得は220万円となり。1700万人の消費者が高いものが買えるようになる。正規社員の給料が減ったとしても需要は減らない。なぜなら、彼らはお金があっても将来不安によって使わず貯蓄に回していたからだ。今の政治家の不勉強、無能ぶりを見れば、仕方ない事かもしれない。

 

  • ・子供用品が売れない → 結婚できる所得がないからである
  • ・車が売れない    → 車を買える可処分所得がないからである
  • ・家が売れない    → 家を買える可処分所得がないからである
  • ・電化製品が売れない → 家電製品を買う可処分所得がないからである

 

  • 対処法
    • 同一労働同一賃金を徹底し、低賃金の人達の可処分所得を引き上げると、平均値で月12.08万円程度の余裕が生まれる。更に流通規制の撤廃で生鮮食品も3割安くなることで可処分所得が6000円積み増され、12.68万円となり、その余裕をエコカー・エコ家電1%ローン(合計3.68万円/月)を活用する事で新しい車や家電製品の購入に当てても、毎月90000円余裕がある。これを住宅のローン支払いに当てれば、家も買える。つまり、低賃金の人達が家や車、家電製品を買える状況が生まれる。そうなれば、需要は拡大する。このように人々に均等に選択肢を与えることで、効率よく需要に結びつける事で内需を喚起し、消費を増やす事が出来る。

 

 

まとめ

  • 上記のように、日本の消費は、不公平で誤った賃金制度による所得格差によるものであったり、電子化の遅れによるものであったりと、システムの不備による失敗によるものが多い。誤った賃金制度は、「国際競争の為という」誤った情報によって正当化されて、需要を削り、コンテンツメーカー各社は、電子化は自らのクビを絞めると言う誤った認識によって、電子化が遅れている。誤った認識が、その原因なのだが、それを強固にしているのは、間違った情報を流す知識人の存在が大きい。この連中をどうにかしないと、日本の将来は危うい。尊大に聞こえるかもしれないが、彼らの言う事を聞いて成果があがったか考えて欲しい。国際競争の為と言って、賃金を下げたら需要が縮小してデフレになっている。非正規雇用の所得格差はどう見ても不公平、その不公平さでは中国の人民公社にも引けをとらない。中国の人民公社は皆を平等にした事で不公平になったが、日本の非正規雇用の問題は実力ではなく身分によって大幅な所得の格差が生まれてしまっていると言う点で、不公平である。双方ともやり方は違うが、不公平で労働者のやる気を削ぐと言う点では同じである。公平について論じる時には、当blogの悪平等の構造が、その説明をしているので興味のある人は読んでみて欲しい。ちなみに非正規雇用の問題は「差別」に該当する。

 

 

  • 私の提案はお金と欲望を調和させて消費を拡大するというものである。現状では不均衡な賃金制度や需要にあった消費形態への移行が遅れている為、結果として、消費が拡大しない。この当たり前かつ、普通の事がまるで出来ていない事こそ憂慮すべき事であって、それを解決すべく、企業も国も全力を傾けて対処するべきである。

 

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