新しい技術が出てきたので、それに割り当ててみた。
食料自給率
・食用米 → そのまま
・麦 → 飼料米(休耕田100万ヘクタール使用)
・大豆 → 水田の二毛作(260万ヘクタールで二毛作可能な水田)+耕作放棄地
・とうもろこし → 藻(飼料用)+配合飼料(牛の消化を助ける)
素材自給率
・鉄 → 再生鉄/NOC(ナノ配向結晶体:結晶化した硬いプラスチック)
・プラスチック → バイオポリマー(油を作る藻:ボトリオコッカス)
・ガラス → NOC
・セメント → ジオポリマー
エネルギー自給率
・石油 → 省エネ(ペアガラス/EV)+バイオ石油
・電気
・原子力 → 現状の60%(稼働率30%)+地熱発電=3600臆kwh
・天然ガス → 現状の40%の規模に縮小+太陽光発電=2400臆kwh
・石炭火力 → LED+風力発電=1700臆kwh
・石油火力 → 人口減少(1400万人分:2030年)=1000臆kwh
・水力 → そのまま=960臆kwh
食料は、水田のフル活用がメインになっている。とにかく休耕田を復活させ、二毛作ができるところは大豆も作ると言う量産体制で食料を自給する事を考える。トウモロコシは藻によって代替する。麦は飼料米(多収穫米)を製粉したものを使う。
素材は、鉄は電気炉で作る再生鉄(3500万トン)のみで国内需要はまかなえる。輸出製品のかなりの部分は、NOC(結晶化した硬いプラスチック)に置き換わり、鉄の時代は終わる。そのプラスチックもボトリオコッカスと言う油を沢山作る藻から作り、完全な資源のバイオ化を目指す。そして、NOCはガラスの代替にもなりうるので、ガラスも軽くて丈夫なNOC置き換える。セメントは耐久性の低い現行のセメントから、より優れた性能をもつジオポリマーに移行する。
電気は、原発を新規に作るよりも既存のものを使いつつ、かわりに地熱発電所を新規に作り、それをベース電源とし、低コストで高効率な集光型太陽光発電や風力発電などのムラのある自然エネルギーは、スマートグリッドと天然ガス火力と水力の連携で安定供給をすればいい。
新しい技術と、新しいコンセプトがあれば、エネルギー、食料、資源の自給は可能であり、それを可能とする技術も続々と登場していることから、これらのものを開発する為に省庁間で分散して配分されている環境部門の研究予算を統合し、環境研究都市「エコポリス」を建設。
エネルギー/素材
風 :騒音が小さく、微風でも発電できるブレード
太陽 :高効率な太陽電池/効率の良い太陽熱の集熱パネル
地熱 :効率の良い地熱源の探索
安定供給:スマートグリッドの研究
エネルギ:人工光合成の研究
燃料用藻:ボトリオコッカスの量産技術(バイオポリマー/バイオディーゼル)
セメント:ジオポリマーの研究
省エネ :スターリングエンジンの研究・クラウドシティの研究
食料
飼料藻 :食用藻の量産技術の研究
大豆 :多収穫大豆の研究/二毛作用大豆の研究
外的要因による不安を自給率向上で解消し、国内のリソースをフル活用する事で内需拡大をし、基本的に国内経済だけで、日本社会が運営できるようにする。そうすれば、高齢化社会で国際競争力が落ちても、何も心配する事はない。飢える事も、寒さに凍える事もない。なぜなら、それらに必要なものは、自国で供給できるのだから。ウランも、石油も、石炭も、鉄鉱石も、とうもろこしも、大豆も、麦も、全部いらない。外国から買わなくてもいいから、ドルもいらない。つまり、国際競争しなくていい。よって移民もいらない。