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SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

WWDC 2010 iAd , FaceTimeが生む新しいパラダイム

前日は、社会を変えるようなものはないと思ったが、具体的な内容を見ると、実際にはあった。キーワードは無料だ。
 
1.iAd(広告収益型無料アプリケーション)

  • Appleの新しいビジネスモデル、広告収益型の無料アプリケーションプラットフォーム
  • 基本的にはアプリケーション広告プラットフォームだが、iBooksとiAdが融合すると、広告収益型の無料雑誌が作れるのではないかと思う。

 
2.Face Time(AppleSkype

  • 標準技術で作られたApple版のSkypeのようなIPテレビ電話
  • Appleが老若男女、誰にでも使えるIP電話を作ったら、通話料金がなくなる可能性がある。従来のSkypeとの違いはマイナーからメインストリームに躍り出る無料通話と言ったところだろう。Appleがその優れたインターフェースデザインで高齢者でも使える製品を作ったら、誰でも使える事になり間口がぐっと広がる。その上、Appleとの対抗上、Googleもやり出すと想定すると、規模の面でもマイナーからメジャーになると考えられるのだ。

 
まとめ

  • 無料アプリと無料電話という流れを作っている。Appleは有料コンテンツと広告を収益源とする無料コンテンツの両輪で競争に挑むつもりのようだ。従来の従量制の音声通話によるビジネスモデルをIPベースの無料かつ無制限のテレビ電話に切り替えようとしている。実際には、インターネットの使用料が定額料金でかかるが、インターネットが登場してからやっとこの時が来たかと言う状況になった。Googleも対抗上、同様のサービスを用意するだろうから、恐らく、従量制の電話料金は、消滅するだろう。フリーペーパーの電子版のようなコンテンツが溢れ返り、それが携帯端末を通じて消費される。今の民放テレビ局のようなビジネスモデルが、雑誌やアプリケーションにまで拡張される事を意味する。そして、長電話をする人には朗報と言うわけだ。
  • こういう世界で重要なのは、電波帯域だ。政府は未だにVHF帯の空いた電波帯域を、古い放送メディアに提供しようとしているが、これはインターネットの利用帯域として使うべきである。日本が遅れているのは技術ではなく、その技術を使う発想なのだ。
  • 今回の発表で、Appleは家電メーカーや電話キャリア、メディアに衝撃を与えているだろう。iPhone 4で家電メーカーをiAdでメディアをFaceTimeで電話キャリアを。その全てにケンカを売っているというか新しいパラダイムに否応なく巻き込むところは、Appleらしいと言えば、Appleらしい。