SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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iPad使ってみた

0.iPadを触ってみた感じ

  • iPadが来たので早速触ってみた。箱から出した感じは、意外と小さい、そして、持った感じはズシッとくる重さ、金属とガラスの塊と言った感じ、なるほど、これは持って読めないと言うのもわかる。だが、iPadは、それでいいと触ってみて分かった。タッチ操作をするときに重心が安定しないとダメだと分かったからだ。つまり、机の上に置いて読むのが、妥当と言う事になる。

 
1.まず、USB接続

  • 早速USBにつなぐ、同期するかと聞いてきたが、こっちは早く使いたいので、そんなことは後じゃという事で、早速、無線LANの設定にかかる。

 
2.無線LANの設定が難しかった。

  • 意外とセットアップに手間取る。Mac mini無線LANルータが替わりに使う設定が意外と難しかった。共有設定パネルのインターネット共有と言う機能を使うのだが、この設定がよくわからず、いじっている内に、なぜか開通し使えるようになった。しかし、セキュリティ上、問題がありそうなので、後で検証してみたら、Mac miniでインターネット共有をする時に、どうやらWEPしか使えないというのが問題だった。しかも、WEPのパスワードは固定長であるために、その長さのパスワードじゃないと受けつけない。まず、パスワードを入力しても文字数が合わずに登録できないのに引っかかり、また、セキュリティ上問題のあるWEPではなく、安全なWPA2を選びたいのに、その選択肢がメニューに無いのも面食らった。やはりセキュリティの事を考えると、無線LANルータを買わねばならないのかもと思う。しかし、他の設定項目ではWPA2が選べたりするので、もしかしたら自分の設定がおかしいのかもしれないとも考えられるので、これは定かではない。自分としてはWEP 128bitで13文字のパスワードを入れて、なんとかiPadを接続した。ネットワーク設定でも、AirMacは繋がっているけど、インターネットに繋がっていないとか、文句いわれて、これは結構手間取った。(ネットワーク関係は、約束事や手続きがしっかりしていないと何もできないところがあるので、面倒)小一時間格闘し、ようやくネットに繋がった。

 
3.iPadでネットを見る。

  • 操作体系は、何回もYouTubeの動画で見ているので簡単だったが、意外とタッチセンサの感覚に戸惑う。細かいリンクがあったりすると、なかなか精度よくタッチできないというのが辛い。これは指の太い人間にはきついのかも、そういう時は画面を拡大して押せばいいと言う事でもあるのだが、これは面倒だなと思った。それ以外は、ネットが持ち運べると言う感じだった。自分の場合は、縦表示をメインで使うようになると感じた。だが、ブックマークやら何やら、何もなく、履歴とマルチウィンドウボタンを行き来するのが難しかった。マルチウィンドウはExposeみたいな直感的なインターフェースの方がいいと感じた。多分、この秋にでるであろうiPhoneOS 4.0でそういう機能が搭載されてくるだろう。それまでは我慢我慢、というところだろうか、そんなことを考えながら、インターネットをしながら飯を食っている自分に気づく、食事をしながら新聞を読むと言うのがあるが、あれと全く同じ感覚でネットができると言う事に、ふと気づいた。いつの間にか生活の中に溶け込んでいるiPad恐るべし。

 
3.iPadで動画を見る

  • iPadを使って動画を見た。母には猫の動画が好評だった。母には動画サイトが一番ウケが良かった。猫がコロコロしていると、まるで猫を飼っているみたいだと言ったのが印象的だった。誰か猫のゲーム誰か作ってくれい、売れると思う。ただし、動きや仕草が可愛くないとダメだ。あとは歌謡曲の動画を見せた。概ね動画は手軽に楽しめる内容であった。動画サイトを行くと、Flashを使っている動画もあって、見れる動画と見れない動画がモザイクのようにあった。

 
4.iPadは寝転がって読むのに調度いい

  • そうこしながら、iPadを使っていると、寝転がって読むのには調度いいものだと分かった。通常、寝転がって本を読むと、影ができたり、明るすぎたりと光源の問題が生じるが、自発光の液晶パネルだと、そういうことがない。また、布団の上の狭いスペースだと、ノートだと大きく重く、動かしづらいがiPadはコンパクトで軽いので雑誌と同じように読める。ただ、それも家具に立て掛けたり、布団の上において、上から眺めると言う読み方で手で持って読むと言う事はしない。その重さゆえに持って読むのが辛いと言うのは残念だが、コンパクトで軽いと言うのは便利だと感じた。感覚的には、重たい本を読むような感じ。

 
5.iPadの画質

  • 輝度の調整は最低にしている。輝度を下げれば、それほど目が痛いと言う事もない。写真を見た感じは、自然だが、若干、色が薄いと感じる。これはバッテリー持続時間を伸ばす為に液晶の蛍光体の透過率を上げているのだろう。次の世代のiPadでは、もう少し色を濃くしてもらいたい。自分的にはバッテリー持続時間が据え置きでいいから、色が濃い方がキレイでいい。(LEDの発光効率の向上を色と軽量化に使って欲しい)それ以外は、IPS液晶なので、視野角の問題もなく、非常にクリアでキレイな画質だ。ギラつきもない。ただ、写りこみがあるので、照明は間接光か、暗めの夜間照明の方がいいだろう。あるいはノングレアフィルターが欲しい。

 
6.iPadで本を読む(普通の本より読みやすい)

  • iPadで写真やネットを見た後で、iBooksの熊のプーさんを読む。英語なので分からないのだが、ページをめくる感覚は、流石Appleと言うべきか素晴らしい。背景色がオフホワイトで紙に近い、右上に輝度調整と文字サイズ、虫眼鏡型のサーチボタンがある。輝度調製ボタンは、システムの方の設定よりもワイドレンジで画質を調整できるらしく、かなり暗くできる。目が痛いと言う人は、iBooksの輝度調整で暗くしておこう。充分暗くなって目が痛いと言う事はなくなるはずだ。本を長く読んだが、別に辛くなかった。とても自然に読めた。iBooksの素晴らしいところは、親指で本のサイドをチョットこするだけでページがめくれる事、これはとても楽だ。読書体験としては普通の本と遜色なかった。むしろ、自発光なので光源の問題もなく、ページも楽にめくれて、普通の本より楽に読めた感じがする。唯一の難点は横にして見開き表示をした時に解像度が足りなくなり、文字が読みにくくなってしまう事。だが、それを縦型にすると文字がとてもクリアになり、それを補ってあまりある読書体験となる。iPadの読み方は、手を土台にして、iPadを傾斜させて読み、サイドを親指でこすってめくると言うのがベストという感じ。立て掛ける事ができるのならば小型のBluetoothリモコンでめくれると目が近くならず、読みやすくなると感じた。紙の本で問題はページが跳ねる為に、それに常に注意していなければいけないと言う事にiPadで本を読んでみて気づいた。ページが跳ねないので、落ち着いて読む事ができる。その結果、基本的に紙の本よりも読んでいて疲れない。多分、疲れたと言う人は、輝度設定を、初期設定のまま使っていた為であろう。システム(最低)、iBooks(15%程度)輝度は殆ど最低に近い水準まで私は下げている。初期設定は物凄く明るいので、あのまま見ていたら、睡眠障害になる事も頷ける気がする。ある意味、そんなに明るくしなくていいから、色をもっと濃くして欲しい。

 
7.iPadでコミックを読む

  • iPadSafariを立ち上げてGoogleでebookと検索するとeBookJapanというサイトに繋がり、この際とのコミックは立ち読みができる。正確にはネットで見るのでネット読みなのだが、コミックの序盤の一部が読める。(立ち読みができないものもある)コミックの一部が読めるので、内容が把握しやすい。読めるページはコミックによって変わるらしく、銀河鉄道999の第一巻は序盤が50ページ以上読めて二巻目以降は15ページくらいになったりする。立ち読みボタンをクリックすると、iPhone用の小さな画面が出てくるが、右下に2倍というボタンがあるので、それを押すと、普通のコミックと同じくらいの素晴らしい画質になる。ただし、片ページだけ、見開きになると解像度が足りず文字が読みくくなる。立ち読み機能で結構なページが読める手塚治虫の漫画を見入ってしまい、久しぶりに漫画に夢中になっている自分に気づく。出版不況と言うのも分かる気がした。これだけ素晴らしい作品があっても、立ち読みができないと言うだけで、漫画に夢中になると言う事がもう何年もなかったのだから不況になるのは当たり前だなと思った。でも、これは、顧客のニーズを汲み取ってこなかった書店や出版社が悪いのであって、読者のせいにするべきではない。本のように中身で勝負のものは、中身がある程度分かるようにしないと品定めができないのだ。それをできなくした書店は自分で自分のクビをしめたと感じる。iPadの読書体験は素晴らしく、もはや、紙の本はいらないと感じた。これならばコミックを買いたいと思える。場所も取らないしね。つまり、何がいいたいのかと言うと「紙の本は死んだ」と言いたいのだ。この品質、この便利さを体験してしまうと、紙という過去にこだわる気持ちは何も理解できない。(次の世代では解像度を1560×1024ドットにしてくれれば、見開き表示で、ほぼ完璧な読書体験になるはずだ)

 
こんなラインナップが欲しい 
 iPad mini :軽くて小さい小型のiPad
 iPad    :現行サイズと同じで色が美しく、もっと軽い奴
 iPad HD  :見開き表示でも文字が美しい解像度
 
まとめ

  • 2010年5月29日時点で、自分がiPadについて感じた事は、これで終わり、この製品を見て感じた事は、紙の時代は終わり、新しい時代が始まるというリアルな予感だ。個人でも出版でき、面白いものが書ければ、ヒットする可能性が充分にある。そういう時代の幕あけという感じ。ある意味、今までと別の流れが大きくうねりながら、現れた感がする。iPadには、それだけのポテンシャルを感じた。

 

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