SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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ダメなメディアを駆逐するにはどうしたらいいか?

最近の民放を見ていると、普天間、政治と金に偏りすぎていて、日本の経済を立て直す成長戦略に関する情報、日本の財政の問題、表現規制の問題など、重要な情報が脇に押しやられている。こういう報道を見ていると、一般市民が年間にどれだけの情報を得ているかと考えると、殆ど同じ種類の情報が二、三程度で終わってしまっているような感覚になるのかもしれない。このようなメディアが何故有害なのかと言えば、特定の情報しか流通しないと言う事は、それ以外の分野の話が進まない事を意味する。つまり、日本全体が停滞するのだ。そこで、彼らを駆逐する方法、あるいは、その可能性について考えてみた。
 
競争させよ!
1.外国メディアの参入

  • まず、外部の競争相手の登場を促す為、新しいチャンネルに外国メディアを呼び込む、ABCやBBCやCNNのような海外のまともなメディアを国内にいれる。インターネット放送局でもいい。

2.電子メディアの推進(GoogleTVやTabletPCの普及)

  • YouTubeUSTREAMなどの新しいメディアを使ったテレビの発売、もっと言えば、ソニーが発売するGoogleTVの普及、これにより、リビングにGoogleが入る事で、相対的に電波放送が見られなくなる。また広告収入がネットに侵食されて減額される過程でテレビ局が経営的に苦しくなり、日本の民放テレビ局の大半は潰れて欲しいと言うのが私の意見、GoogleTVやiPadの普及で日本のテレビ局が潰れて欲しい。直近ではiPadの爆発的な普及で、テレビを見ていた世代がiPadを使って相対的にテレビメディアが衰退する方向が望ましい。

3.記者クラブ制度の廃止(日本型の閉鎖的な記者クラブを廃止)

  • 特権階級となっている記者クラブを廃止、特定のメディアのみが政府の情報にアクセスするのではなく、フリージャーナリストなど、多様なメディアが自由に政府の情報にアクセスできるようにする。

4.クロスメディア規制

  • 新聞とテレビの両面作戦で日本を情報操作してきた大手メディア会社の情報市場の支配構造を壊し弱体化させた上で電子メディアを強力に推進する事で大手新聞社も徹底的な競争状況にさらす。記者クラブ制度で情報を独占し、新聞とテレビを連動させたクロスメディアで日本社会に絶大な影響力を及ぼしてきた現状のいびつな情報支配構造を解体する。

 
この全ての項目に共通するのは、特定の企業や組織に情報を独占させないという事である。情報の入り口から出口まで、一貫して独占状態を否定し、自由競争を徹底するのが、この四つの項目に共通する事である。従来の日本のメディアと言うのは、情報の入り口は記者クラブ制度で大手メディアに独占させ、競争に関しては外国メディアを規制で遠ざけ、情報の出口では新聞とテレビが連動して世論支配をする事が可能だった。つまり、特権を持っているだけでなく、競争もなく、しかも、市場を同じ情報で埋め尽くすだけの情報発進力もある。こんなデタラメな状態を続けている日本のメディアは異常だ。この異常な状態を解消し、メディア同士を競争させてバランスの良い健全な情報を流す事で、日本全体を停滞から救う事こそ今の日本に必要な事ではないかと私は思う。
 
民放放送の報道内容の大半は、代案のない批判であり、こういう種類の情報が流通する事は、それ自体が停滞を生むのである。つまり、質の低い情報が停滞を生んでいるのである。故にメディア同士を競争させ、相互に批判できるような状態を生み出す事で、大人の報道ができるメディアを作り出す事が必要だ。今の日本のテレビメディアの情報は、タダ文句を言うだけの子供じみた内容に過ぎず、甚だ大人が見るに耐えるものではない。このようなレベルの低い状態を健全な競争により駆逐し、大人が見るのに耐える内容の情報メディアを生み出す事、それが今の日本が停滞から脱するのに必要な事だ。つまり、社会が前に進める情報を流すメディアが必要なのだ。