どうして、日本には優れたマスコミがいないのだろう?
優れたものがいない理由を考えてみた。
1.優れたものを評価するものがいない
- 日本に有能なジャーナリストの少なさから言って、評価するものがいないと言うのは、公平な評価ができない。つまり、主観に偏る傾向があるか、そもそも評価しても順位が変わらない状況、つまり、競争がないのが問題だと言える。そう考えると、電波法で海外の放送事業者を締め出したり、記者クラブ制度で政府の情報を独占したり、反競争的な傾向が日本のマスメディアには多すぎる。反競争的な保護行政による悪平等環境が日本の情報メディアの質を下げている。
2.優れたものがいない
- 優れた分析を行うには、公平な視点が必要だがテレビを見ると分かるけど、公平とはほど遠い表現手法が多い、例えばニュース内容にBGMが流れてしまう。音楽で人々を感情を誘導してしまうと、主観的意図が生じてしまい公平にならない。また、複数の視点を公平に扱わなければいけない事案でも、感情論に訴えやすい内容に偏ったりもする。そういう客観性に欠ける情報伝達を容認する意識の低さは日本のテレビ局の経営者が田舎っぺだからなのだろう。要するに遅れている。白髪の化石頭と言ったところだろうか?事業仕分けでもそうだが、その根っこには反競争的な制度が横たわっている。そういったものを排除して行く事が、結果として皆の利益になる。ただ単に仕分けを行うだけでなく、そういう反競争的なシステムそのものにメスを入れて欲しい。
まとめ
- 基本的この種の問題を解決するのに最も有効な方法は、外部の優秀な競争者を規制緩和して市場の中に投入する事である。iPadやChromeOSの登場は好機である。この種のタブレットマシンで、時間を選ばないストリーミングニュースとか、そういうのが配信されるようになったら面白い。
適正な競争条件を作る為に必要な規制緩和
・記者クラブ制度全面廃止(現在は一部廃止)
・クロスメディアの禁止(新聞と放送メディアが結びつく事を禁止)
- 新聞・テレビの猛反発は必至 総務相「新聞社の放送支配禁止」表明
- http://www.j-cast.com/2010/01/15058061.html