iPadはDynabookではないという反論を頂いて、では、どうすれば、iPadをDynabookに出来るか考えてみた。
まず、iPadのSDKの契約ではプログラミング言語の開発は禁止されているという話を聞き、つまり、ユーザーがiPadでアプリケーションを作れないし、既存のアプリケーションを改変する事が出来ないという点がダイナミックなメディアとは言えずDynabookではないという意見を聞いて、なるほどと思った。しかし、回避する方法も考えてみると、あるので、絶対的な問題とは見ていない。
AppleのSDKが縛っているのは、iPadの開発環境の範囲内であって、そこから出てしまうと、効力を持たない。つまり、ウェブ上でやってしまえばいいわけだ。Appleも、ユーザーがウェブ上でやる事に口は出せない。恐らく、ジョブスの狙いはそこなのだと思う。彼はもう独自ファイルの時代は終わっていると認識しているのだと思う。よって、標準フォーマットでダイナミックな情報が作れるのであれば、それに向かうべきであって、Flashや独自ファイルのシステムにいくべきではないと考えているのだ。
- HTML5で作られたアプリケーションを見た時、要するにこれはプラットフォームなのだと思った。
- Canvascape - "3D Walker"
- http://www.benjoffe.com/code/demos/canvascape/
- カーソルキーで操作すると3D画面を歩き回る事が出来る
Flashと違うのは標準技術であると言う事。HTML5でアプリケーションが作れるのならば、そのコードを抽象化したブロックAPIを作り、それを編集するGUIアプリケーションをHTML5で作成すれば、アプリケーションを自分で作ったり、改変する事が可能となる。つまり、自分でアプリケーションを作ったり改変するインフラが整うわけだ。これは、秋葉原の電子パーツショップのようなものだと思う。回路の部品を購入して、それを組み合わせればアプリケーションが出来る。部品は有料であったり無料であったりする。
ウェブ上でやれば、Webに繋がる全ての人が、そういう事ができる様になる。つまり、それが革命ということ