SKY NOTE

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久夛良木健氏が楽天の社外取締役に

久多良木SCE名誉会長、楽天社外取締役に就任
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20100219ATDD1909X19022010.html
 
ソニー中で唯一ソニーらしさを失わなかった経営者だった久夛良木健氏が楽天社外取締役になった。楽天の技術開発部門である楽天技術研究所により深く関与してもらう為と言うのだ。そこで「ゲームや技術の経験を生かした助言をしてもらう」との事なので、楽天が何をやろうとしているのか大体分かる。
 
つまり、ゲーム=3D+楽天=仮想空間ベースの商店街...を目指していると見た。3D液晶モニタもちらほら見られる昨今では、立体映像による商店街を楽天が技術開発の一環として検討するのは想像に難くない。商品に立体感を生む事は、よりリアルな商品体験に繋がり、購買意欲を刺激する材料になる。そこに楽天が目をつけても何も不思議ではない。
 
セコンドライフが上手くいっていないのは、現行のPC性能が充分でない事と、3D空間に行く理由が乏しかったからだと思う。例えばリアルな商品を買えるような商店街があれば良いのだが、そういうものがない。映像世界で完結すると言う世界観ではあるが、ゲームではないし、また、リアルな商品を買えるような所でもない。つまり、欲求を刺激する材料に乏しい事が問題。例えば、人が話をするのには、話題などが一致する相手を見つけなければいけないが、それが難しかったりする。(相手と時間と場所と話題を一致させる必要がある)その上、マシンスペックをかなり要求するから、ノートパソコンでは、動作が緩慢で利用体験としてはあまりよくない。そういう事が折り重なって、結局、セコンドライフはあまり成功していない。だが、これが立体液晶が普及して、GPUが高速になれば、映像はリッチになり、商店として有望な要素が揃ってくる。そうなると電子商店街という流れが出てくる。そこへ久夛良木健と来るのだから、「ああ、なるほどね」と思ってしまった。(もしかしたら、PlayStation3の仮想空間である「Home」に楽天が出店するかもしれない)
 
最近LED液晶を見るのだが、コントラストがクッキリしていて立体感がある。これが3Dになって、その上で、この前のPhotoSpeakのようなものが出てくると、自分の顔を付けたモデルに服を着せる事が出来る。それって魅力的なのだ。なぜならば、自分に服を着せられて、似合うかどうか確認できるから、欲しいと言う感覚がよりリアルになるわけだ。つまり、欲望を刺激する。そういう研究をやるんだろうなと思うと非常にワクワクするのだ。ファッション関係は、私にはどうでもいい研究だが、女性にとっては非常に重要な研究であろう。わたしが見ているのは、それで儲かって世の中が活性化する事にワクワクするのだ。
 
がんばれ久夛良木健さん、未来を見せてくれ!