SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

Pref..
Speech
STOP
Follow..
QR Code
|◀
▶|
QR
×
voice
volume
0
rate
0
pitch
0

ノイズ源を封印する+考えるだけで行動しない自分の習性について

ネットワーク接続が途切れ途切れになったのでおかしいと思ってみると、隣の部屋で母が健康器具を動かしていた。この健康器具がノイズを大量に出すらしくて、音声にノイズがはいるは、ADSLの回線は途切れるは大変だったので、段ボール箱とアルミホイルで帽子を作り、かぶせた。すると、嘘のようにノイズが減り、母などは、テレビにノイズが入らなくなったと喜んでいた。「ふっふっふ、お前は封印したぞ」みたいにほくそ笑んだのだけど、「最初から、そういう事が出来るんだったら、しとけっちゅうの」と自分にツッコミを入れてしまった。
 
私は解決策は既に考えていたりもするのだけど、それを実行に移さない事が多い。考えるだけで行動しないという習性なのだ。そして、今日みたいに困った時に予め考えておいた対策を実行する。困るまでは解決策があっても何もしない。困ったものだ。それでやってみて効果が出ると、「ああ、もっと早くやっておけば良かったな」と思う。どうして、こういう発想になったのかな〜と考えてみると、行動に伴う困難を過大評価している事が多いと感じた。確かに行動は結構大変なのだが、やってみると、意外に簡単にできてしまったと言う事も多い。
 
過大評価の原因は、多分、チームプレイが出来なかった事から来るトラウマなのだろうと思う。コミュニケーションが下手だと、実行時のトラブルに対して、個人で行動するよりも遥かに複雑なタスクになる。単独行動であれば、問題が生じても、それをリカバリーするのに自分で判断して行動できるが、チームプレイだとそうはいかない。色々試してみて、実行すると言うCheck&Tryがやりにくいのだ。問題が生じた時、何十もの失敗を繰り返して、正しい答えを探すやり方の自分の場合、わざわざ失敗する方法を他人にやらせる事は結果として、他人の不平不満になる。だから、非常にやりにくくなる。かといって、このCheck&Tryをチームの中で単独でやろうとすると、この方法は時間がかかる為、今度は時間の側面で問題となる。
 
...とわたしのやり方は、基本的にゼロから答えを見つけ出すやり方であり、効率のいい問題解決法ではない。(そういう非効率な事をチームの中でのんびりとやる私も私なのだが...)だが、これをチームでやろうとすると、時間と労力の負担が大きいので他人からは非常に不評なのだ。この自分のやり方に対する他者の不満に対するトラウマが私の実行へのトラウマになっているのだろう。私は何度失敗しても、それがリカバリーできれば別に平気なのだが、他人というのは、結果が大好きだから、結果が早くて楽にでる方がいいのだ。そういう意味では、私の結果の出し方は、遅くて大変なので非常に嫌われる。(ハッキリ言って非効率かつ大迷惑である)
 
しかし、わたしのやり方のいいところは、ゼロから1を作り出す事である。つまり、今までにないものを作るのには、この方法が最適なのだ。そういう人間から見て、成果主義と言うのは、早く結果が出るが、多分新しい事は何もしないんだろうなと思う。なぜなら、失敗を効率よく避けることこそ、成果を手っ取り早く出す方法なのだから。
 
失敗をしない=新しい事を何もしない→今までと変わらず魅力がないから欲望を刺激しない→高くても買ってもらえるものを作れず安売りをするしかない→デフレ
 
案外こういうところに日本の今の苦境があるのかもしれない。そうやって非効率だと言う理由で新しい事をする人間を駆逐していったからこそ、今の日本は苦しい。そんな気がする。
 
(あとで考えてみると、自分は最も効率のいい対応を意図的に避けている様に思う。問題に真正面から取り組むような事を予め避けている。なるべくメインストリートではなく、目立たないサイドストリートを選んでいるように思う。まるで何かに脅えるように、おそらく、最も効率いい選択肢は、最も多くの利益が生じる場所であり、つまり、そこを狙うと奪い合いが生じる。恐らく、子供の頃立場が低かったので、その奪い合いに常に負け続けてきた結果、最も効率のいい事=奪い合い→敗北という図式が頭の中で出来上がっているのかもしれない、そういう意味では負け犬根性が抜け切らないと言う事なのだろう。)