SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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言い訳を言い続けられる理由

世の中言い訳だらけである。よって、言い訳を言い続ける事が出来る理由と言うのを考えてみた。言い訳を言い続けるのは、自分は戦わず、他人に守ってもらいたいというご都合主義的な心理があるように思える。もし、問題に直面し、自分が戦うしかない状態であるのならば、言い訳を言うことは出来ないはずだからだ。
 
例えば、問題に直面し、他人に守ってもらいたいと思っても、自分の隣にいるのは小さな子供だったりする。そうなると、逆に小さな子供の方を自分が守らなければいけなくなってしまったら、言い訳を言うよりも、どうしたら、小さな子供を守れるかと言う事を考えるはずだ。つまり、強い自分が弱い子供を守るために頑張らなければいけないと言う事がハッキリ分かっているのならば、言い訳を言わず、問題に真正面から立ち向かうしかない。それ以外考える必要はないため、言い訳を言っている暇などないと言う事になる。
 
つまり、言い訳と言うのは、なんらかの形で自分の代わりに他人が戦って欲しいと言う願望の現れとも言えるわけだ。自らが戦わない理由は、自分が必ず負けると思っているか不利であると思っているからであり、結局のところ、自信がないのだろう。しかし、自信がなくても、守るべきものがハッキリしているのならば、戦うしかないと言う事になる。つまり、この時点で言い訳を言う理由はなくなってしまうのだ。
 
つまり、言い訳を言い続けているのは、守るべきものがないから。戦争に負けて、焦土と化した日本を守るという明確な目標を失い、豊かな時代を続けてきて、危機的状況に対する感覚がマヒした今の日本人にとって、絶対守るべきものが意識できないからこそ、言い訳を言い続ける事が出来る。今、日本は自分自身を守るべき時に来ている。なぜなら冷戦が終結し、中国やインドが台頭してくるこの世界で、日本が行くべき道は、自主自立の道しかない。中国と言うトラ、インドと言う象が闊歩している中で日本と言う猫が何をするべきか、自分の食いぶちを自分で見つける事が必要だ。仲間の子猫に餌を与える事も必要だろう。そんなときに言い訳を言っている暇などないのだ。トラや象と戦っても勝てない。だが、餌はそこら中に転がっている。それを拾い集めて生き残る事は出来る。不可能だと言い訳を言う前に生き残るためにサバイバルすることこそ、今の日本に必要な考え方だ。