SKY NOTE

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今後、5年間のディスプレイの進化の予測

ディスプレイの進化(予測年表)

  • 2010年 LEDバックライトと、10bitガンマで輝度と階調の問題が解決する。
  • 2011年 DisplayPort 1.2の登場でフルHD 3Dが標準性能になる。
  • 2012年 BluePhaseMode液晶によるQuad HD(3840×2160)の液晶が登場する。
  • 同時に視野角の問題も解決し、色域も拡張、3Dのチラつきも解消
  • 2013年 DisplayPort 1.3が策定され、Quad HD 3D(120Hz)を転送できる様になる。
  • 2014年 Quad HD 3D液晶モニタが各社から登場する。
  • 2015年 ロースペックのGPUでもQuad HD 3Dが表示できるようになる。

 
1.最強のモニタ

  • メガネ式の3D液晶モニタの進化は、今後5年で急速に進むと考えられる。最も影響力があると見られるのは、BluePhaseMode液晶を使ったフィールドシーケンシャル方式の液晶モニタの登場だ。BluePhaseMode液晶は書き換え速度が1msと非常に高速であり、視野角も広く、フィールドシーケンシャル方式を使った場合バックライトがRGBに分離しているので、色域も拡張でき、解像度も上がる。そして、120Hz表示が可能なスペックを持っているので、3Dにもなる。要するに最強のモニターである。

 
2.2015年には誰もがQuad HD 3Dを手にする時代になる

  • これだけの解像度の映像が立体的に動き、しかも、従来のものよりも視野角が広く、色は鮮やかになることが予想される為、メガネをかければ、そこに、「それそのものがある」と言う状況を生み出せるような超高画質の映像が生まれる。さらにこの時期には、TSV(貫通電極)による大幅なバス幅の拡張がされる時期と重なるため、GPUの性能も大幅に上げられる筈である。2015年には、ローエンドのマシンでもQuad HD 3Dクラスの映像が表示できるようになっているだろう。また同時にこの期間はLEDバックライトの発光効率の向上も同時に起こるので、消費電力も少なくなっていく。

 
3.急速な画質の向上と、社会への影響

  • これだけの画質の向上は、従来とは次元が異なるものとなるであろう。まず、ドットが見えない、出版物のレベルにディスプレイの解像度が追いつく上にメガネをかければ、それがそのまま3Dにすら見える。この結果、紙を使うライフスタイルに疑問が生じるであろうし、これだけの画質があれば、現実と錯覚するような3D空間を作れるはずなので、都市のあり方も変わる可能性がある。つまり、バーチャルとリアルの境目が徐々に曖昧になっていくと思われる。最近、CGを見ていても、実写と見間違える事が多くなった。これと同じ事が都市にも起きる可能性がある。まず、紙がディスプレイに吸収され、その後、都市が同じように吸収されていく、その結果、高層ビルを必要としない電子的な都市が生まれる。それは住宅と工場があれば事足りる世界だ。オフィスビルはそれほど必要ない。