SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

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勝間和代の本が売れる理由

勝間和代を見て、言っている事を聞いていると明らかにバカなのに、なぜ本が売れるのか?という事に疑問が湧いたので考えてみた。勝間和代と言う存在は、「悪貨が良貨を駆逐する」という典型例で、まさしく「悪貨」である。彼女の言っている事は、覚えている事を吐き出しているに過ぎず、その発想に何らオリジナリティがない上に状況に応じたフレキシビリティもない為、的外れな主張になっている事も多い。実際、ネットでは徹底的にバカにされている。正直、何でこんなレベルの低いヤツの本が売れるのか?と思うのだが、彼女の行動は内容よりも、人の目に留まるような場所にいること、つまり、目立つ事に終始しているのだ。だから、上から目線で言うのは、要するに目立つのである。そういう事をすると、毒のある漫才師がそうでない漫才師と比べて人気が出るように目立つわけである。
 
つまり、内容ではなく広報力なのだ。広報力は質ではなく、パフォーマンスである。さて、そうやって目立つ事をして行列を作る。そうすると、その行列を見た人が、さらに並んでくる。それが彼女のビジネスモデルだ。金魚の糞マーケティングと言うのだろうか?
 
だが、所詮は糞は糞なのである。長続きするようなものではない。だが、それでも、その糞みたいな内容で金を儲けているところは、別の意味で評価に値するだろうが、このようなレベルの低いものが評価される事が、今の日本の低迷を象徴しているのかもしれない。勝間和代の言っている事をまじめに聞くようだと、あらゆる判断を間違えるであろう。勝間和代の意見を聞いても、何ら得るところはない。彼女は得をするだろうが、それを真に受けた人は損をするだろう。なぜなら、世の中は動いている。彼女の知識だけの止まった意見を聞いていると、世の中の動きについていけないからだ。ある意味、それが見破れない段階で、既に失敗していると言えるだろう。
 
彼女は高飛車な発言を繰り返すなどして、声が大きいだけなのであるが、そのレベルの低さを理解し、否定するよりも、真に受けてしまう人が多い事が結果として、行列を作り、その行列を見た人がさらに並ぶ、そして、批判的な私のような人間が、それを嘆き記事を書く。そうする事で彼女の知名度はますます高まっていくのである。要するに本の質で言えば、ノーベル賞をとるような学者の難しく高度な本は全然売れないけど、勝間和代のバカ丸出しの本は、多くの人がバカにでき、あるいは真に受ける者もいると言う事で間口が広いのだ。要するに売れるのは質と言うレベルではなく、逆に言えば、質の低さが、多くの人の認知できるレベルに入って、しかもその中で目立つために売れている。間口の広い所で目立つ、それは、渋谷のハチ公前でパフォーマンスをするようなものである。そのパフォーマンスがいかに質が低くとも、多くの人間の前で、それをするために目立って誰もが見る。それが彼女の利益になるわけだ。そういう意味ではピエロと言えなくもない。
 
つまり、まとめると
・人が沢山いるスイートスポットを狙え!
 勝間和代:そのレベルの低さが多くの人の認知できるレベルにある
・とにかく目立て!
 勝間和代:高飛車だが、突っ込みどころ満載なのが、突っ込みやすく話題になる
 
逆に言えば...
・人が少ないバッドスポット
 ガロア:内容が高度すぎて殆どの人に理解できないが歴史に残るような偉業
・目立たない
 ガロア:論文を提出したが誰にも理解されず、全く評価されなかった。
 
参考資料

 
勝間和代は10年以内に消える存在だと思うが、ガロアの理論は200年経っても生き続ける。つまり、メジャーとロングテールの違いである。メジャーはとにかく目立てばいい、逆にロングテールで評価されるのは、質が高くないとダメだ。要するに一番いいのは、質の高いものを分かりやすくする事で、人が沢山いるスイートスポットにおいて、その中で目立つ事。しかし勝間和代のように高飛車になる必要はなく、センスのいいユーモアでもいいわけだ。彼女の場合は、実力がないからそれしか目立つ手段がないだけだ。
 
ガロア群論は現代物理学の基礎を作り、実は多くの人がその恩恵に浴しているが、彼の名前を知る人は少ない。一方、勝間和代の意見を聞いても、殆どの人は、恩恵よりも害悪が生じるだろうが、一応目立っている。(賢明なモノとしてよりもバカとしてではあるが)止まった知識だけの意見では現状とマッチせず失敗するのは目に見えている。勝間和代は得をするが社会は損をする。そういう構図だと思う。
 
ガロア理論から生み出されたもの(一部)
・誤り訂正

  • CDやパソコンのデータが誤り無く使えるのは、元を正せばガロアのおかげである。

相対性理論

 
多くの人は勝間が儲けているから評価をする。しかし、私は儲けているか否かよりも、その内容で評価する。勝間の意見を聞いて価値があるのは、彼女の言っている事ではなく、その言っている事を広める技術である。だが、それをわたしが否定するのは、彼女の様な声の大きい人間のレベルの低い意見が目立ってばかりで、価値のあるまともな意見が、その陰に隠れるような事が、基本的には日本をここまで悪くしていったのだと思うからである。