SKY NOTE

skymouseが思った事考えた事を記したもの

代替フロンがいらなくなる? CKU、あたらしい熱交換器を開発

代替フロンは、強力な温室効果ガスで、その温室効果二酸化炭素の150倍〜2000倍であり、2020年までに生産の中止(発展途上国は2030年までに)が決められている。代替冷媒として二酸化炭素があったが、機器が大きくなってしまう傾向にあり、一般的な冷蔵庫やエアコンにCO2冷媒を採用する事は出来なかった。しかし、このほどCKUが、その問題を解決する小型のマイクロチャンネル熱交換器と言うものを作り、冷蔵庫やエアコンにもCO2冷媒が使えるようにしたのだそうだ。
 
 代替フロン:wikipedia

 超小型マイクロチャンネル熱交換器について
 http://www.ck-unit.com/shx.html#sbm02

 日経産業新聞の記事(CKUが切り抜いて公開している)
 http://www.ck-unit.com/np.pdf
 
構造
個人的には、人間の肺胞に似ていると感じる。細い管(直系0.48mm)を無数に並べる事で面積を増やし、熱交換効率を飛躍的に高める事に成功したという。

 日経産業新聞(2009年8月4日の記事から抜粋)
 
 
二酸化炭素を冷媒に使うと、代替フロン(HFC:CO2の150〜2000倍の温室効果ガス)に比べて2.5倍の100気圧まで上げる必要がある。そのため従来品では、銅管を太くしなければ圧力に耐えられなかった。だから、大きな機器でしかCO2冷媒は使えなかった。しかし、このほど、CKUが開発したマイクロチャンネル熱交換器は注射針の技術を使い、非常に細い管(直径0.48mm程度)を温水用、冷水用の二組を束ねたものをいくつも並べて熱交換面積を大きくし、従来の100倍の熱交換(100w)を実現した。その結果、小型の機器にもCO2冷媒が使用出来、今後、家庭用のエアコンや冷蔵庫にも採用が広がりそうだ。これによりHFCの使用が少なくなれば、温室効果ガス削減になる。
 
今度、冷蔵庫を買うときにはCO2冷媒の製品にしようと考えるskymouseであった。

日本のHFCの排出量は2007年1320万トンである。その殆どは冷媒に使われている。ちなみに1995年は2020万トン、この12年間で確実に減っている。今回の発表は、このグラフの88%の冷媒の部分を1/1000以下にする効果がある。これにより1160万トンの温室効果ガス削減が可能となる。ただし、従来品を全て、そういったものに置き換えた場合なので時間はかかる。全ての製品(エアコン・冷蔵庫)が更新されるのには20年はかかるだろうが、そういったものを使わなくてもいいというのは朗報だ。
 
 日本の温室効果ガスの排出量(二酸化炭素換算)P.19にHFCの排出量のグラフがある
 http://www.env.go.jp/earth/ondanka/ghg/2007ghg.pdf